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64 巻 , 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
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展望
総説
技術資料
  • 善 一章
    64 巻 (2015) 5 号 p. 172-177
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    港湾構造物は永久とは考えられず,補強や防食など多くのオプションによって維持される.2章では,劣化構造物のLCMの評価にPW法を適用した.
    カムサール港では,建設,補修,閉鎖,撤去コストがPW算出に用いられた.3章では,鉱石輸出コストと滞船料から求めた閉鎖コスト算出の詳細を示し,メンテナンスコスト/トータルコスト比とPW法の関係を検討した.
    新設備計画の段階の市民への便益を正確に推定することは難しいため,普通,公共プロジェクトにはPW法の代わりにB/C比法が用いられる.しかしながら,建設することが決定した後の建設段階(建設,メンテナンス,撤去よりなる)の全てのキャッシュフローが定量化されるならば,公共,民間のプロジェクトのLCMにPW法が適用される.4章では,B/C比法の適用例とPW法の港湾構造物のLCMへの適用性を示した.
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論文
-第61回材料と環境討論会 速報論文特集-
  • 富士 浩行, 青木 聡, 石井 知洋, 酒井 潤一
    64 巻 (2015) 5 号 p. 178-182
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    本研究は発銹の前駆過程である不働態皮膜の破壊に着目し,耐発銹性に及ぼす不働態皮膜の安定度の影響を明らかにすることを目的とした.12か月間大気暴露試験を行った.不働態皮膜の安定度を比較する為に,酸性塩化物水溶液中において電位衰退曲線測定および定電位分極試験を行った.その結果,オーステナイトステンレス鋼はフェライトステンレス鋼と比較して高い発銹面積率を示した.この序列は鋼種間の孔食電位や表面に存在する介在物の密度の序列と一致しなかった.それに対して,ステンレス鋼の耐発銹性と不働態皮膜の安定度の序列は一致した.オーステナイトステンレス鋼の耐発銹性がフェライトステンレス鋼よりも劣る要因として,不働態皮膜が塩化物によって破壊されやすく,不働態皮膜の破壊に伴い形成されたミクロピットが発銹の起点となり,発銹部の密度を高めていることが考えられる.
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  • 佐藤 弘隆, 山路 徹, 酒井 潤一
    64 巻 (2015) 5 号 p. 183-187
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    ステンレス鋼被覆と電気防食を併用した海洋鋼構造物において,電気防食不良が引き起こす腐食損傷リスクを評価するためには,ステンレス鋼に接触した炭素鋼の腐食速度が,異種金属接触腐食によってどの程度促進されるかを把握することが不可欠である.そこで本研究は,炭素鋼に接触するステンレス鋼の面積比が炭素鋼の腐食挙動に与える影響を明らかにすることを目的とした.試験の結果,炭素鋼の腐食速度はステンレス鋼の接触によって促進されるが,腐食促進の程度は面積比から予測されるよりも格段に小さかった.また,炭素鋼と接触した状態で浸漬したステンレス鋼の表面にはエレクトロコーティングが形成されていた.エレクトロコーティングは,ステンレス鋼表面への溶存酸素の拡散とカソード反応である酸素還元反応を抑制していると考えられる.
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  • 稲葉 康介, 石川 雄一, 酒井 潤一
    64 巻 (2015) 5 号 p. 188-192
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    本研究は硫黄蒸気環境の銀の硫化挙動におよぼす銀表面温度の影響について検討した.銀の硫化による質量変化の測定にはQCMを用いた.密閉系のデシケータ内に硫黄源として硫黄華S8を設置し,真空蒸着により銀試料を成膜したQCMを暴露した.一定温度T1に制御した恒温槽内にデシケータを設置し,アルミ箔ヒータにより銀表面温度T2を制御した.雰囲気温度から飽和硫黄蒸気圧pT1)を算出し,環境中の硫黄分子濃度を決定した.銀表面を加熱しないT1T2の場合,腐食速度はT1で決まる飽和硫黄蒸気圧に比例した.T1T2の場合,飽和硫黄蒸気圧が8.3,24 mPaではT2の上昇に伴い,腐食速度は増加した.一方で,飽和硫黄蒸気圧が2.6 mPaではT2によらず腐食速度はほとんど一定であった.これは,系内に銀表面温度上昇に起因する対流が生じ,硫黄分子の移動が促進され,銀表面に到達する硫黄分子が増加することで腐食速度が増加したことによると考えられる.また銀表面温度上昇時に発生する自然対流の大きさと飽和硫黄蒸気圧の値が腐食速度の増加率に影響する.
