家政学雑誌
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34 巻 , 7 号
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  • 香辛料添加鶏骨スープの加熱臭について (第1報)
    河村 フジ子, 河村 としみ, 加藤 和子, 松本 睦子, 小林 彰夫
    1983 年 34 巻 7 号 p. 387-391
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    ローリエ加熱臭の同定を行い, ローリエ添加鶏骨スープのローリエ臭の経時的変化について検討した結果を要約すると次のようになる.
    1) ローリエ臭として, α-ピネン, β-ピネン, サビネン, ミルセン, α-フェランドレン, リモネン, 1, 8-シネオール, ρ-シメン, リナロール, テルピネン-4-オール, α-テルピネオール, メチルオイゲノール, オイゲノール, エレミシンの14種をGC, GC-MS, 文献により同定した.
    2) ローリエ臭の経時的変化は, 1, 8-シネオール, リナロール, サビネン, α-テルピネオールの減少が顕著で, 98℃以上60分以内にその大部分が蒸発し, その後はオイゲノールが主成分となる.
    3) 官能検査の結果, ローリエ臭は, 鶏骨スープ臭を抑制して好まれる.ローリエ臭の強さは, 95±1℃で60分加熱の時点が最も強く, 60分以内の短時間加熱のものがスープとして好まれる.
  • 山本 信子, 笠井 八重子, 柳 進
    1983 年 34 巻 7 号 p. 392-397
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    3~4回揚げ物に使用した調理用揚げ油と使用前の新鮮油について, 化学分析, 官能検査, 動物実験を行って比較し, 次のような結果を得た.
    1) 化学分析では, 酸価, 過酸化物価, TBA値, カルボニル価, 色度に差がみられた.
    2) 官能検査では, 新劣油の区別ができなかった.
    3) 基本飼料に30%の油を添加した飼料でマウスを飼育した場合, 40日以上では劣化油群の体重が有意に少なくなったが, 30%以外の群では, 差がみられなかった.
    4) 60日飼育後の臓器の重量は, 脂肪組織では, 劣化油群が, 新鮮油群に比較して低かった.
    5) 60日飼育後の血中コレステロール値は, 45%新鮮油群と0%群との間には, 有意な減少がみられた.しかし劣化群では, コレステロール低下効果はみられなかった.
    以上の結果から, 軽度の加熱劣化油でも飼料の濃度と飼育期間によっては, マウスの体重や, 臓器, 血中脂質に影響を及ぼすことが考えられた.
  • 包丁の切れ味に関する研究 (第9報)
    岡村 多か子, 竹中 はる子, 寺島 久美子
    1983 年 34 巻 7 号 p. 398-404
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    以上のことから明らかになったことは,
    1) 刺身包丁の特長として, 長さは大別して大体三つのグループに分けられ, 包丁の長さは異なっても, 重量はいずれも, ほぼ110g前後であった.このことから, この110gという重量は, 長さに関係なく刺身包丁として使いやすい重量として, 長い間の習慣から得られた結果ではないかと推察される.
    厚さ, 刃角は, 元刃より切っ先方向に厚さを減じ, 刃角も鋭くなっている.
    2) これらの包丁を使って, 刺身用魚肉を切る実験を行った結果, 切削の際, 長く引いて切った切削面と, 短く引いて切った切削面を比較すると, 長く引いた切り方のほうが, 切り込み時間は長く要するが, 組織を損傷することが少なく, その上, 表面が刃の摩擦により平滑に仕上がり, したがって光沢があった.
    3) 刺身の仕上がりは表面に光沢のあることが望まれているから, 包丁の刃渡りを長く使って引いた切り方が, 刺身の作り方として適しており, また, 刃の薄い, 刃角の鋭いものが美しい仕上がりを得るのに適していることが明らかになった.
    このことから, 刺身包丁が, 細長い形状に作られた理由も明らかにされたと考えられる.
