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日本教科教育学会誌
Online ISSN : 2424-1784
Print ISSN : 0288-0334
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20 巻 (1997)
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19 巻 (1996)
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18 巻 (1995)
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17 巻 (1994)
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3 号 p. 103-
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16 巻 (1993)
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2 号 p. 37-
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12 巻 (1987)
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10 巻 (1985)
3-4 号 p. 87-
2 号 p. 39-
1 号 p. 1-
9 巻 (1984)
4 号 p. 159-
3 号 p. 113-
2 号 p. 37-
1 号 p. 1-
8 巻 (1983)
3-4 号 p. 31-
2 号 p. 73-
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7 巻 (1982)
4 号 p. 177-
3 号 p. 129-
2 号 p. 55-
1 号 p. 1-
6 巻 (1981)
4 号 p. 1-
3 号 p. 175-
2 号 p. 89-
1 号 p. 1-
5 巻 (1980)
4 号 p. 181-
3 号 p. 127-
2 号 p. 47-
1 号 p. 3-
4 巻 (1979)
4 号 p. 201-
3 号 p. 127-
2 号 p. 61-
1 号 p. 1-
3 巻 (1978)
3 号 p. 89-
2 号 p. 36-
1 号 p. 1-
2 巻 (1977)
1-2 号 p. 1-
1 巻 (1976)
2 号 p. 156-
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39 巻, 4 号
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体育科教育における認識対象の構造的特徴に関する考察
― 出原泰明の実践を分析対象として ―
玉腰 和典
2017 年 39 巻 4 号 p. 1-11
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_1
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本研究の目的は体育科教育における戦術・運動技術の認識に限定して授業実践レベルで問題となる認識対象の構造的特徴について明らかにすることにある。考察においては,まず授業実践レベルで問題となる認識対象を検討した数少ない先行研究である岩田靖や石田智巳の研究を検討し,両者の研究は認識対象となる戦術や運動技術の階層関係についての言及が不十分であることを明らかにした。次にその問題点を解消するためにスポーツ運動学の知見を参照しながら,戦術・運動技術に関する認識対象の構造的特徴について考察していった。考察の結果,各授業において教師が目標とする認識対象は課題-実態-方法の3つの側面が存在し,これらが戦術・運動技術の各階層(戦略-戦術-運動技術)に位置づいた構造をもつことが明らかにされた。またその構造的な特徴をモデル化して提示することができた。こうした戦術・運動技術の階層的構造をふまえた認識活動が組織されることで,次第に教師が単元を通して目標とする体系的認識へと到達していくと考えられる。
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(470K)
中学生の「科学の暫定性理解」の実態
― 平成10年小学校学習指導要領改訂後の中学生の調査結果から ―
石井 雅幸, 角屋 重樹
2017 年 39 巻 4 号 p. 13-20
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_13
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本研究は,科学の創造性を基底とする科学観を小学校理科で導入した平成10年の学習指導要領以後の中学生の科学の暫定性に関する「理解」と「未理解」の実態を学年毎に明らかにしようとした。科学の暫定性の理解の実態は,中学1年158名,中学2年158名,中学3年124名を対象に調査した。調査問題は,中学生版変形NSKSテストを用いた。なお,変形NSKS テストは,科学の創造性,発展性,テスト可能性,簡潔性の4尺度から構成され,各4尺度はそれぞれ3つの下位尺度から成っている。その結果,すべての学年において,テスト可能性のすべての下位尺度,発展性の下位尺度「科学理論の暫定性」「科学理論の可変性」,並びに簡潔性の下位尺度「結果の簡単性」は,理解であった。簡潔性の下位尺度「科学理論の数の最少性」は,すべての学年において未理解であった。小学校の理科で導入した科学の創造性に大きく影響することが想定される科学の創造性では,下位尺度のうち「内容の創出」のみが中学1年だけ理解であった。この結果から, 小学生時代に平成10年告示の小学校学習指導要領理科で学習した中学生の科学の暫定性理解の実態はテスト可能性,発展性では「理解」,創造性や簡潔性は「未理解」 であった。
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(986K)
理科学習の男女差に関わる教員養成課程学生の意識とその変化
―「 理科学習と男女差」の授業実践を通して ―
稲田 結美
2017 年 39 巻 4 号 p. 21-31
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_21
