日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
Online ISSN : 2434-1495
2 巻 , 2 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 松村 竹子, 柳田 祥三
    2016 年 2 巻 2 号 p. 1-4
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    柴田長吉郎先生は 2015 年 12 月 4 日に 92 才でご逝去された。ご訃報を受けて、先生を追悼する会を学会の方々と開きたいと思い、滝沢博胤理事長にご相談して、渉外活動ワーキンググループで行っている、電磁波エネルギー応用セミナーで「柴田長吉郎先生をしのぶ会」を企画しました。年度末で大学の方も企業の方もお忙しい時期であったが、「継承」ということを念頭に、若い学生さんにも分かるように、柴田先生が開かれたマイクロ波科学の地平を広げようと企画した。場所は、交通の便を考えて当時品川駅近くにあった京都大学東京オフィスとしました。
  • 山中 亨
    2016 年 2 巻 2 号 p. 5
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    柴田先生と弊社のつながりは、創業者村山会長との絆によって今日の会社発展の基礎となったと言っても過言ではありません。弊社が事務局をしていた日本電磁波応用研究会の発足から日本電磁波エネルギー応用学会に合 流するまで、数多くの講演と発展にご尽力いただきました。また、弊社創業 30 周年式典(2003 年)では暖かいご祝辞をいただき、弊社の発展の礎になりました。今回の投稿にあたり当時の祝辞をご紹介させていただきます。
  • 和田 雄二
    2016 年 2 巻 2 号 p. 6-7
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    わたしが、初めて柴田先生にお会いしたのは、ミレニアム(2000 年)の少し前だったと思います。マイクロ波を武器とする化学研究をちょうど、大阪大学教授柳田祥三先生と始めたころだと思います。柳田先生のご配慮で、(財)産業創造研究所が主催するマイクロ波応用技術研究会に、出席させていただくようになりました。その会議で、盛んに意見を述べておられる痩身、品格あふれる長老の風貌の方が、柴田長吉郎先生でした。
  • 三谷 友彦
    2016 年 2 巻 2 号 p. 8-9
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    International Microwave Power Institute (IMPI)主催の50th Annual Microwave Power Symposium(IMPI 50)が、米国フロリダ州オーランドの The Caribe Royale All-Suite Hotel & Convention Centerにて 2016 年 6 月 21 日~23 日に開催された。会場はディズニーワールドにほど近いリゾートホテルであった(図1)。本シンポジウムは毎年開催されており、今年はIMPI設立から50周年を迎えるシンポジウムとなった。また IMPI の論文誌である The Journal of Microwave Power & Electromagnetic Energy(JMPEE)も創刊50 周年を迎えることが紹介された。 IMPI 50 の登録概要を表1 に示す。IMPI 50 のスケジュール概略は以下の通りである。各セッションの概要については次節以降で述べる。
  • 堀越 智
    2016 年 2 巻 2 号 p. 10-12
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    今年で 3 回目となる Global Congress on Microwave Energy Applications 会議(3 rdGCMEA)は、スペインカルタヘナにある Universidad Politécnica de Cartagena (UPCT)で 7 月 25~29 日の期間に開催された。23 カ国から 114 人がに参加し、国別にはスペイン、米国、日本の順に参加人数があった。また、世界中のスポンサー企業が会の運営をサポートすることで会の成功を導いた。この会議は MWG (米国)、AMPERE (ヨーロッパ)、JEMEA (日本)、IMPI (米国)、CMA (米国)から委員を選出し、MAJIC という組織を作り(図 1 左)、運営を行っている。JEMEA からは国士舘大学の二川佳央教授と著者が委員として参加している。第 1 回は日本の大津(琵琶湖)、第 2 回はアメリカのロングビーチ、第 3回はスペインのカルタヘナでの開催となり、水とのインタラクションが強いマイクロ波ならではの、水景が楽しめる地域で開催されてきた。