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  • 伊藤 暢晃, 山本 涼太郎, 酒井 潤一
    64 巻 (2015) 5 号 p. 193-196
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    本研究では,二相ステンレス鋼のすき間腐食発生,成長時のすき間内pHの経時変化を明らかにすることを目的とした.pHの変化によって変色するセンシングプレートを作製した.そのセンシングプレートを用いて,定電位保持すき間腐食試験in-situ観察を行った.センシングプレートの塗布剤の変色の具合からすき間内pHの経時変化を測定した.二相ステンレスのすき間腐食はpHが局所的に低下した箇所で発生した.また,すき間腐食先端部のpHは両相の脱不働態化pHを下回っていることが明らかになった.
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  • 境 昌宏, 中川 翔太
    64 巻 (2015) 5 号 p. 197-200
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    オーステナイト系ステンレス鋼製の熱交換器ニッケルろう付け部の耐食性を調べるために,ステンレス鋼SUS316LおよびニッケルろうBNi‐5の電気化学的測定を行った.0.06 mol/L NaClおよび0.06 mol/L Na2SO4水溶液中において,室温および80℃下でSUS316LとBNi‐5の自然腐食電位,ガルバニック電流を測定した.80℃のNaCl溶液中におけるBNi‐5の自然電位は室温時のそれよりも低下するが,SUS316Lの自然電位は室温と80℃下でほとんど差は生じない.NaCl溶液中でのSUS316Lの自然電位はBNi‐5のそれよりも貴であった.80℃のNaCl溶液中におけるSUS316LとBNi‐5との電位差は最大約0.4Vであった.NaCl溶液中でSUS316LとBNi‐5とのガルバニック対に流れるガルバニック電流は,室温ではほぼゼロであり,80℃では最大約0.2 μA/cm2であった.Na2SO4溶液中ではSUS316LとBNi‐5との間に室温,80℃下においてガルバニック電流はほとんど流れなかった.BNi‐5とSUS316Lとのガルバニック腐食は,高温の塩化物イオンを含む溶液中で生じる恐れがあることが明らかとなった.
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論文
  • 春名 匠, 山本 達也, 宮入 洋志, 柴田 俊夫, 谷口 直樹, 坂巻 景子, 立川 博一
    64 巻 (2015) 5 号 p. 201-206
    公開日: 2015/11/11
    ジャーナル フリー
    オーバーパック候補材料である炭素鋼の酸素欠乏地下水中での腐食速度を推定するための基礎研究として,Feを大気中で高温酸化することで作製した酸化皮膜中のD2Oの拡散係数を決定することを試みた.Fe板を大気中で573 K,723 Kまたは873 Kで高温酸化させて酸化皮膜を作製した.X線回折およびSEM観察による皮膜性状を確認した後,皮膜にD2Oを接触させ,5184 ksまでの種々の時間保持することでD2Oを浸透させた.D2Oを浸透させた試料に昇温脱離ガス分析試験を行い,皮膜中の浸透D2O量を測定した.573 Kおよび723 Kで酸化させた試料にはFe3O4単層皮膜が,873 Kで酸化させた試料にはFe3O4とFe2O3の二層皮膜が確認された.これらの皮膜へのD2O浸透試験の結果から,D2O浸透量がD2O浸透時間の平方根に対して直線関係を示すこと,ならびに長時間浸透させるとD2O浸透量が定常値を示すことがわかった.これらの関係からFickの第二法則に基づいて推定された各種酸化皮膜中のD2Oの見かけの拡散係数は,Fe3O4皮膜では9.5×10-13 cm2.s-1,Fe2O3皮膜では5.4×10-13 cm2.s-1から2.1×10-12 cm2.s-1であった.
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