Fissure生成機構を明らかにするために,Ni添加鋼のチオシアン酸アンモニウム環境でのFissureの発生・成長挙動をその場観察した.Fissureは粒内割れで,割れ先端においてもマトリクスが溶解した割れであった.Fissure発生後,進展・停滞を繰り返した.これはAPC型のSCCであると考えられる.Ni添加によって,NiSが生成している場所としていない場所で,電位差が生じ,局部腐食が生成し,応力によって,NiSの破壊と生成を繰り返し,Fissureが促進したと考えられる.
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