日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
Online ISSN : 2434-1495
3 巻 , 2 号
日本電磁波エネルギー応用学会機関誌
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 浅野 麻実子
    2017 年 3 巻 2 号 p. 1
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    昨年度より本学会の理事を拝命致しました、理化学研究所の浅野と申します。マイクロ波を利用した肝臓癌手術の第一人者である外科医・田伏克惇先生(大阪薬科大学招聘教授、元国立病院機構大阪南医療センター副院長)の研究を引き継ぎ、マイクロ波を用いた新しい癌治療法の開発を行っております。
  • 杉橋 敦史
    2017 年 3 巻 2 号 p. 2
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    この度、JEMEA 理事の大役を仰せつかりました新日鐵住金(株)の杉橋です。就任にあたり会員各位にご挨拶申し上げます。私は、入社以来 20 年ほど、大出力レーザを用いた金属・鉄鋼製品の溶接や、表面処理など加工技術研究に従事しておりました。初めて JEMEAに参加したのは、第3回大会(2009 年)でした。会場に足を踏み入れると、マイクロ波効果について、侃々諤々の議論がなされており、他の学会にはない、マイクロ波加熱(反応)という未解明の分野を自分達の手で明らかにし、新たな学術・産業分野を創造するんだ、という熱気に溢れていたことを覚えております。マイクロ波加熱自体は古いものですが、次々と新しい事象が報告され、それまでになかった応用分野がまさに生まれつつある、大きな変革期にあるという印象を強く受けました
  • 渡邉 賢
    2017 年 3 巻 2 号 p. 3
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    この度 2017 年 5 月から、大変光栄なことに理事として承認いただき、またこのように自身を紹介する記事を書く機会を頂くことができました。関係各位にはこの場を借りて心から御礼申し上げます。
  • 堀越 智
    2017 年 3 巻 2 号 p. 4-5
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    今年で 51 回目となる International Microwave Power Institute 国際会議(IMPI 51)がマイアミのSonesta Hotel で 7 月 20~22 日の期間に開催された。IMPI シンポジュウムでは招待講演も含め 32件の発表がゆったりとした時間と場所で行われ、また参加費には朝食、昼食、お茶代などが含まれていることから、マイクロ波の研究に対して時間をかけてゆっくり議論できる場が設けられた。JEMEA からはミネルバライトラボの松村先生と筆者が参加した。筆者は実行委員も兼ねての参加であったため、会期中に様々な運営の仕事を行わなければならなかったが、主な運営委員会の仕事は、参加者にどう楽しんでいただくか?有益な情報を与えられるか?機器展示者に満足していただけるか?などについてであり、これを開催前日の行われる VIP レセプション内で様々な知恵を出しあい、良いアイディアは会長や実行委員長の指示で、すぐに会へ取り入れられ実行された。このような裏方の努力とスピード感が、毎回参加者を飽きさせない新鮮な会の雰囲気を維持していると感じた。
  • 二川 佳央
    2017 年 3 巻 2 号 p. 6-7
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    オランダのデルフトにおいて9月18日~22日の間,第16回マイクロ波高周波加熱会議(16th International Conference on Microwave and High Frequency Heating)がAssociation of Microwave Power in Europe for Research and Education (AMPERE)の主催によって開催されました。会議はデルフト工科大のキャンパス中心に位置するAula Congress Center(図1)で行われました。会場となったデルフト工科大は,1842年に開設された創立以来3人のノーベル賞受賞者を輩出するヨーロッパ屈指の名門校です。会期初日はAmpere Short Course,2日目に開会式が行われ,3日間にわたる会議は,AMPERE会長のProf. Cristina Leonelliの挨拶で幕開けとなりました(図2)。開会式の席上,会議にはヨーロッパ,アメリカ,アジア等を中心に20カ国から104人の参加者があり,RF・マイクロ波エネルギー応用技術に関する109件の論文が採録されたことが報告され,表1に示す発表論文数および表2の分野別論文数の概要が示されました。
