人間‐生活環境系シンポジウム報告集
Online ISSN : 2434-8007
第42回人間-生活環境系シンポジウム報告集
選択された号の論文の68件中1~50を表示しています
  • p. Cover1-
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • p. Cover2-
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • p. App1-
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • p. App2-
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • p. App3-
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • p. App4-App14
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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  • -若年女性の場合-
    中野 慎哉, 陳 啓敏, 垣鍔 直
    p. 1-4
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    若年女性 7 名を被験者対象として,初めに 24℃の回復室に滞在し,その後隣接する 18℃,15℃,12℃に制 御された部屋に移動した。被験者は指定された時間のみ寒冷室に滞在し,再び回復室に移動した。この手順を 4 回繰り返した。曝露時間に温度差を乗じた値が等しくなるように,各条件の曝露時間を設定した。繰り返し寒冷 曝露に対するストレスの大きさは,心理的および生理的反応から評価した。結果から,繰り返し寒冷曝露による ストレスの大きさは,曝露 1 回目から 2 回目は曝露時間による影響が大きいが,曝露 3 回目から 4 回目は温度差 による影響が大きいことが示唆された。
  • ―においの経時変化について―
    近藤 早紀, 棚村 壽三, 坪井 涼, 光田 恵
    p. 5-6
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    本研究の目的は、芳香剤の使用期間の違いによる臭気成分やにおい質の変化、および芳香剤のにおいの室 内拡散挙動を明らかにすることである。においの測定には、ヒトの嗅覚に基づく嗅覚測定法、におい成分分析の ためのにおい嗅ぎ GCMS、においの室内拡散挙動を明らかにするためのガスセンサーを用いた。臭気強度と臭気濃 度の結果より、4 週間使用した芳香剤のにおいは、新品よりも値が低くなった。においの質に関する自由記述では、 時間経過とともに、「レモンのにおい」や「木のにおい」といった具体的な表現から「油っぽい」のような抽象的 な表現に変化した。また、におい成分分析の結果より、多くの化学成分の面積値は 4 週間で減少したが、ヘキサ ナールおよびベンジルアルコールは増加傾向にあった。
  • -宮崎県の事例-
    加藤 里実, 加藤 和雄, 安井 秀夫, 小松 義典 , 石松 丈佳, 堀越 哲美
    p. 7-10
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    山地・平野・盆地・沿岸など自然的条件に富み人文的条件が交錯する宮崎県を対象として選択し、その中の 地区特性による伝統的住宅の緩衝空間の形態意匠の特徴はどのようなものであるかを検証することを目的とする。 選定された 7 地区での住宅の緩衝空間の構成要素を抽出し、その出現頻度を求めた。このデータを基に聞く分類 を試みた。これを気候条件での地区分類と比較した。その結果、両者の間に強い相関性が見いだされた。
  • −都市部の保育施設の実態調査を通して−
    宮島 光希, 田中 稲子
    p. 11-14
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    近年、待機児童問題を背景に都市部には多くの保育施設が開設されている。幹線道路沿いや複合商業施設内 に開設される場合があり、窓を閉め切り空気清浄機に頼る保育施設も多く、換気や室内空気質に対する適切な対 策が求められる。本研究では、特に揮発性有機化合物(VOC)と有機エアロゾルに着目し、都市部の保育施設を対象 に、TVOC 値の実測と施設の換気状況の実態調査、また有機エアロゾルの二次生成源となる、リモネンとオゾンの 室内濃度の実測調査を行った。リモネンは最大でも約 3μg/㎥に留まった。この濃度において有機エアロゾルの発 生の可能性は低い。しかし、オゾン濃度が高い施設が見られたことから他のテルペン類の実測調査を今後継続す る必要がある。
  • 建設現場における水分損失と皮膚温の関係
    山崎 慶太, 菅 重夫, 桒原 浩平, 濱田 靖弘, 金内 遥一朗, 小林 宏一郎
    p. 15-18