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女子の理科学習の促進のために,諸外国では「教師教育」が重視されている。日本でも女子の理科離れの克服は喫緊の課題であり,教師教育や教員養成の観点からの検討が求められる。本研究では,まず,教員志望の学生の理科に対する意識および理科学習におけるジェンダー関連の意識の男女差を明らかにした。そして,理科学習における男女差の実態とその要因を学生が理解し,女子の理科学習促進の必要性を認識することを目指し,教員養成課程において「理科学習と男女差」の授業を考案し,実践した。この授業によって,学生の性別によらず,理科学習の男女差に関する学生の理解は,概ね促進された。しかし,女子の理科学習促進のために,将来の自らの理科指導に留意する必要性への認識が十分ではない学生も見られた。
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(519K)
国語科教育における「主題単元・主題単元学習」の史的検討
池田 匡史
2017 年 39 巻 4 号 p. 33-44
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_33
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本稿の目的は,国語科教育における「主題単元・主題単元学習」の史的展開を明らかにすることにある。稿者は,主に主題単元学習を提唱した八者の理論や実践を,①目標,対象となった学習者②「主題単元学習」で用いられた教材,学習活動,という観点から検討した。その結果,①の目標には国語科教育としての思考力が,続いて学習者の人生に関わるテーマを考えることが強調され,その後に言語技術が強調された。対象となった学習者は,学習に困難を抱える学習者へと適応範囲が広がった。また②は,時代が下るにつれ,多様なものが活用された。特に,現代文と古典を統合する試みは,言語文化を一連のものと捉える,大きな意義を持つものであった。これらの変遷において,「主題単元学習」は,学習者の意欲の喚起,言語技術の習得,言語生活の向上,思考力の向上が達成されたが,適用される学校段階,テーマの系統化,評価の在り方が課題として残っている。
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(348K)
戦後漢字教育実践史研究・寸描
― 教育雑誌『ひと』誌上の漢字教育実践を中心に ―
香川 七海
2017 年 39 巻 4 号 p. 45-58
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
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https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_45
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本稿は,教育雑誌『ひと』誌上の漢字教育実践の概要と変遷について論究をするものである。『ひと』が創刊された1970年代以前,民間教育研究運動のなかでは,「反動」と見なされた国語教育政策の動向に対して,体系的な漢字教育実践の必要性が認識されていた。そうした状況を背景に,『ひと』においても,漢字教育実践の体系化をはかる自主編成が試みられることとなる。70年代から80年代前半にかけては,岡田進が藤堂明保の字源研究を援用し,80年代後半から90年代にかけては,宮下久夫グループが白川静の字源研究を援用して漢字教育実践の体系化を試みた。初期の岡田の実践は,限定符をもとにした漢字の分類方法(=「漢字家族」)を中心とするものであったが,そこには,問題点も内包されていた。他方,後期の宮下らの実践は,従来の漢字教育の知見を下敷きにしつつも,白川の字源研究を援用することで,その問題点を克服することが可能となるものであった。
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(428K)
投動作学習を通した児童の心理的変容プロセス
大矢 隆二, 百瀬 容美子, 山根 悠介, 柳本 雄次
2017 年 39 巻 4 号 p. 59-69
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_59
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本研究は,体育授業における投動作学習プログラムを適用した児童の心理的変容プロセスを明らかにすることを目的とした。小学校第4学年8名の児童に対し,半構造化インタビューを実施し,修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチ(M-GTA)により分析した。その結果,【動機づけ】,【投動作の省察化】,【自己効力感】,【他の運動への汎化】という4個のカテゴリーとそれに含まれる4個のサブカテゴリー,14個の概念が生成された。投動作学習を通して,教材・教具の活用による【動機づけ】が【投動作の省察化】を促進し,【投動作の省察化】が【自己効力感】の高揚をもたらし,さらに,【自己効力感】の高揚は,【他の運動への汎化】および【動機づけ】に影響を及ぼすと考えられた。
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(470K)
戦術の系統に基づいて考案されたベースボール型課題ゲーム教材の積み上げ単元学習の有効性
灘本 雅一, 山下 将貴, 日高 正博, 後藤 幸弘
2017 年 39 巻 4 号 p. 71-82
発行日: 2017年
公開日: 2020/01/26
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.39.4_71
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本稿は,ベースボール型ゲームの戦術の系統に基づいて考案された三つの「課題ゲーム」の積み上げ単元学習の有効性を明らかにすることを目的とした。すなわち,小学校5年生を対象に「フォースアウト・ハンドベース」,「ラケット・ベースボール」,「シフトプレイ・ソフトボール」の三つの「課題ゲーム」の技能的側面(個人的技能・集団的技能),戦術の認識的側面,情意的側面および態度的側面の学習効果についてノーマルゲームを中心に学習する対照授業との比較から検討した。その結果,「課題ゲーム教材」の積み上げ単元学習は,個人的・集団技能を向上させ,戦術行動の認識度を対照授業よりも向上させることが認められた。また,情意的側面及び態度的側面の成果を高め,体育授業に対する愛好度を高め得た。以上のことから,課題ゲーム教材の積み上げ単元学習は,有効性が高いと考えられた。
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