大学図書館研究
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最新号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
小特集:図書館グッズによるプロモーション
  • 「漱石文庫」の広報及び地元企業との協働による外部資金獲得の試み
    武田 小百合, 真籠 元子, 佐藤 初美
    2024 年 125 巻 論文ID: 2171
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/14
    ジャーナル オープンアクセス
    東北大学附属図書館では2006(平成18)年から地元企業との協働で漱石文庫にちなんだ菓子(羊羹)の販売企画を行ってきた。2007(平成19)年以降は,所蔵資料をモチーフとしたクリアファイル等のグッズの製作やクラウドファンディング等も行い,大学図書館における外部資金獲得の試みを継続している。国立大学の図書館は主に運営費交付金により資料費等を確保しているが,全体的には減少傾向にあるためそれ以外の財源獲得への関心は高い。本稿では,長きにわたって取組んできた試みの詳細について菓子製作企画を中心に報告し,外部資金獲得における将来的な課題を明らかにする。
  • 九州大学附属図書館における商品開発記録
    梶原 瑠衣, 山根 泰志
    2024 年 125 巻 論文ID: 2166
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/05
    ジャーナル オープンアクセス
    九州大学附属図書館は,貴重書等の画像を活用した図書館グッズを,九州大学生活協同組合と共同制作した。当該商品は,九州大学のオリジナルグッズのひとつとして,2021年に販売が開始され,恒常的に誰でも購入できる状態となっている。また,寄附事業「九州大学デジタル資料整備事業」の返礼品としても活用している。従来,九州大学附属図書館では無償の図書館グッズを制作したことはあったが,販売用グッズ制作は初めての試みとなった。1年以上かけて制作した図書館グッズについて,完成までの道のりを紹介する。
  • ポイントカードとグッズを活用した図書館利用推進の試み
    生野 諭
    2024 年 125 巻 論文ID: 2173
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/04/22
    ジャーナル オープンアクセス
    多摩美術大学図書館では近年,LINE公式アカウントの活用を重要視しているが,2023年度にはコロナ禍で減少した学生利用者の回復を目指し,LINEのショップカード機能と市販の図書館グッズを活用した利用促進の取り組みを行った。その背景や現況を報告し,またその統計を通じ成果を検証する。さらにこの取り組みの鍵となった図書館ガイダンスとの連携や今後の展望について解説する。
  • ながく愛されるキャラクターを育てる
    居町 あおい
    2024 年 125 巻 論文ID: 2172
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/14
    ジャーナル オープンアクセス
論文
新館紹介
  • 大阪大学外国学図書館との一体的運営による新しい図書館
    徳永 智子
    2024 年 125 巻 論文ID: 2163
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル オープンアクセス
    大阪大学外国学図書館は,箕面市立図書館と大阪大学外国学図書館の蔵書と機能を合わせ持つ箕面市立船場図書館として新しく生まれ変わった。大阪大学が指定管理者として船場図書館の管理運営を担っている。従来の大学図書館業務に加えて公共図書館業務を実施するにあたり,新たな運営体制を構築した。サービス,館内施設は市民と大学構成員の区別なく利用できる。大学の教員・学生が外国文化紹介を行う市民向けイベントを開催し,大阪大学が取り組む地域貢献・社会連携機能を実現する新しい場となっている。
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