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    屋外建設現場で、暑熱環境が厳しい 8 月の 2 日間の建設作業員(型枠大工・鉄筋工)の各部位皮膚温、平 均皮膚温、心拍それぞれの休憩時間を含めた分析対象者の平均日変動で、発汗による水分損失量(脱水量)と皮 膚温・心拍の関係を検討し、ファン付き作業服(VWW)と作業時間帯(AM1、AM2、PM1、PM2)の熱ストレスに おける影響を検討した。VWW なしの大腿部皮膚温は、VWW ありより低くかった。PM1 は、平均皮膚温が最も 高いため、蒸発密度と裸体時体重減少密度が最も高く、また心拍数も高かった。脱水量の日変動の解析から、昼 休みを含めた休憩時間における水分補給による回復量の VWW あり・なしでの差が、一日の作業終了時の脱水率 に影響していることが明らかになった。
  • 人工気候室内における水分損失と皮膚温の関係
    山田 稜, 金内 遥一朗, 山崎 慶太, 菅 重夫, 桒原 浩平, 久保 元人, 濱田 靖弘, 小林 宏一郎, 傳法谷 郁乃
    p. 19-22
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    ファン付き作業服(Ventilated working wear: VWW)や時間帯が建設作業員の生理反応に及ぼす影響を評価するため に、室温 34℃、相対湿度 50%の条件の人工気候室で実際の作業内容に近い模擬作業を型枠大工 9 名に行わせ、各部位皮 膚温や発汗量等の測定を行った。その結果、大腿・下腿では、VWWありは、VWWなしより有意に高く、概ね34.5℃以 上に維持され、しかも裸体時体重減少密度(脱水量)が小さいので、VWWありでは脱水による末梢血管の収縮が生じな いという現場実測の結果が検証できた。蒸発密度、裸体時体重減少密度とも午前より午後が有意に高く、裸体時体重から 得られた裸体時体重減少密度は着衣時体重から得られた蒸発密度よりも VWW ありは約 1.2 倍、VWW なしは約 1.5 倍高 値だった。現場で着衣時体重減少量から脱水量を推定する場合は、割増して見積もる必要がある。
  • 建設現場の屋内における実測
    金内 遥一朗, 山崎 慶太, 菅 重夫, 染谷 俊介, 桒原 浩平, 久保 元人, 濱田 靖弘, 小林 宏一郎, 傳法谷 郁乃
    p. 23-26
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    ファン付き作業服(VWW)が建設作業員の生理心理反応に影響を及ぼす影響を評価するために、静岡の屋内建設現場 において、配管工や電気工等を被験者として皮膚温や体重減少量等を測定した。その結果、活動量は平均2.06METs, 心拍 数は平均 106.5bpm であり、共にVWW 有無による差は確認されなかった。心拍数において差が確認されなかったのは、 心拍数に影響を与えるほど過酷な環境下での作業ではなかった為である可能性が示唆された。VWW着用により背皮膚温 の低下、下腿皮膚温の上昇が確認され、結果として平均皮膚温は着用の有無で差が見られなかった。実験前後の体重減少 量から求めた蒸発密度の平均値は146g/(m2h)で、VWW有無による差は確認されなかった。
  • サーマルマネキンによるファン付き作業服の温熱特性の実測
    小柴 朋子, 荒井 野恵, 松井 有子, 傳法谷 郁乃 , 山崎 慶太, 菅 重夫, 桒原 浩平
    p. 27-30
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    発汗サーマルマネキンを用いて、市販のファン付き作業服の熱抵抗および蒸発熱抵抗を測定した。ファン 強度を 0(なし)、1(最弱)、2、3、4(最強)と 5 段階に変化した時の効果を比較した。その結果、ファンによる 冷却効果は大きく、ファン強度が上がるに従い気流は段階的に大となるが、熱抵抗はファン強度1から2の間で 冷却効果の増加が大きかった。一方、蒸発熱抵抗はファンなしと比較するとファン強度 1 でも低下し、水分蒸発 に対する気流の効果は、熱移動に対するよりも大きいことが示された。ファン強度最大の場合の熱抵抗は肌着一 枚分低下し、胸部腹部上腕部の効果は大であるが、前腕部では冷却効果は見られなかった。ファン位置の検討が 必要である。
  • -地盤内水分の影響を考慮した解析モデルによる対策の検討-
    長野 洋太, 高田 暁
    p. 31-34
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    地盤内水分がコンクリート壁体を通じて室空気へ移動することによって、室空気が冬期に高湿化し、窓面 結露が生じている無人の半地下型の住戸を対象として、地盤内水分の影響を考慮した熱水分移動の計算モデルを 用いて、冬期の換気促進、地下外壁の内断湿が対象室の湿度に及ぼす影響を示した。11 月から 2 月まで換気回数 を 1.0(回/h)に増すと、対象室の冬期の窓面結露は生じない。また、地下外壁の内断湿を行うことによって、地 盤から室空気への水分の移動を遮断し、対象室の冬期の相対湿度を 20%低下させることができる。換気回数 1.0(回 /h)の室でこの対策を行った場合にも、壁表面の夏型結露のリスクの増加は許容でき、なおかつ壁表面の夏型結 露のリスクの増加は許容範囲内であることが確認された。
