日本家政学会誌
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47 巻, 11 号
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  • 農村の中高年女性における老後意識の追跡研究 (第2報)
    佐藤 宏子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1051-1064
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1982年と1993年の2回にわたって, 農村の中高年既婚女性の追跡調査を実施し, 同一対象者の老後意識の変化をコーホート間差異の視点から分析, 考察した.結果の概要は次のとおりである.
    (1) 1982年のコーホート間差異は全般的に小さい.これに対して, 1993年には多くの項目でコーホート間差異が認められたが, とりわけ年長コーホートと年下コーホートとの差異が大きい.中間コーホートは, 「既婚子との同居形態の希望一住宅・家計・食事一」についてのみ年下コーホートに近似しているが, その他の項目では年長コーホートとの近似性が高い.
    (2) 1982年に年長コーホートと年下コーホート問の差異が最も小さい項目は「既婚子との同居形態の希望一住宅・食事一」であり, 差異が最も大きい項目は「不自由になった時の世話をどの子供にしてもらいたいか」, 次いで「老後の生計維持の方法一体が丈夫な時一」である.これに対して, 1993年に差異が最も小さい項目は「夫に先立たれて一人になった時の同別居希望」であり, 差異が最も大きい項目は「不自由になった時の世話をどの子供にしてもらいたいか」「夫や子供と一緒に暮らせない時の暮らし方」「既婚子との同居形態の希望一家計一」である.
    (3) 1982年と1993年との2時点問における, 年長コーホートと年下コーホートのコーホート問差異の変化は, 差異が縮小した3項目をタイプA, 差異が拡大した8項目を, 差異の程度によってタイプB~Dに類型化することができた.
    (4) コーホート問差異の拡大は, 年下コーホートにおける伝統的意識の衰退が年長コーホートよりも急激であることによって生じている項目と, 年長コーホートで伝統的意識が持続しているのに対して, 年下コーホートでは伝統的意識が急速に衰退したことから生じている項目がみられる.
    (5) 1982年から1993年の11年間において, 最も変化の小さい老後意識は「夫に先立たれて一人になった時の同別居希望」であり, 最も変化の大きい項目は「既婚子との同居形態の希望一住宅・家計一」「老後の生計の維持の方法一不自由になった時一」「夫や子供と一緒に暮らせない時の暮らし方」である.また, 老後意識11項目の中で最も早い時期に変化がみられたのは, 年下コーホートにおける「長男の嫁」に対する不自由時の介護期待の衰退と, 体が丈夫な時の経済的自立の高まりである.さらに, 「同居を希望する既婚子の続柄」では, 「長男」同居という伝統的意識が三つのコーホートでほぼ同時期に, しかもコーホートによる緩急の差もほとんどなく衰退している.
  • 堤 伸子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1065-1071
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    先進国の中で, わが国の食料消費は, 総熱量が少なく, でんぷん質食品の比率が高い食品構成であるという特徴をもつ.わが国の食料消費の特徴が, 独自のものか, あるいは近隣の東アジア地域に共通してみられる特徴かを明らかにするために, 回帰分析とクラスター分析を用いて国際比較を行った.
    分析の結果, 以下のことが明らかになった.
    国民所得を独立変数, でんぷん質率を従属変数として回帰分析を行った結果, わが国だけでなく韓国と台湾を含めた東アジア3国の食料消費は他の国々とは別の特徴を示した.
    また, 各国の食品構成に関してクラスター分析を行った結果, 地理的, 文化的に近い国々が互いに融合しクラスターを生成しており, わが国が最初に融合した国は韓国であった.国際比較のうえでは, わが国の食料消費パターンは韓国のそれに最も近いものであるが, 同時に, その類似性はあまり高くないということも明らかになった.
    以上のことから, わが国近隣の東アジア地域の食料消費は, 国際的にみて他の国々とは異なる共通した特徴をもっているが, それとともに, わが国は独自の食料消費パターンをもつものと結論づけることができよう.
