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大学図書館研究
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Print ISSN : 0386-0507
ISSN-L : 0386-0507
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論文
台湾の研究機関におけるデジタルアーカイブおよびデジタル・ヒューマニティーズへの取り組みに関する調査報告
冨田 千夏
2024 年 126 巻 論文ID: 2164
発行日: 2024/09/30
公開日: 2024/07/23
DOI
https://doi.org/10.20722/jcul.2164
ジャーナル
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本稿は,令和4(2022)年度国立大学図書館協会海外派遣事業(短期)による筆者の短期研修の報告である。令和5(2023)年2月に訪問した国立台湾大学,中央研究院におけるデジタルアーカイブおよびデジタル・ヒューマニティーズの取組に関するインタビューをもとにした調査により,各機関において,史資料のデジタルコンテンツの利用促進やその普及,さらにはシステムの利用状況の把握等,意識される問題については日本の機関と共通する点があるものの,それらを克服する為に多くの工夫や取組が実施されていることがわかった。
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(2089K)
研究プラットフォーム構築のためのデジタルデータ活用
教職協働による「デジタル源氏物語」公開の試み
中村 美里, 木越 みち, 小川 夏代子
2024 年 126 巻 論文ID: 2165
発行日: 2024/09/30
公開日: 2024/07/06
DOI
https://doi.org/10.20722/jcul.2165
ジャーナル
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東京大学附属図書館では,所蔵する『源氏物語』写本のデジタル化を機に,異なる分野を専門とする研究者と図書館職員が『源氏物語』を軸としたデジタルデータの活用に関する勉強会を開催し,その成果として『源氏物語』の本文研究プラットフォームを目指すサイト「デジタル源氏物語」を公開した。本稿では,勉強会開催に至るまでの経緯とデジタル源氏物語の構築・機能拡張および,勉強会ならびに図書館職員が研究者と協働することの意義について述べる。
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(2802K)
研究データ管理支援の拡充に向けて
お茶の水女子大学における取り組み
栁原 智美, 西村 梨花, 片岡 朋子
2024 年 126 巻 論文ID: 2167
発行日: 2024/09/30
公開日: 2024/07/04
DOI
https://doi.org/10.20722/jcul.2167
ジャーナル
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電子付録
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近年国内外でのオープンサイエンスへの関心の高まりを受けて,図書館だけでなく関連部署と連携し研究データ管理支援に取り組むことが求められている。お茶の水女子大学では2021年6月にタスクフォースを設置し,研究データ管理(RDM)支援体制の構築と推進を行ってきた。本稿では機関リポジトリ及び図書出版支援事業等の従来型のオープンアクセス(OA)推進を目指すサービスに加え,GakuNin RDMの利用促進の取り組み,本学研究者を対象にした研究データ管理についての意識調査について報告する。さらに,これらの学術情報管理基盤を有効に活用するための今後の課題について論じる。
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(1701K)
「大学の学びのサイクル」を意識した情報リテラシー教育
東京学芸大学附属図書館の実践
真家 美咲, 新見 槙子, 南雲 修司, 瀨川 結美, 高橋 菜奈子
2024 年 126 巻 論文ID: 2168
発行日: 2024/09/30
公開日: 2024/06/27
DOI
https://doi.org/10.20722/jcul.2168
ジャーナル
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東京学芸大学附属図書館では,学部新入生対象の授業「入門セミナー」の1コマにおいて,附属図書館職員が講師となり,図書館の利用方法や文献検索などを説明する情報リテラシー教育を行ってきた。その内容について,2023年度に「大学の学びのサイクルを意識した情報リテラシー教育」をテーマとして改訂を行った。改訂の経緯とその内容について報告するとともに,当館での実践を通して得られた知見を踏まえて,大学図書館における情報リテラシー教育の今後のあり方について考察する。
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(1744K)
九州大学附属図書館におけるEBSCO FOLIO ERMの運用事例
国内初の導入にあたって
西 真里恵, 宮﨑 祐汰
2024 年 126 巻 論文ID: 2169
発行日: 2024/09/30
公開日: 2024/07/18
DOI
https://doi.org/10.20722/jcul.2169
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九州大学附属図書館は,2022年11月末に,EBSCO FOLIO ERMを国内で初めて導入した。本稿では,当該サービスの構成と導入までの経緯,移行作業,実際の運用,導入による利点と今後の課題について紹介する。導入の判断にあたっては,当館の既存システムの実情との適合性,操作性,将来の発展性,経済性を重視した。導入による利点は,操作性の向上,ディスカバリーサービスとの連携の容易化,ベンダーとの連携の円滑化である。課題としては,インターフェースの安定性,MARCデータの出力精度,言語障壁の高さ,FOLIOコミュニティへの関与のあり方が挙げられる。
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