林業経済研究
Online ISSN : 2424-2454
Print ISSN : 0285-1598
48 巻, 3 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 48 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 48 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 植木 達人, 根本 昌彦
    原稿種別: 論文
    2002 年 48 巻 3 号 p. 1-8
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    カナダ・BC州は,1990年代に入り,森林と環境の保全を重視する政策を相次いで打ち出したが,なお今日の大手林産企業の林業経営に対して,州民の根強い不満等が存在している。そこで本報告は,'40〜'80年代のTree Farm Licencesを中心とした大手企業の実態と,その展開過程を明らかにすることを目的とした。その結果,大手企業の発展の特徴は,企業自身が単に経済性の論理を内部努力のみで追求しただけではなく,州政府がそのパートナー役として,制度的な面から企業を強力に支えてきたという点に大きな特徴を持っていた。TFLsの認可とAACの配分,安価な木材払い下げ価格の設定等々の大企業優遇策は,産業内部での効率化と企業再編を進める原動力となり,機械の高度化と新たな設備投資に伴う生産コストの引き下げ,労働生産性の向上,工場生産能力の増大等を実現し,大量生産型システムを完成させた。このため木材生産に伴う大規模な森林開発は,今後も引き続き避けられない実状にあることを示した。
  • 八巻 一成, 駒木 貴彰, 天野 智将, 上野 圭司
    原稿種別: 論文
    2002 年 48 巻 3 号 p. 9-16
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    国有林管理計画に対して国民の意見を反映させる目的で,計画策定過程で公告・縦覧が実施された。これは計画策定の透明性を高め,国民に開かれた国有林管理を目指すための新たな試みと言えるが,本研究では今回初めて実施された国有林計画策定過程における公告・縦覧に対する人々の意識を,アンケート調査をもとに考察した。分析の結果,公告・縦覧の存在を知っていた人の割合は低く,今回の実施が国有林への関心の高い市民へ広く周知されたとは言えないことが分かった。しかし,縦覧の結果を知っていた人の半数以上が結果を肯定的に評価しており,まずは人々に受け入れられたと言える。公告・縦覧の必要性については人々の多くがその意義を認めており,国民も積極的に国有林行政に関わり,国民の意見を反映させた国有林を作っていくために必要な機会として認識されていた。しかし,公告・縦覧の必要性に対する人々の意識と,今回の実施結果に対する評価との間にはギャップが存在しており,必要性に対する期待と比べて今回の結果に対する評価が芳しくない傾向を示した。その背景には,意見処理過程の不透明さが一因としてあるものと推察された。
  • 石崎 涼子
    原稿種別: 論文
    2002 年 48 巻 3 号 p. 17-26
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    現在,地方自治体には施策の策定主体としての責務が与えられ,「自治体」としての林政,住民自治を内実化させる施策形成のあり方が問われている。本稿では,近年独自性を強める自治体施策の政治・行財政過程の分析を通じて,自治体林政における施策形成の実態を明らかにした。事例として,大規模かつ積極的に独自の施策を展開してきた神奈川県において1980年代以降,議論を集めた公的管理施策とやまなみ林道整備施策をとりあげた。その結果,両施策の形成過程は,ともに林務施策が都市部,とくに自然保護の視点へと開かれていく過程であり,知事選後の総合計画策定を契機として住民からの一定の支持を受けながら,またその時期の財政状況を反映して,施策が分化・拡大した後,縮小・統合へと転じてきた点,多様な利害の調整にあたっては,利害関係者の代表者による協議・議論と自治体による調査研究とが密接不可分に関わってきた点,国との財政関係による制約の影響は比較的小さかった点,都市部と農村部の関係が質的にも施策形成過程を規定してきた点が明らかとなった。
  • ハーバーボッシュ ステフェン, 小池 正雄
    原稿種別: 論文
    2002 年 48 巻 3 号 p. 27-30
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    In 1990, a storm damaged wide forest areas in middle Europe, especially in south Germany. Research proved that most of the damages resulted from mono-culture forestry of even-aged trees on unstable natural sites. Therefore, the state forest administration of Baden-Wuerttemberg decided to introduce a forest management strategy conforming to natural cycles. To find out, what impact this had on current and future availability of timber resources for the sawmilling industry, forest inventory results from 1987 and 1999 were compared with each other. Changes in both current availability and future logging potentials could be determined, which are in contrast to the current raw material needs of the sawmilling industry.
  • 羅 攀柱, 篠原 武夫, 仲間 勇栄
    原稿種別: 論文
    2002 年 48 巻 3 号 p. 31-40
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    中国南方集体林区では林業各戸請負制の実行によって山林管理経営面には混乱が起き,乱伐,盗伐が横行し,森林資源の破壊が深刻となり,農民の林業経営意欲が低下した。そこでこれらの諸問題を解決する1つの方策として林業株式合作制度が農民自らによって作られ,政府のサポートを受けて広がっている。なかでも「純粋型」の林業株式合作制度は林業各戸請負制によって各農家に請負わせている山林の所有権が株式合作林場の管轄下で明確化し安定し,1自治組織として林業経営活動を行っている。そのため,森林乱伐,盗伐が減少し,林業経営の秩序も改善され,経営規模に応じた林業経営を実現した。また山林の価額を株に換算し,その山林株と労資株を合わせた収益を配当することで,農民の所得を増加させ,農民の林業経営意欲を高揚させた。
  • 垂水 亜紀
    原稿種別: コメント
    2002 年 48 巻 3 号 p. 41-44
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 48 巻 3 号 p. Cover3-
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2002 年 48 巻 3 号 p. Cover4-
    発行日: 2002/11/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
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