    なお, 本研究の一部は (社) 日本家政学会第46回大会 (1994年) において発表した.
  • 及川 桂子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1073-1078
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    鉄欠乏性貧血ラットを用いて, 鉄鍋溶出物 (10%食酢液で溶出, 鉄2mg, 4mg/100g飼料) および硫酸第一鉄 (鉄2mg, 4mg/100g飼料) を4週間投与して貧血改善効果の比較実験を行い, 以下の結果を得た.
    (1) 鉄4mg/100g飼料4週間投与では, 両飼料群ともにHb, Ht, RBCおよびSI値は著しく増加し, 顕著な貧血改善効果を示した.しかし, 肝臓, 脾臓の鉄含量は両飼料群ともに対照群に比べて有意に低かった.
    (2) 鉄2mg/100g飼料4週間投与ではすべての血液値が4mg投与に比べて低値を示したが, 対照群に比べて硫酸第一鉄群のRBC値以外は有意差は認められなかった.しかし肝臓, 脾臓の鉄含量は両飼料群ともに著しく低かった.
    以上の結果は, 10%食酢液で溶出した鉄鍋溶出物中の鉄は硫酸第一鉄と同等の高い生体利用性を示し, 貧血改善効果が優れていることを示唆するものである.
  • 山田 幸二, 水野 時子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1079-1084
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    ラットの血漿コレステロールと血漿遊離アミノ酸におよぼす摂取脂肪の影響を, 10%カゼイン飼料と20%カゼイン飼料に5%試験油脂を負荷し検討した.試験油脂には市販のラード, オリーブ油, サフラワー油, しそ油を用いた.
    10%カゼイン飼料, 20%カゼイン飼料とも, コレステロール負荷で生ずる血漿コレステロールの上昇はラードやオリーブ油摂取に比べサフラワー油やしそ油摂取で抑制された.また, ラード摂取とオリーブ油摂取, サフラワー油摂取としそ油摂取との問で血漿コレステロール濃度に差は認めなかった.血漿HDL-コレステロール濃度は, ラード, オリーブ油, しそ油摂取に比べサフラワー油摂取で高い値を示した.
    ラード摂取としそ油摂取との問で, !0%カゼイン飼料の場合, 血漿中のメチオニン, グリシン, チロシン, 20%カゼイン飼料の場合, 血漿中のメチオニン, ロイシン, イソロイシン, グルタミン酸, セリン, グリシンなどに差が観察された.これらの結果, 血漿遊離アミノ酸は摂取脂肪の違いで異なることが推察された.
  • 中嶋 昭正
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1085-1091
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    脱脂乳に添加した各種アミノ酸の乳酸菌の酸生成に及ぼす効果について検討した.
    Loctobacillus 9菌株, Lactococcus 2菌株, Streptococcus 1菌株について, アミノ酸を脱脂乳100mlに50mg添加して, 次の結果を得た.
    (1) 酸生成を促進するアミノ酸, 阻害するアミノ酸, 影響を与えないアミノ酸は各菌株によって, それぞれ異なった.また, 同じアミノ酸が菌株が異なると促進することも阻害することもあった.
    (2) L-システイン, L-シスチンはLactobacillus 9菌株の酸生成を促進したが, 1菌株は阻害した.グリシンはLaaobacillusの4菌株を促進したが, 1菌株は著しく阻害した.
    (3) そのほか, L-リジン, L-ヒスチジンなど数種類のアミノ酸が菌株によっては促進効果を示した.
    (4) 酸生成を全体的に阻害する傾向があるアミノ酸は, L-アスパラギン酸, L-イソロイシン, L-ロイシン, L-メチオニンであった.また, L-アラニン, L-グルタミン酸, L-セリンほか数種類のアミノ酸が菌株によっては阻害効果を示した.
