大学図書館研究
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最新号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
小特集: 大学図書館資料の選定・保存・廃棄
  • 橋本 唯子, 山中 節子, 藤井 亜希子
    2021 年 118 巻 2109
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/09/16
    ジャーナル オープンアクセス
    平成27年5月に和歌山大学図書館において発生したシバンムシによる虫害について, 発生から緊急対応・燻蒸処理とその後の点検などといった実施項目の概略を示し,以後虫害を防ぐための対策として研修・環境整備・殺虫およびクリーニング作業などを進めてきた経緯を紹介する。成果として職員の意識向上・資料保存環境の改善があげられると同時に, 記録の不足・消毒用エタノールなど必要物品の不足などの課題についてまとめ, 被災時に図書資料をどのように救出すべきか, 意識を共有する意義について言及する。
  • 大東文化大学60周年記念図書館の事例報告
    角張 亮子
    2021 年 118 巻 2116
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/09/15
    ジャーナル オープンアクセス
    2015年から2018年まで約4年間にわたり実施した大東文化大学60周年記念図書館収蔵資料のカビ除去作業について,図書資料のカビ対策とともに報告する。2015年8月に地下2階書庫の製本雑誌に広範囲にわたりカビの発生が認められ,同年12月に約5千冊の拭き取り作業を専門業者により実施したが,5ヵ月後の翌年5月に再発した。カビの胞子が空気中に漂っていたこと,書庫内の環境が整っていなかったことが原因と考えられる。更に経年劣化による壁面からの水漏れが大雨の度に発生し湿度が上昇したことにより,同年夏に書庫内の製本雑誌と一般図書すべてにカビが爆発的に増殖した。カビ除去作業と環境の改善により,図書資料のカビ被害対策の方法が明らかになった。
  • 明治薬科大学図書館における資料廃棄の取り組み
    小野 めぐみ, 金廣 康子, 清水 浩子, 安藤 美紀, 島貫 裕美子
    2021 年 118 巻 2118
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/09/07
    ジャーナル オープンアクセス
    明治薬科大学図書館では,キャンパス統合を機に多くの重複図書(複本)が所蔵され,書架圧迫の要因となっていた。排架スペースの不足が深刻化する中で2017年10月の台風21号による浸水被害が決定打となり,翌2018年,複本の大量除籍に着手した。3年で8,000冊を超える図書の除籍を目指す取り組みについて,1年目の様子を中心に,複本の抽出,除籍候補の選別,除架後の書架整理といった作業工程の詳細を紹介する。
  • 荻 礼子
    2021 年 118 巻 2120
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/08/19
    ジャーナル オープンアクセス
    高知大学学術情報基盤図書館では,平成24(2012)年以降,「除籍図書等リユースセール」を実施している。除籍資料の有効活用と図書館資金の自己調達を目的としたこの取り組みは,現在では,図書館の恒例イベントとして学内外での認知度も上がり,一定の成果を挙げている。反面,新たな課題が顕在化してきた。本稿では,中央館の事例を中心に,「除籍図書等リユースセール」実施の経緯と現在までの過程,反響をまとめ,これらを通して得られた知見に言及するとともに今後の課題について考察する。
  • 匂坂 佳代子, 蓮見 ちひろ, 三輪 忠義
    2021 年 118 巻 2119
    発行日: 2021/08/31
    公開日: 2021/09/16
    ジャーナル オープンアクセス
    東京大学駒場キャンパスにおける学部学生との学生協働の一つとして継続されてきた「選書ジュニア・スタッフ」制度の主たる目的は,学生選書によって,学生の視点を蔵書構成に反映させることである。令和元年度には,その成果の広報活動として,学生が作成するPOPの展示をした。その活動が困難となり,e-bookの重要性が増したコロナ禍下の令和2年度には,本学が契約するe-bookの中から学生が任意に選んだ本のレビューを発信する活動を試行的に実施した。本稿では,これらの活動において経験した諸事例の報告と分析を行い,今後の課題と展望を述べる。
国公私立大学図書館協力委員会ニュース
編集後記
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