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日本教科教育学会誌
Online ISSN : 2424-1784
Print ISSN : 0288-0334
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44 巻 (2021)
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22 巻 (1999)
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21 巻 (1998)
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20 巻 (1997)
4 号 p. 1-
3 号 p. 1-
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1 号 p. 1-
19 巻 (1996)
4 号 p. 163-
3 号 p. 123-
2 号 p. 57-
1 号 p. 1-
18 巻 (1995)
4 号 p. 177-
3 号 p. 111-
2 号 p. 1-
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17 巻 (1994)
4 号 p. 143-
3 号 p. 103-
2 号 p. 53-
1 号 p. 1-
16 巻 (1993)
4 号 p. 127-
3 号 p. 81-
2 号 p. 37-
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15 巻 (1991)
4 号 p. 121-
3 号 p. 79-
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14 巻 (1989)
4 号 p. 159-
3 号 p. 85-
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13 巻 (1988)
3-4 号 p. 79-
2 号 p. 37-
1 号 p. 1-
12 巻 (1987)
4 号 p. 109-
3 号 p. 81-
2 号 p. 51-
1 号 p. 1-
11 巻 (1986)
3 号 p. 101-
2 号 p. 51-
1 号 p. 1-
10 巻 (1985)
3-4 号 p. 87-
2 号 p. 39-
1 号 p. 1-
9 巻 (1984)
4 号 p. 159-
3 号 p. 113-
2 号 p. 37-
1 号 p. 1-
8 巻 (1983)
3-4 号 p. 31-
2 号 p. 73-
1 号 p. 1-
7 巻 (1982)
4 号 p. 177-
3 号 p. 129-
2 号 p. 55-
1 号 p. 1-
6 巻 (1981)
4 号 p. 1-
3 号 p. 175-
2 号 p. 89-
1 号 p. 1-
5 巻 (1980)
4 号 p. 181-
3 号 p. 127-
2 号 p. 47-
1 号 p. 3-
4 巻 (1979)
4 号 p. 201-
3 号 p. 127-
2 号 p. 61-
1 号 p. 1-
3 巻 (1978)
3 号 p. 89-
2 号 p. 36-
1 号 p. 1-
2 巻 (1977)
1-2 号 p. 1-
1 巻 (1976)
2 号 p. 156-
1 号 p. 1-
44 巻, 2 号
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図画工作科における巻子本形態の教具を用いた鑑賞教育方法の検討
―«鳥獣戯画»鑑賞の場合 ―
中尾 泰斗, 原田 大樹
2021 年 44 巻 2 号 p. 1-13
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_1
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本研究は,図画工作科における《鳥獣戯画》(甲巻)の鑑賞方法を検討した。この手立てとして,国語科「鳥獣戯画を読む」の教科書学習後に「原寸大複製」を使用した授業実践を行った。そして,実践後に実施したワークシートの分析を通して児童の変容や鑑賞活動の深まりを明らかにした。その結果,本実践は児童にとって①作品理解の視点や意見形成に変化が見られた②教科書との比較や実際の使用が時間や動きの表現を味わう機会となった③巻子本と線描の相乗 効果に焦点化した鑑賞活動が行えた。以上の3点から,本実践の教育方法および学習環境は,図画工作科の視座から「原寸大複製」の使用と他教科の学びを活かすことで,作品の表現を深く味わえる取り組みであったと示唆を得た。一方で本実践は,教具の数的充実による充分な鑑賞時間の確保や絵巻に触れるまでの児童らの時差をなくすことが課題に残った。
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(739K)
性的マイノリティの包摂を目指した教科横断単元の開発研究
― 社会科・保健体育科との協働開発 ―
村田 一朗, 小栗 優貴, 白石 愛
2021 年 44 巻 2 号 p. 15-27
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_15
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本研究の目的は,性的マイノリティの包摂を目指した教科横断単元の構成原理を明らかにすることである。本研究の背景には,性的マイノリティの包摂にあたってはマジョリティ側への教育も必要であり,特に社会と個人の両面から性規範を問い直していく必要があるという公教育としての課題がある。そこで,社会科と保健体育科の研究者・実践者が協働し,教科教育学の抱える開発研究の方法論的課題を乗り越えながら,教科横断単元の開発・実践・検証を行った。本研究の成果は,以下2つである。1つ目は,クィア・ペタゴジーに基づいた「目標原理:社会と自己の2つの視点からの包摂」「内容選択原理:マジョリティが作り出す性規範」「学習過程原理:相対化・構築・脱構築の螺旋的過程」といった単元構成原理を提起できたことである。2つ目は,教科を横断した開発研究の手続きとその実際を事例として示したことで,教科教育学の新たな可能性を見出したことである。
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(374K)
国語科学習・指導に関わる教師の信念の変容プロセス
― 国際バカロレア教育実践に関わる出来事を肯定的に受容した教師の事例から ―
丸山 範高
2021 年 44 巻 2 号 p. 29-38
