環境庁保健調査室が実施している「水質, 底質モニタリング調査」対象物質であるHCH類, DDT類, クロルデン類, ジクロロベンゼン類, ターフェニル類, ディルドリン, HCB, TBP, BHT, ベンゾ (a) ピレン等20物質の分析法の検討を行った。
水質では, ヘキサン抽出と5%含水シリカゲルミニカラムクロマトグラフィーを用いた分析法を, 底質では, アセトニトリル抽出を行った後, 5%含水シリカゲルカラムクロマトグラフィー及び活性炭カラムクロマトグラフィーによるクリーンアップ法を検討し, 良好な回収率と検出感度を得た。
また, 空試験値 (ブランク値) の安定性を検討する方法として試料採取量を変化させる試料添加法を検討し, この方法が空試験値の評価方法として有効なことを見いだした。
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