  • 安岡 絢子, 宮永 俊之, 岩田 利枝, 明石 行生
    p. 35-36
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    色温度が疲労、視認性、作業効率に及ぼす影響を評価するための被験者実験を行い、サーカディアンリズ ム等を考慮した色温度変化が、疲労軽減に及ぼす影響を年代で比較評価した。被験者は若齢男女(16 名)と中高 齢男女(12 名)とし、3 つの色温度変化の条件に曝露した。被験者は朝、昼、夕の各時間帯において、PC 上でエ クセル作業を行い、作業前後の生理心理量や自覚症しらべ、視認性等を測定した。視認性は、紙上にて指示した 方向に開口しているランドルト環(以下、指標)を探索させ、その正答率、探索速度で判定することで評価し、 指標は 8 条件(サイズ 2 条件×コントラスト 4 条件)とした。その結果、中高齢者の方が夕方に掛けてぼやけ感が 大きくなり、若齢者と有意差が見られた。また、若齢者は小さく、コントラストが低い指標ほど、探索速度が低 下したが、正答率は全指標条件で 90%以上であった。一方、中高齢者は小さくコントラストが低い指標ほど探索 速度が低下し、種類によって正答率にも差が見られた。しかし 80%以上の正答率を得られた指標の種類は、サー カディアンリズム等を考慮した条件で最多となった。
  • ―居住状態の建物における多数室換気解析―
    今井 悠喜, 高田 暁, 鋒井 修一, 小椋 大輔, 伊庭 千恵美
    p. 37-40
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    建物内の空気移動は、室内温熱環境や空気質の観点から計画されるべきであるが、実測による把握は困難で ある。本研究では、一つの高齢者介護福祉施設を対象として、実地調査や図面情報から、開口条件や室容積、入居 者の分布等を推定し、多数室換気計算を用いて、建物全体の空気移動、及び二酸化炭素濃度の分布を計算した。ま た、二酸化炭素濃度の実測値と比較することで、モデルの妥当性を検討した。さらに、そのモデルを用いた数値解 析により、厨房換気扇の運転方式の変更を行った場合に、建物内の二酸化炭素濃度の大幅な上昇なしに相対湿度 を上昇させ、熱損失を削減することが可能であることを示した。
  • 大塚 伸, 高田 暁
    p. 41-44
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    居住環境における低湿度の限界値を明らかにするためには、人体表面の水分量と乾湿感との対応関係を明 らかにする必要がある。本論文では、低湿度環境下での被験者実験で得られた眼の乾湿感申告値を、涙の蓄積量で 説明することを目的として、筆者らがこれまでに提案した眼球での水分蒸発モデルを発展させ、涙の蓄積量の解 析モデルを作成した。まず、眼球表面温度の実験結果と数値計算結果の比較を行い、低湿度環境下で温度が低下す るという実験値の傾向を再現するには、涙液油層の安定性の変動などの生理的要素を考慮する必要があることが 示唆された。また、現状のモデルに基づく涙の蓄積量の計算値と眼の乾湿感の経時変化の対応は良好でなかった。
  • 中島 みづき , 佐藤 健, 井川 正治
    p. 45-46
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    ノルディックウォーキングは、北欧発祥の 2 本のポールを用いた歩行である。健常者の健康維持のみなら ず、肥満者の運動不足解消、下肢関節症・パーキンソン病患者のリハビリテーションとして用いられる。通常の 歩行に比べてポールを用いることで、上肢の活動が加わり全身運動となる。そのため高い運動効果が得られる。 本研究は、ポールの有無による歩行時の筋活動と床反力を相互に比較すること、ポールの設置形態によるバイオ メカニクス的検討を行う事を目的とした。被験者は健常の成人 8 名とした。自然歩行、体側支持、前方両支持の 3 試技を各 5 回ずつ行った。測定項目は床反力と筋電図 8 箇所と床反力とし、サンプリングは 1KHz とした。有意 水準は 5%未満とした.統計処理は SAS University Edition を用いた。右脚立脚期の力積を被験者の体重ごとに正 規化した場合、自然歩行が最も高く、体側支持、前方両支持の順に減少し有意差がみられた。
  • 大神 加津也, 松原 斎樹, 澤島 智明, 合掌 顯, 柴田 祥江
    p. 47-48
