機能水研究
Online ISSN : 2759-551X
Print ISSN : 1348-2432
8 巻, 1 号
第11回学術大会 プログラム・講演要旨掲載
選択された号の論文の1件中1~1を表示しています
  • 堀田 国元, 小宮山 寛機, 中山 武久, 小暮 実, 菊地 憲次
    2012 年 8 巻 1 号 p. 1-8
    発行日: 2012年
    公開日: 2024/10/18
    ジャーナル フリー
    次亜塩素酸水(酸性電解水)は、薄いNaCl水や塩酸水を電解する生成装置によってつくられ、次亜塩素酸を主成分とする水溶液で、最初2002年に食品添加物(殺菌料)に指定された。また、次亜塩素酸水は「機能水とは、人為的な処理によって再現性のある有用な機能を付与された水溶液の中で、処理と機能に関して科学的根拠が明らかにされたもの(およびされようとしているもの)」という定義(日本機能水学会)に合致する機能水の一種である。機能水は、日本で独自に生まれた概念であり科学技術であるが、科学的にも社会的にも信用されるためには、製造と機能について以下に関する情報の開示が重要である。すなわち、製造に関しては生成原理、装置規格、生成水規格、機能に関しては再現性あるデータ、科学的機能基盤、ユーザーによるモニター法である。この度、次亜塩素酸水に関するガイドラインを作成するに当たり、第3部総論として、次亜塩素酸水の概念、生成原理、種類、認可状況、物性、有効性、安全性、有効使用上の留意点などについてまとめることとした。
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