    (5) 結局, 供試した12菌株中Lactococcusの2菌株以外の10菌株の酸生成は, それぞれ1種あるいは数種類のアミノ酸で促進された.また, Lactobacillusの2菌株以外の10菌株は1種あるいは数種類のアミノ酸で阻害された.
    本報告の大要は平成元年度第41回日本家政学会大会 (東京) で発表した.
  • 粟津原 理恵, 河村 フジ子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1093-1098
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    変性ホエータンパク質 (WPI) 濃度を6%, ゼラチン濃度を3%として酸性化させた混合ゲルのゲル化特性について検討した結果以下のことが判明した.
    (1) pH5.5に調整した混合ゲルはゼラチンの種類 (アルカリ処理, 酸処理) に関わりなくWPI単独ゲルに比べて離水しにくく, 高い破断特性値を示した.
    (2) 混合ゾルのpHを3.0~6.0に調整した場合, みかけの破断応力はゼラチンの種類に関わりなくpH4.5が最大となるが, 酸処理ゼラチン混合では, pH3.5にもピークが見られた.いずれもpH4.5以上になると, みかけの破断応力は急速に低下した.
    (3) オレンジ果汁をアルカリ処理ゼラチンに5~10%, 酸処理ゼラチンに5%添加したpH6前後の混合ゲルはみかけの破断応力は低いが, みかけの破断歪みが高い値を示した.
    (4) レモン果汁をアルカリ処理ゼラチンに10%, 酸処理ゼラチンに5%添加したpH4.7前後の混合ゲルはみかけの破断応力は高いが, みかけの破断歪みは低い値を示した.
    (5) オレンジ果汁を5%添加したpH6.24のWPI-アルカリ処理ゼラチン混合ゲルは自由水が少なく, WPIによる紐状の網目を膜状のゼラチンが埋めているとみられる緻密な構造を形成していた.
  • 米の種類, 炊飯条件が異なる冷凍保存米飯の解凍時の性状 (第2報)
    貝沼 やす子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1099-1107
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    銘柄, 炊飯方法の異なる米飯を冷凍保存後自然解凍した場合の性状について検討し, 次のような結果を得た.
    (1) 冷凍保存による食味の低下は著しかったが, 銘柄, 炊飯方法で若干の差がみられ, 新潟コシとカリでは長時間沸騰炊飯, 高温浸漬炊飯, 三重コシヒカリでは高温浸漬炊飯が好まれる傾向にあった.
    (2) 冷凍保存する前の米飯の水分含有率は冷凍保存後自然解凍してもほとんど変化しなかった.
    (3) 長時間沸騰炊飯の飯はレオロメーターによるかたさの値が有意に低かった.新潟コシヒカリの長時間沸騰炊飯, 高温浸漬炊飯は冷凍保存後のかたさの増加が最も少なく, このことが暗好を高める一困であると考えられた。三重コシヒカリのかたさの値は官能評価と対応しなかったが, 冷凍保存しても付着性の値の変化が少ない高温浸漬炊飯の冷凍米飯が食味評価点が高い傾向にあった.
    (4) 熱80%エタノール可溶還元糖量は3日間の冷凍保存試料ではほとんど変化しなかったが, 高温浸漬炊飯, 長時問沸騰炊飯の10日間冷凍保存ではやや増加する傾向を示した.
    (5) 飯粒横断面表層部はいずれも十分にデンプンが糊化した様相を示しており, 冷凍保存による変化は小さかった.中心部は炊飯当日の試料問に差がみられたが, 冷凍保存による変化は小さかった.
    以上の結果から高温浸漬炊飯は両品種ともに冷凍保存後自然解凍した米飯の食味低下が比較的少ない方法であると考えられた.この方法では飯粒中心部よりもむしろ表面に近い部分の性状変化による影響が大きいと推察されたので, この点についてさらに検討を進めたいと考えている.