  • 樫村 京一郎, 椿 俊太郎
    2016 年 2 巻 2 号 p. 13-14
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    2016年8月8 日-11日においてThe 37th PIERS in Shanghai 2016 が開催された。PIERS は1989年に始まり、RFやマイクロ波、フォトニクスなど、電磁気学に関わる幅広い研究を対象とした国際会議として今回で 37 回目を数える会議である。PIERS では年に 1 回ないし 2 回、欧米とアジアで交互に開かれており、今回 は 上 海 で 開 催 さ れ た 。 会 場 の Shanghai International Convention Center は上海タワーのすぐそばに位置し、対岸に外難(バンド)を一望することができるロケーションであった(図1)。
  • 吉川 昇
    2016 年 2 巻 2 号 p. 15-16
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    2016 年 10 月 12 日から 14 日まで、仙台において「第 10 回 JEMEA シンポジウム」が開催された。2006 年に JEMEA が発足し、第 1 回目のシンポジウムが 2007 年 9 月に仙台市戦災復興記念館で開催されて以来、9 年目の第 10 回と言う事になる。9 年前は町中の会場が選ばれたが、今回は JR 仙台駅よりショートコース会場である東北大学農学研究科(雨宮キャンパス)へ地下鉄南北線、またシンポジウム会場である東北大学工学研究科(青葉山東キャンパス)へは昨年 12 月に開通した地下鉄東西線を利用すれば、簡単にアクセスできるようになった。
  • 山田 徹
    2016 年 2 巻 2 号 p. 17-20
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    水やアルコールなど大きな分極を持つ化合物はマイクロ波エネルギーをよく吸収し,結果として温度上昇をもたらす。1986 年に始まった有機合成化学反応1) に対するマイクロ波の利用はもっぱらこの原理に基づくもので,マイクロ波照射は効果的な加熱手段であった。すなわち,化学反応は迅速な反応系の温度上昇によって加速され,マイクロ波の「熱的効果」とされる。一方,単純な加熱効果だけでは説明しきれない現象も報告されており、「非熱的効果」または「マイクロ波特異効果」といわれ,永らく議論の対象となっている。マイクロ波の熱的効果を利用するには分極の大きな反応溶媒を用いるが,分極の小さい溶媒を用いるとマイクロ波エネルギーは反応基質に直接届けられ「マイクロ波特異効果」が観測されることが期待される。本稿では不斉合成反応における「マイクロ波特異効果」の実験的な検証について紹介したい。
  • 吉川 昇
    2016 年 2 巻 2 号 p. 21-24
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    JEMEA はマイクロ波をはじめとする電磁波エネルギーの応用を目的とした学会であり、2006 年に設立され、第一回のシンポジウムが2007年に開催された。マイクロ波 (以後、電磁波を代表してマイクロ波と記述する。) の応用に関しては、マイクロ波を作る (発振する)、それを計測する装置や電波を取り扱う電気工学の分野、それを使って医療応用や食品の加熱等の農学、医学、薬学、生化学の分野、またマイクロ波を使って実際の物を作る、加工するなど化学、材料、冶金の分野等、広範囲に渡っている。一方、学界自体は「応用」学会であるが、電磁波と物質との相互作用に関する「基礎」を研究する電磁気物理、固体物理、物理化学、有機無機化学、生化学などの研究者も数多い。このようにマイクロ波エネルギー応用という分野は、Cross– disciplinary (+ Multi – disciplinary) な分野であり、異分野の会員が混在する学会においては、自分の専門以外の知識や情報を広く取り入れて行く事が重要である。 会員同士の情報交換を活性化するためには学会の機関誌を作る事が必須であるとの声が上がっていた。これが2015 年になってようやく実現した。本稿ではそこに至る経緯やその活動状況について紹介する。本ワーキンググループのこれまでの2つ目の重要な活動としてハンドブックの編集がある。当初、学会としては、まずマイクロ波応用と言う分野の教科書を作るべきという意見があった。しかしながら上述の分野全てを包括して個人で詳細に執筆する事は不可能であり、(後述する特別なタイミングに乗じて)JEMEA 会員を主として広汎な分野の研究者・技術者によるハンドブックが完成した。この発刊に至るまでの活動について紹介する。
