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65 巻 , 4 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
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展望
解説
  • 西方 篤
    65 巻 (2016) 4 号 p. 120-126
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    薄膜電解液下での電気化学計測法について解説するとともに,著者がこれまでに行った大気腐食への応用例について紹介する.最初に,薄膜電解液下でカソード分極曲線の測定例を示し水膜下での酸素の還元機構を説明する.次に,厚さの異なる液膜下での炭素鋼,ステンレス鋼および銅の腐食速度の計測結果を示し,これらの大気腐食速度の液膜厚さ依存性をについて述べる.さらに,乾湿繰り返し環境における炭素鋼およびステンレス鋼の腐食モニタリングから,それぞれの腐食挙動の違いを説明する.最後に,実大気環境において,耐候性鋼およびステンレス鋼の腐食モニタリングを行った結果に基づき,相対湿度や飛来海塩粒子などの環境因子と大気腐食の関係について述べる.
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論文-第62回材料と環境討論会 速報論文特集
  • 入澤 恵理子, 上野 文義, 加藤 千明, 阿部 仁
    65 巻 (2016) 4 号 p. 134-137
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    使用済核燃料再処理施設の高レベル廃液濃縮缶の運転環境を模擬した試験を行い,酸化性金属イオンを含む硝酸溶液中のステンレス鋼腐食に及ぼす沸騰の影響について評価した.浸漬腐食試験の結果から,同じ溶液温度において,大気圧下の非沸騰溶液中よりも減圧し沸騰させた溶液中のほうが腐食速度が大きくなることがわかった.さらに,分極曲線からも,沸騰により腐食電位が貴側へ移行し,カソード分極曲線の電流密度が上昇することを確認した.以上より,同一温度において,減圧沸騰により腐食が加速されることを確認した.
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  • 境 昌宏, 木谷 光来, 入江 智芳, 八鍬 浩
    65 巻 (2016) 4 号 p. 138-142
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    純銅のアンモニア環境中での応力腐食割れを再現するための簡易的な試験方法を提案する.500mLポリプロピレン製容器内に,アンモニア水の入った試験管と純銅管から製作したC−リング試料を入れて室温下で3週間静置した.純銅管にはリンを0.023%含む高リン脱酸銅管,リンを0.007%含む低リン脱酸銅管,リンを含まない無酸素銅管を用いた.これら銅管にはJIS H0500で定義される質別の異なるH,1/2H,O材を用いた.1~9%アンモニア水から生じた気相アンモニア中において,リン脱酸銅の1/2H,O材に粒界腐食あるいは粒界割れが発生した.一方,無酸素銅およびH材には粒界腐食は発生しなかった.このことから,今回の実験方法においては,純銅管がリンを含まない場合,あるいは加工硬化により結晶粒が小さい場合にはSCCが発生しないことが明らかとなった.
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  • 松橋 亮, 野瀬 清美, 松岡 和巳, 梶村 治彦, 伊藤 公夫
    65 巻 (2016) 4 号 p. 143-148
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    自然海水中で自然生起・進展するすきま腐食の実態を明らかにすることは非常に重要な課題である.今回,SUS304ステンレス鋼の金属/石英ガラスすきま部のすきま腐食挙動の動的観察を自然海水中で764時間行った.試験中,自然電位を連続的に測定し,試験後腐食深さ分布測定をおこなった.
    その結果,1)SUS304の自然電位は約600mV付近までバイオフィルム生成の影響で貴化し,浸漬後331.5hで電位の卑化が起こり,すきま部の縁下近傍にすきま腐食が自然生起した.2)その後,時間経過とともに徐々にすきま内部に二次元的(面積的)にすきま腐食は進展してゆくものの,深さ方向への進展はなく,すきま腐食発生後,約100h経過した時点で,特定部位が三次元的(体積的)進展に転じるという特異な挙動を示した.3)試験後の試料電極に生じたすきま腐食部の腐食体積を求めた結果,すきま腐食発生から試験終了までに試料電極に流れた金属溶解電流は平均74.5μAと推定された.
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  • 姉帯 一樹, 山田 千波, 奥山 遥, 杉浦 みのり, 佐藤 優樹, Sven Pletincx, Hilke Verbruggen, 千葉 ...
    65 巻 (2016) 4 号 p. 149-153
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    著者らは,高反応性液相を内包するカプセルを分散させた塗膜を作製することにより,自己修復能を有する防食用塗膜開発に成功している.本研究ではカプセル合成のさいに添加するグリセロール量に着目し, 塗膜の自己修復能を評価した.添加するグリセロール量が少ないほど,単一カプセルが形成されやすいことがわかった.これらカプセルを分散させた塗膜の自己修復能は添加グリセロール量の少ないもののほうが高いことが明らかとなった.
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  • 小澤 正義, 明石 正恒
    65 巻 (2016) 4 号 p. 154-158
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    東京電力株式会社福島第一原子力発電所 1 ~ 4号機の使用済燃料プールの冷却浄化系炭素鋼配管の健全性を確認するために必要な知見を得るため,実際に使用されているものと同等の炭素鋼鋼管(STPG370(JIS G3454))を供して,実環境を模擬した条件による最長6068hの腐食試験によって腐食挙動を検討した.
    Larson-Skold 指数(LSI)が約0.1の水質環境では200A(Sch40) において自己不働態化している可能性が高いことが分かった.一方,LSIが約0.44及び約0.1の水質環境では 150A(Sch40)において局部腐食が発生することが観察された.自己不動態化傾向は試験中のpHの変化から考察され,水質のほかに流速によっても影響を受けることが示唆された.現状の1FのSFPの水質環境においては,冷却浄化系炭素鋼鋼管は自己不働態化し,局部腐食生起の可能性が高いと考えられた.
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論文
  • 星 芳直, 小林 亮祐, 四反田 功, 板垣 昌幸, 平田 陽一, 菱沼 崇
    65 巻 (2016) 4 号 p. 159-164
    公開日: 2016/10/06
    ジャーナル フリー
    本研究では動電位分極曲線と定電流分極を用いた淡水中における銅の腐食診断法を開発した.淡水を模擬した様々な組成の試験水において,以下の手順で銅の腐食診断を行った.(銅の動電位分極曲線の測定→500 μA cm−2における10分間の定電流分極→定電流分極における電位変化に基づく銅の溶解形態の診断.)以上の腐食診断より,腐食マップ3Dを作製した.腐食マップ3Dは,第1軸に500 μA cm−2の定電流分極における10分後の電位,第2軸に銅の動電位分極曲線0.2 V vs. SSEにおける電流密度,第3軸に試験溶液のpHで構成されている.淡水を模擬した試験水を腐食マップ3Dにより解析することで,試験水中における銅の溶解形態を4種類(全面腐食,全面マイクロピット,孔食,腐食なし)に分類できることが明らかとなった.本研究で提案する腐食診断法により,水質が不明な淡水を腐食マップ3Dにより解析することで,銅の腐食診断が可能であると考えられる.
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