日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
Online ISSN : 2434-1495
2 巻 , 1 号
日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 二川 佳央
    2016 年 2 巻 1 号 p. 1
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    日本電磁波エネルギー応用学会の顧問として学会の設立から永年に渡ってご活躍頂いた柴田長吉郎先生は、平 成 27 年 12 月にご逝去されました。あまりに突然のことで、未だに信じられない気持ちでいっぱいです。 柴田長吉郎先生は、1923 年兵庫県にお生まれになり、1945 年に東京帝国大学理学部物理学科卒業後、同理工 学研究所嘱託となられました。1946 年日本無線株式会社に入社なさり、1959 年米国 Raytheon 社との合弁で新日 本無線(株)が設立された機会に同社へ出向され 1961 年同社へ移籍なさいました。1963 年に理学博士号を受け られました。1980 年には新日本無線(株)常務取締役、研究所長を歴任なさいました。1988 年~1994 年に大同 工業大学応用電子工学科教授、1989 年~2004 年の間、日本電熱協会副会長、名誉会員でいらっしゃいました。 また先生は 1993 年に日本電磁波応用研究会を設立、会長に就任なさいました。電気学会電子ビーム装置調査専 門委員会委員長、マイクロ波装置調査専門委員会委員長、応用物理学会評議員等を歴任なさい、電気加熱の国際 規格の標準化にご献身なさいました。
  • 松村 竹子
    2016 年 2 巻 1 号 p. 2-3
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    環太平洋国際化学会議が2015 年12 月15 日から20 日米国ハワイ州ホノルルで15,000 人(初日登録者)を超える参加者のもと開催された.マイクロ波化学のセッションは Gedye 博士,Giguere 教授によって1995 年に最初に開催された.2000 年から日本のマイクロ波化学研究者が組織委員となって開催が継続され,4回目の会議 (#360) Advances in Microwave Green Chemistry が12 月18,19 日の2日間にわたってElima-Hyatt Regency Waikiki(口頭発表),Halls-Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ- Hawaii Convention Center(18 日夜,ポスター発表)で行われた.発表件数は口頭発表27 件,ポスター発表11 件で,12 月18 日午前 8:00 から午後5:00 まで口頭発表,午後7:00 から 9:00 までポスター発表,19 日午前 8:00 から12:00 まで口頭発表が行われた.米国からは,第1回から参加のR.Varma 博士(組織委員),Florida州立大学のStiegman 教授,Dudley 教授のグループ3名,韓国から1名,日本から32 名の方々が参加された.ここで,組織員の柳田祥三教授による口頭発表のトピックスを紹介する.
  • 堀越 智
    2016 年 2 巻 1 号 p. 4-6
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    JEMEA の会員の方の中には、「12 月のクリスマスシーズンにハワイで学会なんて化学分野の人たちは優雅だな」と思われる方もいるかもしれません。日本、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、オーストラリア、韓国、中国の7化学会の主催で 5 年に 1 度、ハワイ州ワイキキで化学の総合国際会議が開催されています。日本語では環太平洋国際化学会議といいますが、一般的には Pacifichem(パシフィケム)という愛称で呼ばれ、今年は 2015 年 12 月 15 日〜20 日の 6日間開催されました。国際会議というと堅苦しいイメージがありますが、南国開催の国際会議(化学の祭典)なのでスーツで参加する人はほとんどいません(図1)。今年の発表件数は13,644件(うち日本からは6,430件)があり、さらに約12,700 名の参加者が登録され、この週はハワイの化学者比率が著しく増加します。特に日本からの参加者が多く、上智大学でもこの時期の化学に関する授業は相次いで休講となり、学生にとっては5年に一度、不思議な現象が起きます。
  • 半谷 政毅, 弥政 和宏, 新庄 真太郎
    2016 年 2 巻 1 号 p. 7-10
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    高周波技術は、携帯電話等の無線通信や種々のレーダ、マイクロ波加熱など様々なシステムに応用されている。これらのシステムでは、直流電力を大電力の高周波信号に変換する高出力増幅器が広く用いられる。高出力増幅器は、出力電力・消費電力・線形性など、システム性能を決定づける最重要コンポーネントの一つである。高出力増幅器を構成するデバイスは、真空電子管と半導体とに大別できる。図 1-1 に、高周波高出力増幅器用デバイスの棲み分けを示す。同図において、半導体の出力電力は SSPA(Solid State PowerAmplifier)としての値である。 クライストロンや TWTA(Traveling Wave TubeAmplifier)に代表される真空電子管は、およそ 1920年代から 1970 年代における高出力増幅器の主流であった。