  • 樫村 京一郎
    2017 年 3 巻 2 号 p. 8-9
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    2017 年 11 月 8 日から 10 日まで、愛知県名古屋市 WINC AICHI において「第 11 回 JEMEA シンポジウム」が開催された。2006 年に JEMEA が発足し、第 1 回目のシンポジウムが 2007 年 9 月に仙台市戦災復興記念館で開催されて以来、今年で 11 回目と言うことになる。今回は JR 名古屋駅より徒歩 2 分にある「WINC AICHI」でショートコース・シンポジウムが開催され、講演者・聴講者が簡単に会場にアクセスできるように配慮した。今回の JEMEA シンポ・ショートコースは、「新しいものづくりのためには、専門分野を超えたさまざまな学術・エンジニアリングを理解する必要がある」という想いで設計した。これは、我々の分野は様々な分野を連携し、新しいモノづくりを行っていくことが必要な分野であるため、この課題を克服することで、「電磁波エネルギーを利用した新しいものづくり」を実用化に寄与できると考えたためだ
  • 福島 英沖
    2017 年 3 巻 2 号 p. 10
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    本特集では、平成 28 年 1 月に開催された「第 5 回誘電率透磁率データベース化 WG 研究会」で講演した諸先生方に、「負の誘電率と計測」のテーマで執筆していただいた。
  • 佐藤 勝昭
    2017 年 3 巻 2 号 p. 11-16
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    金属の複素誘電率のスペクトルは自由電子の光電界による強制運動がもたらすDrudeの法則に従い、実数部は低エネルギー側で負の値を示す。これが、金属の高い反射率をもたらす。銅・金・銀など貴金属固有の色は Drude 則による負の誘電率だけでは説明できず、それぞれの金属特有のバンド間遷移にもとづく誘電率が重畳したことによる誘電率の実数部が0を横切るエネルギーが可視~近紫外に現れることで説明される。この小文では、金属の誘電率の周波数分散を電子分極の電子論で扱う。
  • 杉山 順一
    2017 年 3 巻 2 号 p. 17-20
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    電磁波に対する物性値の1つに誘電率がある。誘電率の測定にはいろいろな手法が知られているが、どのような物理現象を前提とした測定方法であるかを理解した上で測定値を議論しなければ、正しい意味をなさない。本報では誘電率の原義、測定方法、およびその測定値について述べると共に、ある現象で生じる「誘電率実部が負に見える」理由について考察する[1]。
  • 蔦岡 孝則
    2017 年 3 巻 2 号 p. 21-25
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    ラジオ波帯(RF)からミリ波,及び赤外から可視光領域における電磁場制御を目的として,これらの周波数領域で負の誘電率 (ENG:Epsilon Negative) ,あるいは負の透磁率 (MNG: Mu Negative) を有する材料(SNG:Single Negative),及びこれらを組み合わせて特定の周波数領域で同時に負の誘電率と透磁率(DNG :Double Negative)を実現する材料(電磁メタマテリアル)が注目され,多くの研究がなされている。中でも,RF帯からマイクロ波の領域においては,電磁遮蔽や電吸収をはじめとする電磁環境技術(EMC技術)への応用を目指して,これらメタマテリアルを用いた周波数選択遮蔽や電波吸収体の超広帯域化,さらには超薄型構造で完全電波吸収体や空間フィルターを実現するメタ表面 (Meta -surface) 技術が検討されている[1-5]。本稿では,電磁メタマテリアルの概要と,人工材料及び粒子分散型複合材料を用いた SNG・DNG メタマテリアルの電磁気特性について述べる。
  • 福島 英沖
    2017 年 3 巻 2 号 p. 26-29
