大学図書館研究
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103 巻
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
小特集:機関リポジトリのこれから
  • 杉田 茂樹
    2016 年 103 巻 p. 1-8
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2017/09/29
    ジャーナル オープンアクセス

    インターネット利用の普及により,大学図書館の役割は,外界で流通する図書や雑誌を大学の中へと取り込んでその読者である教職員,学生に供することから,教育・研究活動の中で生み出される大学の生産物を収集,保存し,外界へと発信していくことへと変わってきている。このことをはじめとして,学術出版の紙から電子への移行が大学図書館活動に与えつつある影響について,収書,学術雑誌,ILL文献複写を取り上げて概説する。

  • 前田 朗, 加藤 寛士, 高橋 菜奈子, 山地 一禎
    2016 年 103 巻 p. 9-15
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2017/09/29
    ジャーナル オープンアクセス

    国立情報学研究所が提供する「共用リポジトリサービス」JAIRO Cloudは,いまやJAIRO Cloudを抜きに日本の機関リポジトリを語れないところまで普及している。本稿では,このJAIRO Cloudについて,主にそのシステム基盤の意義について論ずる。JAIRO Cloudのシステム基盤の特徴は維持継続が容易で発展性が高いことにある。JAIRO Cloudの特色を地域共同リポジトリなど類似のサービスの比較により明らかにした上で,現在の取り組みを紹介していく。

  • 南山 泰之
    2016 年 103 巻 p. 16-23
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2017/09/29
    ジャーナル オープンアクセス

    近年,オープンサイエンスに関する議論を契機として,組織的な研究データ管理の必要性が高まりつつある。本稿では,国内外の研究データ管理の動向を概観しつつ,研究データ管理は大学図書館が取り組むべき課題であることを指摘する。続いて,研究データリポジトリ運営に向けた検討を加え,国内における研究データ管理・支援に向けた課題や取り組みを紹介しつつ,保存・整理の専門家として大学図書館員に今後求められる能力やサービスを考察する。

  • 首東 誠
    2016 年 103 巻 p. 24-33
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2017/09/29
    ジャーナル オープンアクセス

    学位規則の改正(平成25年3月11日公布,同年4月1日施行)により博士論文がインターネットの利用により公表されるようになってから丸2年が経過し,規則上,施行初年度の博士論文(全文もしくは要約)は全てインターネット(原則,機関リポジトリ)上に出揃うこととなった。オープンアクセスにかかる新たな動きが見られる今,国としての初のオープンアクセス義務化政策である博論OAにかかる学位規則の改正について,当時,文部科学省の大学図書館係長として関わった立場から改めて振り返ってみた。

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