大学図書館研究
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90 巻
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
小特集:機関リポジトリ
  • 小林 廉直, 森 いづみ
    2010 年 90 巻 p. 1-9
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2017/11/07
    ジャーナル オープンアクセス

    国立情報学研究所(NII)は,学術機関リポジトリ構築連携支援事業を実施し,国内の機関リポジトリの構築やコンテンツ拡充,相互連携を支援している。第2期(平成20〜21年)委託事業では,地域共同リポジトリの構築が進んだことにより機関リポジトリ数が増加するなどの実績を挙げ,その結果,政府の学術政策に関する計画にも機関リポジトリが取り上げられた。今年度から始まる第3期(平成22〜24年)でもさらなる成果が期待される。本稿では,その他NIIで実施しているCSI報告交流会や研修事業についても紹介する。

  • 内島 秀樹
    2010 年 90 巻 p. 10-23
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2017/11/07
    ジャーナル オープンアクセス

    機関リポジトリはオープンアクセスに関する3つの宣言と2つのリポジトリ擁護論を契機に欧米を中心に発展してきた。イギリスでは,合同情報システム委員会 (JISC)がリポジトリのプロジェクトを助成し,国内のリポジトリ振興に当たってきた。ヨーロッパ大陸では,オランダのSURFと大学の連携によるプロジェクトDAREをモデルとして,DRIVERなどのリポジトリプロジェクトがECの助成によりリポジトリ推進を横断的に進めた。アメリカはヨーロッパのような行政による目立った支援はなく,NIHなどの義務化キャンペーンと各大学の個別のリポジトリ運営との間にやや乖離がある。

  • 外崎 みゆき
    2010 年 90 巻 p. 24-34
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2017/11/07
    ジャーナル オープンアクセス

    私立大学では機関リポジトリに登録できる学術コンテンツの量は左程多くない。一方で私立大学には創設時の資料や独自のコレクション,教材などがあるが,これらの電子資料を学術資料と区別して別のデータベースに収録するのは非効率である。経済効果を高めるため,公開・非公開に加えて,学内のみの公開・学部学科限定公開など,より多くの電子資料を収録可能な環境が望ましい。未公開資料を含めて,登録が可能な資料を増やすためには環境の整備が不可欠である。登録管理が可能なデータ範囲を広げることで,より多くのコンテンツ登録が可能となり,基盤を広げることが公開可能なコンテンツの増加につながる。今回,「大容量コンテンツへの対応」「所属情報による閲覧の制限」「多様なコンテンツへの対応」という3つの機能を強化し,システムの開発,環境設定の見直しなどを行った。

  • 杉田 茂樹, 鈴木 雅子, 山本 和雄
    2010 年 90 巻 p. 35-45
    発行日: 2010/12/31
    公開日: 2017/11/07
    ジャーナル オープンアクセス

    機関リポジトリ(IR)の構築運営に係る大学,研究機関間の連携について述べる。各大学担当者の萌芽的な自発的連携活動を前史とし,平成18年秋に,デジタルリポジトリ連合(DRF)が成立した。DRFはIR運営に係る情報共有,研鑽機会の提供,国際連携等の活動を続け,活力あるコミュニティに成長した。IR構築業務は現代の専門的職能開発の多くの部分を内包しており,豊富な先行事例をコミュニティに蓄積しつつある。この力は,IR運営に留まらず,今後さまざまの局面において図書館の活動展開を益するだろう。

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