林業経済研究
Online ISSN : 2424-2454
Print ISSN : 0285-1598
52 巻, 2 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 52 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 52 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 虎 向
    原稿種別: 論文
    2006 年 52 巻 2 号 p. 9-16
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    本稿は,中国政府が1999年より開始した退耕還林政策について,その実施方式をめぐる中国国内の論争を既存文献から整理して紹介し,同政策の抱える問題点を抽出するものである。退耕還林は,穀物や現金を補助することによって農家の植林インセンティブを高め,急傾斜地など生態的に脆弱な農地を植林地に転換するという政策である。研究者や行政担当者の意見を分析すると,森林資源の回復を優先的に考える生態系回復重視派と,住民に配慮して林間間作の権利や経済的樹木の比率の増大を求める農民生活重視派に分けることができた。退耕還林の試験段階に出された意見を踏まえ,2003年1月には「退耕還林条例」が施行されたが,その内容は生態系回復重視派の立場をより強く反映したものであった。引き続き,退耕還林の現場で多くの事例研究を実施し,現場の経験を反映させて政策を改善していくことが必要である。
  • 栗山 浩一, 寺脇 拓, 吉田 謙太郎, 興梠 克久
    原稿種別: 論文
    2006 年 52 巻 2 号 p. 17-22
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    森林には,木材生産,水源保全,レクリエーション,生態系保全などの様々な役割が求められるが,これらの機能を発揮するためには森林のゾーニング政策の導入が重要である。そこで,市民の森林に対する要求を評価することで森林ゾーニングの効果を計測した。神奈川県民を対象に神奈川県内の森林ゾーニングの代替案を示し,それらの好ましさをたずねた。調査結果をもとにコンジョイント分析による推計を行い,水源保全,生活環境保全,レクリエーション,生態系保全の各機能別に経済価値を評価したところ,生態系保全の環境価値が最も高いという結果が得られた。この評価結果をもとに,森林ゾーニング政策の意義と課題,そして森林環境税と森林ゾーニング政策との関係について検討する。
  • 岡田 久仁子, 岡田 秀二
    原稿種別: 論文
    2006 年 52 巻 2 号 p. 23-30
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    地域住民の生活や伝統的文化の保全を図りつつ森林の多面的機能の発揮を実現するためには,地域の実情に合った弾力的政策実施システムをつくるか,地域の要求を踏まえた政策策定のルートを用意することが必要である。本論文では,こうした性格をもつ政策調整装置を「政策的中間組織」と名づけ,その具体例をイギリスのニューフォレスト地区に求め,歴史的分析を加えた。伝統的組織であるヴァーダラーズは,入会権者と森林管理者の間に立って,政策実施を時代の要請や地域の実情に合わせながら,森林へのニーズと住民生活を持続あるものとし,また,ニューフォレスト委員会(New Forest Committee)は,地域のみならず国内外の政策をも受け止める役割を担い,利害関係者の意見を反映した管理計画の作成-実施-チェックシステムを実現している。
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 52 巻 2 号 p. Cover3-
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 52 巻 2 号 p. Cover4-
    発行日: 2006/07/01
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
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