私立大学図書館協会国際図書館協力委員会の海外派遣事業で,イリノイ大学モーテンソン・センターで開催された国際図書館プログラムに参加する機会を得た。国際図書館プログラムは,アメリカ図書館員の仕事の理論と実際を,講義,図書館ツアー等を通じて実地に学ぶものである。
参加者共通のプログラムに加え,特に関心の高い分野については,モーテンソン・センターの仲介によって,地元図書館員との個別ミーティングが準備される。私は,①大学図書館員の専門性,②専門職のいる図書館組織について取材を行った。アメリカの確立された専門職制は,日本の将来の図書館の在り方を考える上で参考になると考える。
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