地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
2 巻 , 2 号
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論文
  • 飛田 哲男, 宮島 昌克, 幸左 賢二, 荒井 幸夫, 田崎 賢治, 宇野 裕教, Mohammad Reza Salamy, Alaghe ...
    2007 年 2 巻 2 号 p. 51-64
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    2003年12月26日イラン南東部に位置する人口約12万人の町バム市直下を震源域とする地震が発生した。著者らは,地震発生約2ヵ月後に第1次調査として,バム市内とその周辺に観測点を設け微動観測,アンケート震度調査,建物倒壊率調査を行い,市内各所において震度や被害分布が異なることを明らかにした。本報では,第2次調査として市内10点において行った弾性波探査結果を示すと共に,詳細なボーリングデータに基づいて実施した地震応答解析結果をもとに,表層のP波速度構造と建物倒壊率との関係について考察する。
  • 亀井 健史, 志比 利秀, 高嶋 純一
    2007 年 2 巻 2 号 p. 65-72
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    近年,軟弱地盤対策工法として気泡混合軽量土を用いた軽量盛土工法が普及してきている。この工法の特徴は,地盤改良にかかる経費の削減と工期の短縮が挙げられる。しかしながら,施工現場では盛土内部の温度が施工直後に90℃近くに達する場合も認められ,その一軸圧縮強さに大きなばらつきがあることが明らかになってきた。そこで本研究では,初期高温養生を受けた気泡混合軽量土の応力-ひずみ関係に対して,2つの双曲線からなる近似モデルを用いてモデルシミュレーションし,その適用性を検討した。モデルシミュレーションを行う際に用いる物性値は,配合条件と初期養生温度に基づいて推定した。その結果,モデルシミュレーションから得られた応力-ひずみ関係は,室内実験から得られた応力-ひずみ関係を比較的よく表現できることが明らかとなった。
  • 井澤 淳, 斉藤 智哉, 伊藤 秀行, 上野 誠, 桑野 二郎
    2007 年 2 巻 2 号 p. 73-86
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    筆者らは補強土壁の壁面部分に改良土を配置しジオグリッドと組み合わせる補強土工法の開発を進め,ここ数年で適用事例も伸ばしている。しかし,耐震性能に関しては未解明な部分が多く課題となっていた。そこで,本工法の耐震性能を把握することを目的として遠心模型振動実験を行った。その結果,従来のジオグリッドのみによる補強土擁壁や,改良土のみの擁壁と比較して高い耐震性を示すことが分かったが,最終的に改良土壁内にクラックが発生し破壊に至る可能性があることが分かった。このクラックは壁面パネルからのアンカーとジオグリッドを補強土壁内でオーバーラップさせることによって抑制できた。また,改良土に短繊維を混合することにより,引張り破壊後の残留強度の落ち込みを抑えることが出来,クラック発生を抑制できることが分かった。
  • 村上 幸利, 後藤 聡, 米山 哲也
    2007 年 2 巻 2 号 p. 87-94
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    建設泥土を消石灰で安定処理して造粒化させた礫を砂に混合させ,それを埋戻し材として用いる場合について,地震発生時での浅い埋戻し地盤の液状化ならびにそこに埋設された管路の浮き上がりを防止できる可能性を振動台実験によって調べた。その結果,同じ相対密度でみた場合,砂に対する礫の混合比率が高いほど,過剰間隙水圧の発生量を低減できることが分かった。また,砂と礫の質量混合比を7:3程度,かつ相対密度を50% 以上に締め固めることによって,埋戻し地盤の液状化と埋設管の浮き上がりを十分に抑止できることが明らかにされた。
ノート
  • 片岡 沙都紀, 山下 聡, 南 尚嗣, 西尾 伸也, 安部 透, 横山 幸也, 兵動 正幸, GRACHEV Mikhail
    2007 年 2 巻 2 号 p. 95-105
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    2005,2006年に,ロシア・バイカル湖にて実施した表層型メタンハイドレート賦存地盤調査から,湖底表層土の工学的特性について検討を行った。調査ではメタンハイドレートを含む湖底表層の堆積土採取,コア観察および現地船上試験(コーン貫入試験,ベーンせん断試験,ベンダーエレメント試験,一軸圧縮試験)を行った。その際,試料はメタンハイドレート含有堆積土のほかに,音波探査によりメタンハイドレートの存在が確認されなかった地盤からも採取し,各種試験での比較を行った。その結果,メタンハイドレートを含む地盤の表層堆積土は,メタンハイドレートが存在していない地盤の試料に比べて,測定値が堆積深度に依存せず,低い値を示した。この原因として,ガスや水の湧出による地盤の撹乱と試料採取時の応力解放が関係していると考えられた。
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