地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
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12 巻 , 3 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
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論文
  • 澤石 正道, 和田 昌敏, 菅野 浩樹, 成田 雅章, 高橋 章浩
    12 巻 (2017) 3 号 p. 289-301
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    降雨や地震に対する盛土の危機耐性を向上させる斜面安定工として,受圧板を併用した小径羽根付き鋼管による補強を研究している。本研究では,離散配置した受圧板の荷重分担範囲,受圧板間のアーチ効果,鋼管の斜面補強効果の確認を目的に,実大盛土斜面に土木シートを敷設し,盛土の手前に設置した鉄板上で土木シート斜面に移動層を構築し鉄板を降下させる除荷実験を行った。まず,1組の受圧板併用の鋼管で実験を行い,除荷前後の移動層重量の変化量,鋼管の変位量,受圧板が支持したと考えられる移動層範囲の計測結果を元に受圧板による荷重分担範囲を検討した。次に別の盛土で,荷重分担範囲が重なるように受圧板併用の鋼管を並列に2組打設して除荷実験を行い,受圧板間にアーチが形成され法肩変位が抑制されることを確認し,鋼管の実測ひずみから周辺土の拘束を伴った鋼管の部材抵抗についても考察した。
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  • 北村 明洋, 奥西 一裕, 久保田 篤之, 寺本 俊太郎, 澤村 康生, 木村 亮
    12 巻 (2017) 3 号 p. 303-321
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    地方の山間地では地震による斜面崩壊や,集中豪雨のため河川沿いの道路が崩れ通行止めになる場合が多くあり,地域の生活道路の早期復旧が社会基盤整備において重要になっている。そこで頻発する地盤災害を早期に復旧するため,円筒金網を多段積みにする河川護岸工法および,チェーンを補強材とし円筒金網を壁面とする補強土壁工法の研究開発を行った。これらの工法は開発段階での解析,実物大の施工実験を経て実用化しており,特に災害復旧現場における実用性の高さが確認された。
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  • 永井 秀樹, 河井 正, 風間 基樹, 堤内 隆広, 樋口 俊一
    12 巻 (2017) 3 号 p. 323-336
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    大規模発電所の取水施設などに設けられるポンプ室のような四面の側壁から囲まれた地中箱型構造物の耐震評価を行うには,構造物と地盤との相互作用を評価し,構造物の各部材に作用する荷重およびそれに伴う三次元的な変形を把握することが重要となる.今回,地中箱型構造物の耐震評価手法の確立を目的とした研究における実験的な検証を行うために,遠心力模型振動実験により側壁下部の一面に開口を設けた地中箱型構造物への作用荷重および変形の評価を行った.各構造部材に作用する荷重を直土圧,周面せん断力および慣性力に分類することで,入力波の段階載荷に伴う各作用荷重の増加およびその収束状況が明らかとなった.また構造物と地盤との相互作用を分析することで,捩じりを含む平面二方向の変形,および斜め方向入力による平面的に複雑な変形となる挙動を把握した.
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  • 秋山 克, 川﨑 了
    12 巻 (2017) 3 号 p. 337-349
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    尿素分解型バイオグラウトを用いたシリンジ固化試験に対し,固化反応に関する現況再現解析ならびに再現精度向上のためのパラメータ調整を実施した。ウレアーゼ活性試験に基づく再現解析で得られた,尿素分解菌Pararhodobacter sp. strain SO1の尿素分解反応の反応速度定数は1×10-8 mol/mg/sec,半飽和定数は0.635 mol/Lとなった。鉱物析出解析の結果より,実測と解析の析出鉱物を整合させるために,カルサイトのみが析出する設定とした。シリンジ固化試験再現の逐次解析において,反応に寄与する微生物量を考慮した「調整指数」の導入により,排出されるCa2+濃度の変化を再現できた。以上の結果は,尿素分解型バイオグラウトのカルサイト析出に関わる微生物反応シミュレーションを実施することによって,施工時の強度発現の予測や施工管理が可能であることを示している。
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ノート
  • 佐野 博昭, 麻生 更紗, 山田 幹雄, 柏原 司, 古川 幹人, 澄川 圭治, 佐藤 庫一, 中村 貴敏
    12 巻 (2017) 3 号 p. 351-362
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    本研究では,製鉄所構内において積付け開始日の異なる大気エージング処理工程中の7つの製鋼スラグ山から所定の期間ごとに試料を採取し,自然含水比,土粒子の密度,粒度,pH(H2O),電気伝導率,カルシウムイオン濃度,水浸膨張比の測定を行った。得られた結果より,大気エージング期間の経過にともなって散水や降雨の影響により自然含水比は増加し,土粒子の密度は減少することが明らかとなった。また,pH(H2O),電気伝導率,カルシウムイオン濃度は,エージング期間の経過にともなう推移はほとんど認められず,大気エージング処理工程中の製鋼スラグ山内部では,「炭酸化効果」は発揮されていないことが明らかとなった。一方,水浸膨張比は大気エージング期間の経過にともなって徐々に減少しており,大気エージング処理工程の実施によって製鋼スラグの膨張性安定化が図られ,「膨張抑制効果」が発揮されていることが明らかとなった。
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  • 宇高 竹和, 大島 快仁
    12 巻 (2017) 3 号 p. 363-374
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル フリー
    従来,地盤工学において,自重解析を含む静的解析には有限要素法(FEM)が用いられ,その境界条件には鉛直ローラー境界などが一般的に使用されてきた。モデル上の境界条件の設定位置は,解析の精度に大きく影響するにもかかわらず,解析を行う技術者の経験と知識に大きく依存している。本研究では,動的解析と同様に,不規則領域(FEM部)と,その側方から遠方に水平成層地盤(自由地盤)が無限に続くモデルを設定し,境界条件には,動的解析において境界条件に使用されてきたエネルギー伝達境界を用いる手法を提案する。解析結果から,解析振動数がゼロの状態で求めたエネルギー伝達境界の使用により,境界の設定位置による影響をなくすことが可能であると認められた。
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