後述する半導体に比べて短寿命であることに加え、装置が大型であるといった問題があるが、その高出力・高効率特性ゆえ、数10kW を超える出力電力範囲においては、未だ真空電子管の独壇場である。 一方の半導体であるが、トランジスタの実用化が1960 年頃に始まるや否や、長寿命・小型であるという特長と、真空電子管のような高電圧を必要としない取り扱い易さ等から、急速にその適用範囲を拡げていった。特に、近年盛んに研究・開発がなされている窒化ガリウム(GaN)は、その広いバンドギャップと高い電子移動度により、従来の半導体であるシリコン(Si)やガリウム砒素(GaAs)では実現できなかった高出力特性が得られるようになった。これにより、一部のシステムにおいては、kW 級の真空電子管を半導体に置き換える動きが始まっている。 本稿では、現在の高周波高出力半導体の主役であるGaN を中心に、その高周波数化・高出力化についての現状動向を示す。また、システムへの応用例として、携帯電話基地局向け高出力増幅器、気象レーダ向け高出力増幅器およびマイクロ波加熱向け SSPA の概要を述べる。
  • 福島 英沖
    2016 年 2 巻 1 号 p. 11-16
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    誘電体材料のマイクロ波吸収性能は複素誘電率、とくに虚数部分の誘電損率に依存する。最近では、金属も粉末であればマイクロ波で加熱できるので、複素透磁率を知ることも重要である。マイクロ波帯での複素誘電率のデータについては、1954 年に MIT の Hippel 1) 、1972 年にWestphal ら2) が詳細にまとめているが、その後は 2008 年に電子材料の誘電率のデータ3) があるくらいで、マイクロ波加熱に参考となるようなデータは見当たらない。材料も変わり、今まで難しいと言われていた金属もマイクロ波加熱ができる時代になった。マイクロ波帯における各種材料の複素誘電率と透磁率をデータベース化し、我が国から世界に向けて発信していく必要がある。最近では、マイクロ波加熱を目的とした各種材料の複素誘電率のデータがKomarov 4) によりまとめられている。日本電磁波応用学会JEMEAでも複素誘電率、透磁率のデータベース化ワーキンググループ WG を作り、2011 年末から調査活動を行っている。本報告では、今までWGで実施してきた誘電率透磁率データベース DB 化の活動状況と運営方法、さらに当所で測定してきた各種固体(粉末)、液体、薄膜の誘電率、透磁率の周波数及び温度依存性について紹介する。
  • 藤田 明希, 新井 翔太
    2016 年 2 巻 1 号 p. 17-20
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    技術的な点はWGの責任者である豊田中央研究所福島氏の記事に詳しいので、本稿ではDB開発の企画から運用に至るまでに行われた議論について回想録風に紹介する。また本データベースの操作手順を表す。最後に本データベースが日本におけるマイクロ波研究にとって真の意味での knowledge base になるための要件を明らかにする。
  • 滝沢 力
    2016 年 2 巻 1 号 p. 21-24
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    マイクロ波は電界と磁界が横波として自由空間内を 伝播する。金属面では反射し、誘電体では反射、吸収 する。伝播波長は誘電率に依存し、減衰率は誘電損に 依存する。反射波と進行は重なり合い定在波となる。 三次元空間内を電界と磁界が伝播する様子を頭の中で 描くことは難しい。特にマイクロ波初心者にとっては、 このことが原因でマイクロ波の挙動を理解することを 難しくしているといえる。電子レンジのように、マイ クロ波を空間内に閉じ込め食品を加熱するような単純 なモデルにおいてさえ、電磁界分布を三次元的に予測 し理解することはなかなか難しい。 その一方、マイクロ波の伝播はマクスウェル方程式 で正確に記述することができる。この方程式を数値的 に解くことによって、三次元空間内の電磁界分布を求 め可視化することができる。 各種ツールを用いてマイクロ波の電磁界分布を可視 化することもできる。マイクロ波を可視化することに よりマイクロ波の理解が進み、よりマイクロ波応用分 野を広げることができると考え、マイクロ波ワーキン ググループを立ち上げた。また多くの人たちの協力を 得ながら活動を続けることができた。
  • JEMEA
    2016 年 2 巻 1 号 p. 25
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    2016 年内で、これから開催が予定されている3つの国際会議情報を紹介します。
  • JEMEA
    2016 年 2 巻 1 号 p. 26
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/11
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    2016 年 12 月刊行予定 【掲載予定記事】ー 1.柴田長吉郎先生追悼特集 2.Sympo2016(東北大)開催報告 3.国際会議報告 3GCMEA IMPI PIERS2016 4.WG 活動報告 5.最近の研究トピックス 6.研究室紹
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