  • 高齢者とホームヘルパーの双方からみた在宅要援護高齢者の住環境と生活支援の検討 (第1報)
    米村 敦子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1109-1117
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    (1) 対象要援護高齢者への公的な住宅保障は低調で, 市部の単独世帯に民営借家居住が多い.各自の寝室は, 健康を害すほど, 広狭に関わりなく療養室化し, 食寝も不分離で一日中を寝室で過ごす比率が増すが, このような虚弱な高齢者ほど寝室評価は低い.借家居住者広さと収納と使いやすさの評価が低い.
    (2) 住宅の危険感や不便感とその改善要求は, 水まわり空間・設備と, 通過・上下動作に関わる箇所に集中している.単独世帯に家事空間, 車イス使用者に移動時の不安感が強く, また, 個人による自由な改造の難しい借家居住者に全般に改善要求が高い.寝室には緊急通報装置の要求が高く, 緊急時の不安感が示された.重介護層に移動用リフト等の介護設備要求がある.
    (3) 高齢者がヘルパーから受ける介助の内容は多岐にわたり, 重介護層や虚弱層では入浴介護やその他の介護, 高齢者のみの世帯では家事援助が中心となっている.精神面での介助も重要で, 高齢者の心身および日常生活はヘルパーによって支えられている.ヘルパー訪問日以外の生活行動では, 単独世帯の男性と健康を害した高齢夫婦世帯に, 基本的な家事の維持に不安が読みとられた.また, 同居世帯高齢者の家事行動率は非常に低い.ヘルパーの介助の重要性が明示される一方, 高齢者や家族の自立性保持への意識低下を伴う, ヘルパーへの過剰依存の問題も推察される.
    (4) 現在の生活の不安は, 健康と家事・家計の問題に高く, 特に, 借家居住者に不安感が強い.また, 単独世帯に健康と家事, 同居世帯で家族関係の不安が高い.今後の生活は, 子への期待と公的な高齢者福祉制度・施設への期待とに二分される.借家居住者と単独世帯に将来を未定的に捉える傾向が強く, 高齢者施設への期待が高い.ヘルパーへの期待感は全般に強く, 現行よりも高い訪問頻度が望まれている.
    以上の考察から, 在宅要援護高齢者の住環境と生活支援の整備に向けて, つぎの課題があげられる.
    住環境や住生活において厳しい現状にあるのは, 単独世帯を中心とする借家居住者と, 重介護層の高齢者であった.援護を要する高齢者に対する公的な住宅供給事業 (入居前提の自立性の基準は, 在宅の意志を尊重し, 篤い援護を要する高齢者に対しても, 生活支援サービスの整備のもとで柔軟に対応する), および, 民営借家向けの本格的な補助事業 (高齢者向けの住宅改造補助を含む) とともに, 寝室の機能性と居室としての居住性の向上に関する施策上および研究上の課題がある.
    生活行動や生活支援の考察からは, 単独世帯の家事や精神生活の問題, 夫婦世帯の介護問題, 同居世帯の家族関係の問題など, 生活状況によって種々に異なる問題点が明らかとなり, また, ヘルパーの介助の重要性が認識された.さらに, 特に借家居住者に現在の生活や将来への不安感が強い現状から, 住環境整備の重要性が生活意識の面からも裏づけられた.居住環境の整備とともに, 高齢者自身の自立性の保持を助ける生活技術の学習や, 給食サービスや安全な車イスなど高齢者向けサービス・機器の開発, 利用しやすい地域施設の整備と緊急時等に即応できる支援体制整備の課題がある.
  • 高齢者とホームヘルパーの双方からみた在宅要援護高齢者の住環境と生活支援の検討 (第2報)
    米村 敦子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1119-1125
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    (1) 身近に要援護高齢者と接するホームヘルパーは, 高齢者と家族の関係, 緊急時や夜間の対応, 心身の健康と住宅や家事, 福祉制度やヘルパーの仕事等, 在宅高齢者福祉の現状の問題を総合的に感受している.高齢者調査で提示された住環境や生活支援等の問題点を裏付けるとともに, 援護する側からの課題 (訪問先の依存性や理解不足, ケアバクス等各種施設の充実やヘルパーと地域とのネットワークの必要性等々) も抽出された.ヘルパーだけでは対応し難い問題が多い.ヘルパーは高齢者よりもより高い訪問頻度を望んでおり, 特に担当数の多いヘルパーにその希望が高い.