  • 堀越 智
    2016 年 2 巻 2 号 p. 25
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    9 月 12 日(月)~13(火)に中部大学の新穂高山荘で「第 1 回JEMEA若手サマースクール」を開催した。開催のきっかけは JEMEA 若手アカデミーワーキング部会の中で、「マイクロ波加熱の研究を行っていると、加熱原理や電磁波に対する様々な疑問から、研究がなかなか進まない」といった意見が挙げられたことにあり、これらの疑問を解決するためにサマースクールを開催することを決定した。開催のための実行委員会(若手アカデミー部会)では、夏時期に涼しい場所で宿泊型のサマースクールにすることがすぐに決まり、第 1 回はマイクロ波加熱・伝熱について着目することが企画された。その後に開催候補地の提案があり、中部大学所有の新穂高山荘で開催させていただくことが決まった。
  • ~高温材料プロセスにおけるマイクロ波 加熱の応用例~
    樫村 京一郎
    2016 年 2 巻 2 号 p. 26-29
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    廃棄物処理問題において、「アスベスト含有材の迅速加熱」は重要な課題である。多くの専門家はアスベストの有毒性を古くより指摘してきたが、これが重要な課題と認識されるには1960年代まで待たなければならない。この時期には、米国、英国、南アフリカにて集団中皮種、悪性腫瘍が報告され、これらの健康被害がアスベスト由来である事が指摘された[1-3]。これらの事件をきっかけとし、アスベストの有毒性は重要な社会問題として認識されるようになった。我が国においても1975年に吹き付けアスベストの使用規制、2005年には石綿0.1%以上を含む製品の出荷が原則禁止など、アスベスト代替及びそれに伴う法的整備は着実に進んでいる。このような背景を受け、現在のアスベスト問題は「アスベスト製品をどのような物質で代替するのか」から、「既に使用されたアスベスト材をどのように処理するのか」といった課題へと変遷してきた。アスベストは、高温処理(法令上は1500℃の処理がとされる)を行うことでその毒性を除くことができる。しかし、アスベストを含む材料の温度を上げる事が極めて困難であるため、アスベスト無害化処理のコストは非常に高価である。それに対し、世界的に見ても既に出荷されているアスベスト含有物質製品の量は非常に多い。例えば、我が国における石綿含有建材の累積出荷量は、平成15年においては4,300万トンであり、この多くは住宅屋根用化粧スレートをはじめとしてスレート板・瓦に用いられている[4]。これらの物質は高い断熱性を有しているので、その無害化高温処理には長時間の高温処理が必要となるが1050℃で加熱された「アスベスト含有物質は高い断熱性をもつため加熱が困難である事」が、アスベスト無害化プロセスの効率を大きく損ね、これが高価格に直結している。アスベスト含有物質は従来の熱工学的な加熱アプローチに制限を加えている事(つまり、「粉砕処理」が適切でない事)も、無害化処理の低価格化への大きな障害となっている。従来の物質を対象とする場合であれば、対象物を砕いて粒子直径を小さくし、これにより熱供給を円滑にする方法がとられる。しかし、アスベスト含有物質の場合は「砕く」工程は二次飛散を生じ、アスベストの毒性を高めてしまう。そのため、「砕く」工程を省きつつ、アスベスト含有物質の内部まで迅速に加熱する技術が望まれる。
  • JEMEA
    2016 年 2 巻 2 号 p. 30
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    1. IMPI51 (The 51 th Annual Microwave Power Symposium ) 2. The 16th International Conference on Microwave and High Frequency Heating 3. Materials Science and Technology (MS&T2017) , held in Oct. 8-12, 2017
  • JEMEA
    2016 年 2 巻 2 号 p. 31
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    2017 年 6 月刊行予定 【掲載予定記事】ー 1. 国際会議報告(MS&T2016 など) 2. WG 活動報告 3. 最近の研究トピックス 等
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