  • 下半身の着装と素材差
    笹本 信子, 木下 陸肥路
    1983 年 34 巻 7 号 p. 405-410
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    Practical experiments were done to try to find an easy way for wearing Kimono. Two kinds of materials were used for the experiment. With the heights of both the center of foot and Tsumasaki as key factors, shapes of foots, both at standing-still position and in walk action were orthographed and heights were measured. These were analized by the introduction of ternary arrangement method. Main results are shown in the following descriptions.
    The material suggests that you wear a wool Kimono in light fashion since it functions casually. The experiments indicate that the cloth can fit the human body best and at the same time, can be very functional when the height of the center of foot is kept from 60 to 70 mm. On the contrary, keeping the Tsumasaki in high position causes the lift-up of foot and shrinking of its bottom. diameter and makes it difficult for the wearer to walk smoothly. Accordingly, when the Tsumasaki is in the same horizontal position with the center of foot the cloth is the most functional without causing any rise-up of the foot.
    Situation requires that a crepe Kimono should be worn gracefully positioning the foot low. It suggests that the cloth be worn with the center of the foot 10 mm high. In this case some considerations must be given to the height of the Tsumasaki. A small drape modulus and drooping quality of the material naturally positions the Tsumasaki low.
    The low positioning is also caused by the fact that the waist is lowered by approximately 30 mm when the human body is in walking action. Therefore you can wear crepe cloth beautifully by keeping Tsumasaki higher than the center of foot by 40 mm even when the height of the foot is kept low. It avoids the drooping of the Tsumasaki when the wearer walks.
  • 都市勤労者夫妻の生活時間・生活行動 (第1報)
    伊藤 セツ, 天野 寛子, 森 ます美, 大竹 美登利
    1983 年 34 巻 7 号 p. 411-420
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    われわれはかねてから従来の家庭経営学領域での調査研究方法を批判的に検討してきたが, 今回その検討の上にたって, われわれの調査論・調査方法にもとづく独自の生活時間調査を企画し, 実施した.
    本報では, 第1に, これまでの家庭経営学的生活時間研究の問題点を指摘し, 第2に, 家庭経営学領域における生活時間調査の独自性を考察してわれわれの調査目的を明らかにし, 第3に, われわれの調査理論・調査方法を展開して, とくに対象の理論的・質的規定こそが, 調査の出発点であること, さらに理論的に規定された対象の調査方法は, 有意に選定される典型調査が効果的方法であることを論証し, 最後に, われわれが実施した「都市勤労者夫妻の生活時間調査」の具体的方法と調査対象の特徴について述べた.内容の分析は第2報で行われる.
  • 宮田 康子, 畑 康恵, 丸山 悦子
    1983 年 34 巻 7 号 p. 421-426
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    ガス電子ジャー炊飯器により炊飯した米飯を24時間保温し, 保温中の米飯の官能検査ならびに物理化学的変化について検討した.
    1) 保温2時間までに温度低下がみられるが2時間経過後の米飯の温度は安定であり, 74℃前後に保たれた.上層部, 中央部の部位差も小さく0.5℃前後であった.
    2) 保温中における米飯の体積はほぼ一定であったが, 水分含有率, 重量には減少がみられ, 上層部の米飯では水分の減少に伴い硬さの増加が顕著であった.
    3) 還元糖量は保温14時間経過後までは顕著に減少したが以後ほぼ一定値を示した.
    4) 官能検査の結果, 保温10時間で外観, 匂い, 色, 総合において有意差がみられ, 保温14時間でさらに硬さ, 粘り, 旨味においても有意差を生じた.これらの結果からガス炊飯電子ジャーの場合, 継続して14時間程度は米飯の物理状態や食味を保持し得ると考えられる.
  • 菅沼 恵子
    1983 年 34 巻 7 号 p. 427-430
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
  • 諸外国の家政学シリーズ (3)
    中川 眸
    1983 年 34 巻 7 号 p. 431-434
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
  • 田村 喜代
    1983 年 34 巻 7 号 p. 435-439
    発行日: 1983/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
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