家政学雑誌
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16 巻, 4 号
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  • 小腸リパーゼに及ぼす胆汁酸の影響
    遠藤 幸子
    1965 年 16 巻 4 号 p. 177-180
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 検定菌の2, 6-Dichlorophenolindophenolの還元作用ならびにそのカップ法への応用について
    佐藤 昭子, 岡田 玲子, 塚原 叡
    1965 年 16 巻 4 号 p. 181-187
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 木原 芳次郎, 井上 タツ
    1965 年 16 巻 4 号 p. 188-192
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 野菜中の配糖体に関する研究 (第1報)
    槇 光章
    1965 年 16 巻 4 号 p. 193-195
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    植物中の配糖体については従来種々なる成分が抽出分離され、構造竜解明されているが、野菜中の存在についての報告が少ない現状である。特にrutinの存在については1904年Schmidt、及びBramsがエンジュの槐実の黄色色素sophorinは加水分解するとquercetinと糖を生じ、所謂rutinに一致する事を証明して、植物中におけるrutinの存在に関する研究の先鞭をなした。次いでWunderlichはサンシキスミレの花色素より、長谷川はタバコの乾燥葉より、工藤及び本田はユズリハ葉よりrutinを分離抽出しその存在性を確定した報告が見られるが、就中野菜中におけるrutinの存在については報告が比較的少ない状態である。
    かかる現況にかんがみ、著者は野菜中の配糖体に関する基礎的研究の第一段階として、キュウリの配糖体構成糖についてその種類を稔索し、且つキュウリの乾燥試料をメタノールで抽出し、そのエキスから配糖体の一種であるrutinを単離してその存在を推定したので、その結果を竜併せて報告する次第である。
    (1) キュウリを熱80%メタノールで抽出し、酷酸鉛で鉛複合物として沈澱する配糖体はグルコース、ラムノース、ガラクトース、マンノース、キシロース、フラクトースを構成糖分としている事を認めた。
    (2) キュウリをメタノールで抽出し、そのエキスから配糖体rutinを単離した。
  • キュウリ中の黄色色素及びアミノ酸配糖体の単離
    槇 光章
    1965 年 16 巻 4 号 p. 196-198
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    キュウリは一般に緑色のものであるが、同種でも黄色となり、熟度が緑色キュウリよりも早いものが見られる。これは微量成分の欠乏による黄色化とも異なり、一種の病気に原因するものではないかと考えられる。しかも緑色キュウリ及び黄色キュウリを夫々80%アセトンにて抽出し、抽出液を比色計にて吸光度の測定より葉緑素含有量を比較するに、緑色キュウリには0.22%、黄色キュウリには0.05%の葉緑素が定量され、黄色キュウリには緑色キュウリの約1/4の葉緑素含量となっている事が判った。かくの如き予備実験より、これら黄色キュウリには黄色色素が多量含有されているものと推測されたので、黄色色素の分離を試みた処、紫外線下で黄緑色の螢光を発する黄色色素の一種としてイソクエルシトリンの存在を推定した。
    しかるに植物中におけるイソクエルシトリンの存在についてはKulm, Grundmanはトーモロコシの褐色品種の苞より、中村、福地はスギナの間荊より、Perkinはシロバナワタの花色素より、服部ら、川口らはシロツメクサ花より、奥、林屋らは桑葉より配糖体として分離抽出し、加水分解にてクエルセチンとブドー糖を生ずる事を確認した報告が見られるけれども、野菜中での存在は知られていない現状である。
    次に第一報における配糖体構成糖検索のための試料溶液についてアミノ酸の検索を試みた処、アルギニンのスポットが濃厚に得られたので、配糖体の一部を構成しているのではないかとの推察のもとに分離抽出を試みた。その結果キュウリよりアルギニン配糖体を単離したのでこれも併せて報告する次第である。キュウリ中に有機塩基としてアルギニンの存在する事は吉村らが報告しており、特にアルギニン配糖体の植物中に存在する事については浜村らが桑葉中より分離しているに過ぎない状態であり、かくの如く野菜中にアミノ酸がグルコシドとして存在する事は、植物生理学上興味深いものと思われる。
    (1) 黄色キュウリ中の黄色色素の一種としてクエルセチンとグルコースの結合体、即ちイソクエルシトリンを分離抽出し、その存在を推定した。
    (2) 又キュウリよりアルギニンとグルコースが1:1の分子比で結合したアルギニングルコシドを単離した。
  • 煮出汁の遊離アミノ酸について
    定森 許江