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_29
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本研究は,国語科授業が抱える慣習的な課題について,その解消の見通しを得るために,国際バカロレアに関わる国語科教師たちに共通する学習・指導の信念体系を解明した。M-GTAを分析方法とし,教師の語りを分析し,概念とカテゴリーの関係図を構築した。教師たちは,国際バカロレアに関わることで,生徒に何を教え込むかという指導中心の信念から,生徒に学び の手がかりを与えつつ生徒の主体的な学ぶ行為を引き出す学習と指導の連係した信念へと,信念体系を変容させていた。その結果,信念を表す概念数が増加するとともに,概念間の複雑な 関係性に対処しつつ実践を展開する必要が生じている。そのため,信念の変容に伴う教師の情 緒的認識には肯定・否定両面の感覚が交錯することが明らかになった。
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(496K)
話し合いにおける「意味の共有」に関する一考察
― 絵本を用いた小学校2年生の話し合いを対象として ―
明尾 香澄
2021 年 44 巻 2 号 p. 39-50
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_39
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本稿では,相互作用的な話し合いの中において意味づけがどのように間主観的に共有されていくのかの具体を小学校2年生の絵本を用いた話し合いから検討した。4班と8班の2つの班を抽出し,2回の実践における児童の発言や,話し合い前後のワークシートの記述を分析した。1回目の実践からは,4班の児童が話題同士のつながりを意識して発言を行うことによって,意味づけの累積が行われている実態が示された。2回目の実践においては,論争的な姿が見られた4班の話し合いを意味の面から分析した結果,間主観的な《共創的共有項》の形成が認められた。一方で同意を行いながら進行していた8班の話し合いでは,自分の意味づけの中で他児童の発言に同意する《個人内共有項》にとどまっていた。また,《共創的共有項》が形成されたとき話し合いが促進され,個人では行われなかった意味づけが新たに提示され,解釈や多様な着眼点が獲得される可能性が示された。
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(361K)
批判的思考を育む教科横断的な学びを実現する学習活動の開発
―「0(れい)と0(ゼロ)との違い」を題材として ―
石橋 一昴
2021 年 44 巻 2 号 p. 51-66
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_51
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批判的思考は特定の教科・特定の単元だけで育成できるものでもないにもかかわらず,教科横断的な学びを通した批判的思考の育成に関する研究はあまりない。そこで本稿の目的は,批判的思考の育成を目指した,教科横断的な学びを実現する学習活動を開発することである。結果として,教材「0(れい)と0(ゼロ)との違い」を開発し,それを用いた学習活動を開発した。開発した学習活動は,「国語科」,「家庭科」,「英語科」を中心とした全4時間の授業で実施 されるものであり,教科横断的な学習活動を設定した。また,先行研究で提案されている「批 判的読解」,「討論」,「レポート作成」,「グループ活動」という批判的思考育成のための具体的な学習活動も全て設定した。以上より,教材「0(れい)と0(ゼロ)との違い」を通じて, 批判的思考を育むことが期待される教科横断的な学習活動を開発した。
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(564K)
感性教育研究の動向
北川 祥子
2021 年 44 巻 2 号 p. 67-72
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_67
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本報告はこれまでの感性教育研究の動向を明らかにすることを目的としている。1952年から 2018年までの感性教育の著作778件の刊行年と研究内容を調査した。最初の著作は1952年であり,1996年以降急速に著作が増えている。特に,1997年には62件の報告があった。それは1996年の 中央教育審議会答申で感性は生きる力の要素と説明されたことによると思われる。教育雑誌も 続々と感性教育の特集号を発行した。感性教育の研究は,幼児教育から高等教育まで広くなされ, 特に,小,中学校での研究が全体の64パーセントを占めている。研究対象の教科は,図画工作・美術,文学・国語,音楽,理科などで多いが,他の教科や体験活動,情報教育等広範囲であり,学校教育全般で研究されてきていた。
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(304K)
高校体育における競走相手との駆け引きを主題化した長距離走に関する研究
― 生徒の長距離走に対する態度に着目して ―
松本 佑介, 齊藤 一彦, 白石 智也
2021 年 44 巻 2 号 p. 73-83
発行日: 2021/09/28
公開日: 2022/07/02
DOI
https://doi.org/10.18993/jcrdajp.44.2_73
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本研究では,高校2年生を対象として,競走相手との駆け引きを主題化した長距離走の教材を用いた学習実験を実施し,その学習実験が生徒に及ぼす影響について,生徒の長距離走に対 する態度の視点から検討することを目的とした。2018年12月に,X高等学校の生徒199名を対象 とした学習実験および長距離走に対する態度に関する質問紙調査を実施した。その結果,長距離走やその授業における仲間との協力や学び合い,それを築くことができる人間関係を示す「協 働」と,長距離走やその授業に関して肯定的でよい印象を抱いていることを示す「好感」の因子において,本学習実験が生徒の長距離走に対する態度に好ましい影響を及ぼしたことが明ら かとなった。この要因として,生徒が本学習実験の中で長距離走の駆け引きの楽しさを実感す ることができたこと,駆け引きを表出させるために取り入れた指導上の工夫により,生徒同士 の関わり合いが増加したことが挙げられた。
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