林業経済研究
Online ISSN : 2424-2454
Print ISSN : 0285-1598
59 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 59 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 59 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 笹田 敬太郎, 佐藤 宣子
    原稿種別: 論文
    2013 年 59 巻 3 号 p. 1-9
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    近年大規模災害が発生する中で,過疎・高齢化が進む山村において,いかに地域の安全を守るかが課題となっている。消防団は山村の地域防災の中核に位置付けられ,団員は職業を持ちながら,平時の訓練,有事の際の消火,災害復旧,住民の避難誘導などを担っている。本研究では山村における消防団の実態と課題を明らかにするため,九州山村の3地域を対象に行政資料の収集と団員へのアンケートを実施し,職業別に活動参加実態を考察した。その結果,団員の不足や高齢化の下で,役場職員やOB団員に活動の依存度が高まる傾向を把握した。農林業従事者の団員の比率は35%以下であるが,土建業従事者と共に災害時の出動回数が多かった。地域別にみると,近隣都市への通勤圏にある球磨村では職種や勤務地が多様化し,加入率が他よりも低かった。奥地山村である諸塚村では,出動の中心が役場勤務の団員へと移行し,自治公民館単位に消防団OBからなる消防支援隊が組織されていた。そして広域合併市の五家荘地域では,土建業,林業に従事する団員を中心に住民一体となって活動を実施しているが,行方不明者の捜索への出動が増加し,消防団員の負担が大きいなどの特徴が明らかとなった。
  • 皆上 伸, 柴崎 茂光, 愛甲 哲也, 柘植 隆宏, 庄子 康, 八巻 一成, 山本 清龍
    原稿種別: 論文
    2013 年 59 巻 3 号 p. 10-20
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    本論文では,十和田八幡平国立公園の奥入瀬渓流を対象として,リスクマネジメントの現状と問題点を明らかにした。2009年10月にアンケート調査を行い,渓流内の事故について,責任の所在に対する利用者の意向や個人属性を明らかにした上で,利用者を4群に分類した。9割弱の利用者が,歩道の安全性向上を目途とした整備を望んでいる一方で,渓流内の事故を自己責任と考える利用者も少数存在した。次に公的機関に聞き取り調査を実施し,リスクマネジメントの現状を整理した。歩道については,2003年の渓流落枝事故以降,倒木や落枝などのリスクを把握するための点検の強化や,施設賠償責任保険への加入などの改善策が実施されていた。しかし,歩道の未設置区間の存在や,曖昧な管理域などのリスクが依然残っている。組織横断的な機関を設置し,協働型の解決策をはかることも考慮する時期にきている。
  • 中川 宏治
    原稿種別: 短報
    2013 年 59 巻 3 号 p. 21-31
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
    本稿では近年重要性が強く認識されるようになった学校教育における森林環境教育に焦点を当て,成功例として滋賀県における全校に対象とした森林環境学習「やまのこ」事業を事例に,事業の導入過程を分析した。滋賀県では小学5年生を対象とした琵琶湖フローティングスクール「うみのこ」事業に取り組んでおり,以前から学校教育に環境教育を位置づけてきたことから,やまのこ事業の導入も比較的容易であったと考えられる。しかし,知事部局と教育委員会の間の合意形成が順調に進まず,既存事業を持つ市町村や既に学校林で活動している学校との調整が難航するなど,導入時には多くの検討課題が確認された。やまのこ事業の導入が成功した要因として,既存の自然体験型の補助事業としてうみのこ事業が存在していたこと,さらに,滋賀県の森林が重要な水域生態系である琵琶湖の水源であることが考えられる。
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 59 巻 3 号 p. Cover3-
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2013 年 59 巻 3 号 p. Cover4-
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/08/28
    ジャーナル フリー
feedback
Top