    1965 年 16 巻 4 号 p. 199-202
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    1. 干蝦煮出汁中に旨味成分として存在する遊離アミノ酸を、3つの試料、即ち干むき蝦、粉蝦、頭部及び皮部の煮出汁について、二次元ペーパークロマトグラフィーによって検出し、ヒスチジン、アルギニン、グリシン、グルタミン酸、セリン、アスパラギン酸、アラニン、プロリン、チロシン、バリン、フェニールアラニン、イソロイシン、ロイシン、メチオニンの14種のアミノ酸を認めた。
    2. 煮出汁中の遊離アミノ酸を呈色斑抽出比色法により定量した。3つの試料ともヒスチジン、アルギニン、グリシンの抽出量が多く、抽出時間の影響も大きいが、他のアミノ酸の抽出量は少なく、抽出時間の影響も少ない。
    3. 第1報の食味テストにおいて、最も美味とされた煮出汁中の抽出量はヒスチジン41.0mg~41.7mg、アルギニン34.7mg~35.5mg、グリシン29.1mg~29.8mngであった。
  • 楠屋 美津代
    1965 年 16 巻 4 号 p. 203-207
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 橋本 保子
    1965 年 16 巻 4 号 p. 208-211
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    P.P.(F)、P.P.(S)、絹の黄変と強力低下について、紫外線照射の条件(乾布、水に浸漬、石けん水に浸漬)と時間 (5~60hr) による差異を比較した。さらにそれに関連して乾布を室内散光に当てた場合の変化も合わせて検討した。
    (1) 室内散光に曝した場合は3繊維ともに、黄変と強力低下は目立たなかった。特に強力低下は殆んど見られなかった。
    (2) 紫外線照射の黄変と強力低下は顕著であり、一般的に照射条件より照射時間による影響が大きかつた。
    黄変についてはいずれの条件においても3繊維ともにほぼ平行して進行しているが、絹がP.P.繊維より僅かに黄変が少ない。
    強力低下は3繊維の差が著しく、特にP.P.(F)の低下が目立っている。P.P.(S)と絹を比較すると、乾布では大差がないが水および石けん水浸漬の場合はP.P.(S)の照射時間20hr以後の強力低下が大きい。
    照射時間の影響は初期5hrの強力低下が著しく、RP.(S)、絹は30~40%、P.P.(F) は約55%の低下率を示している。
    照射条件の影響はP.P.(F)、P.P.(S)ともに蒸溜水、石けん水に浸漬したものの強力低下が著しく、照射時間30hr以後は繊維の脆化のため強力測定が不可能となった。絹は蒸溜水浸漬による強力低下は少ないが、石けん水に浸漬したものは照射時間30hr以後は強力測定が不可能となった。
  • 井上 栄
    1965 年 16 巻 4 号 p. 212-218
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    蒸発法応用、すなわち直接布に少量の含水有孔物質を接し、下部保温度を一定にする透湿度測定法において、
    (1) 定常透湿量は、外気の水蒸気圧と指数関数の関係がある。
    (2) 定常透湿量は、1-P/P0に比例する。
    (3) 定常透湿量は、繊維の吸湿性(水分率)に対応する。ただし羊毛は異る。
  • 機械力による布の物性の変化
    石崎 ダイ
    1965 年 16 巻 4 号 p. 219-223
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 羽生田 晴, 細谷 聡子
    1965 年 16 巻 4 号 p. 224-226
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 皮脂汚れと環境温影響
    平尾 あや
    1965 年 16 巻 4 号 p. 227-233
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 加地 悦子, 松本 淑子, 才田 真喜代
    1965 年 16 巻 4 号 p. 234-236
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 暖房中止後の状態について
    大島 愛子
    1965 年 16 巻 4 号 p. 237-241
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 幼児の言語的思考
    額田 清
    1965 年 16 巻 4 号 p. 242-245
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 標準的方法について
    吉川 誠次
    1965 年 16 巻 4 号 p. 246-251
    発行日: 1965/08/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
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