    (2) ホームヘルパーは, 今後の高齢者福祉は公的福祉と民間サービスの相互補完で展開していくと考え, 市部に住環境関連, 郡部に福祉関連の民間サービスへの期待が高い.しかし, その信頼性への不安も多く, 基準整備や資格制度等の行政施策が必要とされる.
    ヘルパーは仕事に誇りを持つ一方, 労働条件, 社会的認知や訪問先の理解の立ち遅れを実感し, 労働環境と研修・資格制度の整備, 社会的PR等の要望も持つ.今後多様化する各種ヘルパーの連携は, 仕事の分担と連携, それを支える在宅福祉と施設福祉の制度整備とそれらの緊密なネットワークの充実が課題となる.
    以上の考察から, 要援護高齢者の在宅福祉支援の整備に向けて, つぎの問題点と課題があげられる.
    高齢者調査およびホームヘルパーの双方の調査を通して, 在宅高齢者福祉の現場におけるホームヘルパーの介助の重要性と, 本来ヘルパーのみでは対応できない多くの問題の中で, 心身両面での負担を負っている現状が認められた.それは, 介助を受ける高齢者や家族の依存性の問題, つまり, 自立と援護の調和という基本的問題を提示するとともに, ヘルパーの労働環境整備の問題も認識させた.さらに, 従来, 主に女性に頼ってきた在宅福祉の現場への, 男性の参加と生活全般にわたる種々の専門職の参加の課題が提示された.
    在宅福祉の整備項目としては, 生活保障の基礎としての住環境整備の重要性が双方の調査を通じて検証され, また, 特に, 高齢者の精神面や人間関係の問題をヘルパーが重く捉え, 接点となって苦悩している現状から, 従来重視されてこなかった高齢者の心理面でのケアの課題が認められた.そして, ヘルパーの側からも提示されたように, 緊急時や夜間・休日の対応問題を含めて, 各種ヘルパーや福祉施設や地域を結ぶ緊密なネットワークづくりが急務の課題である.
    最後に, 最も在宅要援護高齢者の現状を知るヘルパーの意見を, 福祉政策の決定の場にいかに反映させるかという課題を提示したい.
  • 畦 五月
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1127-1131
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    緑豆および, ブラックマッペを発芽させたもやしには, 抗栄養素といわれるレクチンがどの位含有されているか, また, その存在部位について調べた.
    (1) 緑豆は, マウス赤血球を凝集しなかったが, ウサギ赤血球を凝集した.発芽1日目に両血球での凝集活性はピークとなり, 以後減少したが, 7日目の出荷日でもかなり高い活性が存在した.
    (2) ブラックマッペは, マメ自体マウス・ウサギ両血球を凝集した.発芽に伴い4日目をピークに活性は低下したが, 6日目の出荷日でも活性は存在した.
    (3) 発芽6~7日目の両マメのもやしのヘマグルチニン活性は, 子葉, 根部に高活性で存在した.胚乳, 茎部の活性は, 子葉, 根部よりかなり低活性であった.
  • 見えない文化を理解する重要性
    有馬 澄子
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1133-1135
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 平井 聖
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1136-1138
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 小川 昭二郎
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1139-1142
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • -日本および中国で開催された会議報告-
    国際交流委員会
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1143-1150
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 阪神・淡路大震災に関する関西支部 (被災地域) 会員第2次アンケート調査報告 [その1] -震災1年後の調査-
    丹羽 雅子, 今井 範子, 中川 早苗, 三好 正満, 朴木 佳緒留
    1996 年 47 巻 11 号 p. 1151-1158
    発行日: 1996/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
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