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    誘電体材料のマイクロ波吸収性能は複素誘電率、とくに虚数部分の誘電損率に依存する。マイクロ波プロセスは内部加熱、低温加熱、選択加熱に特徴があり、半導体技術のマイクロ波応用として、プリンテッドエレクトロニクスや各種熱処理などに適用され始めている。マイクロ波プロセスでは、材料の複素誘電率の違いが加熱の善し悪しを左右する。一方、金属やメタマテリアル、高損失材料などでは「負の誘電率」が現れるといわれている 。金属材料はプラズマ周波数 以下で誘電率が負になるというドルーデモデル があるが、マイクロ波加熱性との関係はよく分かっていない。また、金属薄膜や半導体材料のマイクロ波吸収性や加熱特性は世の中にほとんどなく、データが不足している。本研究では、半導体素子のマイクロ波吸収性をデータベース化するために、LED素子の各部位の複素誘電率とマイクロ波加熱性の関係を調査した 。 一方、今まで誘電損率と電気伝導度は正の相関があると言われていたが、誘電体(絶縁体)に比べて半導体や金属では材料の抵抗値が著しく小さくなるため、必ずしもこの関係が成り立つとは限らない。そこで、今回は半導体材料として、種類の異なる Si 基板の複素誘電率をマイクロ波帯で測定し、電気伝導度(抵抗率の逆数)とマイクロ波吸収性の関係を調べた 。
  • 吉川 昇
    2017 年 3 巻 2 号 p. 30-34
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
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    ステンレスの酸洗スラッジから有価金属を回収するため、マイクロ波加熱を用いて還元前の脱水・乾燥等を行なうことを検討した。このためには、主成分の水酸化鉄や鉄の水和物を加熱する目的でマイクロ波のサセプターとしてグラファイトの添加が必要であった。ところが、図 1 に示すように、マイクロ波加熱を起こし易くするためにグラファイト(C)を添加し過ぎると、マイクロ波がペレットの中まで入らなくなる事が分かった。
  • 藤田 明希
    2017 年 3 巻 2 号 p. 35-36
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    シミュレーション WG は以下の目的のもと、平成29年から活動を開始しました。「本学会員において電磁波及び電磁界、伝熱、流体シミュレーションを研究に活用する例が増加し、研究結果が得られている。一方、理解不足に基づく誤解及び誤用、発表等における再現性確保のための情報開示が不十分なケースなどが少なからず見られる。本ワーキンググループでは講習及び講演会の実施を通して、上記の問題解消を目的とする。更にシミュレーションを活用した研究において、より有意義な成果を得られるようシミュレーション技術についての講演及び講習を実施する」。この WG の最初の活動として平成29年9月22日に第1回講演会を実施しましたので、本稿でその様子をご報告します。なお本 WG の標記通称はSimuWG としていますので、この記事でも同様に表記します。
  • 福島 英沖
    2017 年 3 巻 2 号 p. 37-38
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    本書籍は東北大学、吉川昇先生との共同監修で R&D 支援センターから 2017 年 5 月に発刊された 。マイクロ波加熱の産業応用事例について、最新技術を重点的に取り上げ、この分野でご活躍の方々に執筆していただいた。以下、発刊の趣旨および本書の構成と特徴について述べさせていただく。
  • 福島 潤
    2017 年 3 巻 2 号 p. 39-42
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    この度は、第 3 回 JEMEA 進歩賞に選出いただき、深く感謝申し上げます。私は名古屋大学エネルギー理工学研究科所属時代から、核融合科学研究所、および東北大学工学研究科 滝澤研究室にてマイクロ波プロセッシングの学理および工学応用研究を行って参りました。本寄稿では、その研究の一部を紹介させていただきます。
  • JEMEA事務局
    2017 年 3 巻 2 号 p. 43-44
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    1. APMC (2018 Asia-Pacific Microwave Conference) 2. IMPI52 (The 52 th Annual Microwave Power Symposium ) IMPI (International Microwave Power Institute) 3. Materials Science and Technology (MS&T2018)
  • JEMEA事務局
    2017 年 3 巻 2 号 p. 45
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
    2018 年 6 月刊行予定 【掲載予定記事】 1 特集記事―「論文誌第 1 号」 2 WG 活動報告 若手アカデミー部会ワーキンググループ 3 最近の研究トピックス 「第 5 回電波エネルギー応用セミナー」‐マイクロ波科学 基礎と応用‐
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