日本総合健診医学会誌
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26 巻, 4 号
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  • 1999 年 26 巻 4 号 p. 373
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 安藤 智, 白石 由里, 佐々木 將人, 奥野 正孝, 飯島 克巳, 五十嵐 正紘, 梶井 英治
    1999 年 26 巻 4 号 p. 376-384
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 平野 久美子, 赤堀 亜矢子, 是枝 直子, 堀内 真由美, 円岡 早苗, 杉山 美和子, 鈴木 晶子, 渡辺 かほる, 諸戸 敬子, 斉藤 ...
    1999 年 26 巻 4 号 p. 385-389
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    人間ドック受診者 (男性) 4, 598名を対象に前立腺検査の現状と検査異常者の追跡調査および今後の問題点について検討した。
    検査方法は前立腺性酸性ホスファターゼprostatic acid phosphatase (PAP) は比色法, 前立腺特異抗原prostate specific antigen (PSA) については (AbビーズPSA‘栄研’法) と依頼先医療機関の方法 (マーキット法) との比較検討を行った。
    検査の異常率はPAPO.3%, 一方PSAでは10.3%であった。PAPおよびPSAとの相関関係は認められなかった。PSAの異常率は加齢現象が認められた。スクリーニング検査で異常値を示した人は, 専門医に紹介しているが, 再検の結果でPSAの測定値に差が認められたため, 検査方法の比較検討を行った。その結果, 良好な相関関係を示したが, 測定値は栄研法 (1.6±1.5) , マーキット法 (0.9±0.6) で明らかな差が認められた。
    前立腺検査異常者は108名で, そのうち, 追跡調査ができたのは56名 (52%) であった。追跡できた56名中, 有所見者数は9例で, その内訳は前立腺肥大症5例, 前立腺癌の疑い2例, 前立腺癌2例であった。
    前立腺癌と診断された2症例のPAPの過去データはすべて正常を示しており, その2例ともがPSAの検査により発見されたケースで, PSAの有用性が認められた。前立腺癌の発見率はPSA受検者の0.19%, PSA検査異常者の1.85%であった。以上のことから, PAPの有用性は低く, 今後PSA単独の実施が望ましいと考えられた。その場合, 対象者の年齢は50歳以上と設定するのが妥当と思われる。
    また, PSA検査データの交換には検査方法や基準値を明記する必要性がある。
    今後, 依頼先の医療機関との連携の強化, 内部のフォローアップ体制の充実を計ることなどにより, 前立腺癌の発見率はさらに上昇するものと考えられた。
  • 吉田 信彦, 河本 千恵, 白鳥 美津子, 伊藤 要
    1999 年 26 巻 4 号 p. 390-397
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    眼圧が高い人への生活指導の参考にするため, 眼圧値と人間ドックの各種検査成績を比較検討した。眼圧平均値および高眼圧率 (眼圧が20以上の割合) は女性より男性の方が有意に高かった。
    血圧や血糖値の高い人の眼圧平均値や高眼圧率は対照より高値で, 男女間の有意差は見られなくなった。脂肪肝や肥満, GOT, GPT, TGの高値も眼圧を高くした。飲酒者は圧倒的に男性に多く, 飲酒男性の高眼圧率は高かった。
    非飲酒者では高眼圧率や眼圧平均値の男女差はないことから, 高眼圧率や眼圧平均値全体の男女差は男性に多い飲酒によるものと考えられた。
    高血糖, 高血圧, TG高値, GPT高値, 飲酒, 脂肪肝, 肥満などが重なれば重なるほど高眼圧率は上昇した。また高眼圧症で治療を受けて眼圧が正常となっていても高血糖や高血圧の割合は他の正常眼圧者より高かった。
    以上のことからこれら諸因子は高眼圧の背景因子, 促進因子あるいは危険因子として重要であり, 高眼圧症は生活習慣病に関連があるのではないかと思われた。したがって高眼圧者に対しては糖尿病, 高血圧, 過度の飲酒, 脂肪肝, 肥満, 高脂血症などを改善するような生活指導を行う必要があると考えられる。
  • 杉本 敬三郎, 福島 則之, 鈴木 輝美, 森戸 由紀子, 高橋 行子, 佐藤 真智子, 田村 政紀
    1999 年 26 巻 4 号 p. 398-400
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    総合健診において, 婦人科検査は欠かすことのできない重要な検査で, 今回我々は手書きによる手間を省き, 記入ミスをなくす目的でマツナミスーパーフロスト用自動印字プリンターMP20010 (以下印字プリンター) を導入し, その使用成果について検討した。
    受診者の必要事項をコンピュータに入力し, プリンターバッファーインターフェイスを廻し, 印字プリンターで受診者のIDをスライドガラスに印字する。印字したスライドガラスに検体を塗抹後, 95%エタノール液で固定, パパニコロウ染色後顕微鏡診断をする。
    結果これまで婦人科細胞診用スライドガラスには, 健診前日に予約者全員の氏名, 健診年月日, 組番, 採取部位を鉛筆で記入していた。最近予約者の増加に伴い記入にかなりの時間を費やしていた。人の手による記入のため, ごく少数ではあるが記入ミスが発見されることがあった。今回印字プリンタを導入し, わずか数秒で印字ができ, 前日のID記入を省くことができた。コンピュータ本体のID登録を直接使用しているため, IDミスを完全になくすことができた。印字された文字は, 固定およびパパニコロウ染色に全く支障はなく, 文字は消えなかった。
    まとめ受診者のスライドガラスに自動的に印字し, 記入ミスをなくし, 手書きの手間も省くことで, 大幅な時間短縮ができた。専用のインクを使用しているため, 文字は消えなかった。婦人科細胞診検査に有用であった。
  • 西村 千尋, 今村 裕行, 森脇 千夏, 二神 友美, 宮本 徳子, 内田 和宏, 上濱 龍也, 嶋田 良子, 城田 知子, 中田 健次郎, ...
    1999 年 26 巻 4 号 p. 401-405
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    本研究では, 女性の末梢循環機能について加速度脈波を用いて評価し, 維持目標値が明確に設定されている最大酸素摂取量との関係について検討した。平成5~7年に健康診断受診時に加速度脈波の測定を受けた女性446名の記録から, 形態に関しては身長, 体重, BMI, 体脂肪率を抽出した。最大酸素摂取量は間接法による推定値を用いた。末梢循環機能はミサワホーム社製プリケアグラフAPG-200を用いて右手第2指の指尖部にて測定した。その結果, 加速度脈波係数と有意な正の相関を示したものは身長, 最大酸素摂取量であった。逆に有意な負の相関を示したものは年齢, SBP, DBP, BMIであった。そこで, 偏相関分析を用いて年齢の影響を補正して検討したところ, 加速度脈波係数は最大酸素摂取量と有意な正の相関を示した。以上のように, 末梢循環動態の良否を評価する加速度脈波係数と最大酸素摂取量との間には, 年齢の影響を補正しても, 有意な相関関係が認められた。
  • ―基準値・カットオフ値の考え方―
    福武 勝幸
    1999 年 26 巻 4 号 p. 406-409
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 桑島 章
    1999 年 26 巻 4 号 p. 410-411
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • ―ISOへの整合化―
    田村 政紀
    1999 年 26 巻 4 号 p. 412-413
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 田村 政紀
    1999 年 26 巻 4 号 p. 414
    発行日: 1999/12/20
    公開日: 2010/09/09
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