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    本研究の目的は住宅居間で行われる室温調整実態について家族心理学面を考慮し研究することである。そ こで,温熱環境実態・住居特性・家族関係を合わせて調整実態について考察した。対象は大学生のいる家庭 8 件 の居住者 24 名とし、温湿度実測、室温調整実態、住まい方アンケート、ヒアリング等の調査を行なった。各家族 の日常的コミュニケーションと暖房使用時コミュニケーションは相関関係にあることが示された。暖房使用時コ ミュニケーションを行う人はしない人と比べ暖冷房の直接風がより苦手であると回答しており、暖冷房の直接風 に苦手意識を持つ人はより家族に対して配慮することが示唆された。暖房使用時コミュニケーションをしない理 由として 12/14 件で「必要性を感じない」と回答している。
  • ―温湿度の日内変動に関する検討―
    竹花 美紅, 萬羽 郁子, 東 賢一
    p. 49-52
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、スギ材や漆喰などの自然素材を使用した部屋(A 室)と新建材を使用した部屋(B 室)で 1 年 間温熱測定を行い、居住性に及ぼす影響について検討した。本報では温湿度の季節変動と日内変動に注目して検 討を行った。その結果、両室ともに夏季は冬季に比べ天井内部の温度上昇が顕著であった。また、A 室内の湿度は 特徴的な日内変動をしていた。さらに、建物内部の湿度を両室間で比較すると、壁内部の日内変動は A 室の方が 大きいという特徴も見られた。
  • 淡路谷 直季 , 松原 斎樹 , 柴田 祥江, 藤田 梨々華
    p. 53-54
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    今後, 単身世帯が増加を続けることが予想される。 本研究では単身居住者の生活に対する意識や住まい方 把握し, それらの相互関係を考察することを目的とした。本報では冬期の住まい方として暖房利用に注目し居住 者の意識などとの関係を考察した。関西・関東の都市圏の居住者を対象にアンケート調査を行い, 単身世帯の冬 期の暖房利用の実態や居住者の生活に対する意識などを把握した。 エアコンを主暖房器具として使用する者が最も多く, 男性では 54.4%であった。一方, 女性では 38.9%がエアコ ンを主暖房として使用しており, 男性より少なかった。女性は男性に比べこたつや電気カーペットを主暖房とし て使用する者が多かった。意識・価値観, 体質に関する回答からクラスター分析を行ったところ, 回答者を 5 分 類でき, 暖房範囲・頻度で各グループの特徴が見られた。
  • ―非定常状態における全身と局所の評価構造の差異―
    渡邉 優衣, 高田 暁
    p. 55-58
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    局所温冷感の評価構造が全身温冷感と異なるかを明らかにするため、室温が 4 段階に変化する条件下に 12 名の被験者を曝露し、皮膚温と全身温冷感および 7 部位(額、腹、前腕、手、大腿、下腿、足)の局所温冷感申告 値を得た。平均皮膚温とその変化率を変数とする非定常全身温冷感予測式を用いて、局所皮膚温から局所温冷感 を求めることを試みた。その結果、額、前腕、手、大腿、下腿については、全身と同程度の精度で式が当てはまる ことから全身と同じ評価構造であることが示唆された。その一方、腹や足については式が当てはまらない例が多 かった。腹の皮膚温には若・中年女性特有の傾向が見られ、皮膚温が高く予測値が申告値より常に暑い側の値を示 した。足の皮膚温は、低温曝露後の室温が高い時間帯にも皮膚温が低く、予測値が申告値よりも常に寒い側の値と なる例が多かった。これらの部位については、全身と異なる温冷感の評価構造を持つ可能性が示唆された。
  • 萬羽 郁子
    p. 59-60
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    若年者 24 名と 60 歳以上の高齢者 24 名を対象とし、木材のにおい評価実験を行った。におい評価では、臭 気強度、快・不快度、においの容認性、においの印象評価、どんなにおいだと思ったかを尋ねた。実験に用いた 試料は、スギ、ヒノキ、合板であった。本報では、被験者属性の違いがにおい評価に及ぼす影響について検討し た。性差では、男性よりも女性の方がにおいを強く、不快側に感じやすい傾向がみられた。
  • 齊藤早紀 早紀, 萬羽 郁子, 東 賢一 , 東 実千代, 久保 博子, 磯田 憲生
    p. 61-62
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    木の抽出成分のヒトに与える心理的、生理的影響について関心が高まっているが、産地の違いによってその においは変化する。本研究では、木材のにおいによる心理・生理的な効果に着目し、健康な大学生 9 人を対象に、 産地の異なるスギ材(宮崎、岐阜、三重、三重・心材)とにおい提示なしの 5 つをにおい刺激の条件として提示し た。心理反応として臭気強度や快・不快度等の評価アンケート、生理反応として脳波計測を行い、木材のにおい刺 激を心理、生理反応の両面から検討した。産地による違いや心材の特徴的な傾向が確認された。
  • 西原 直枝, 薩本 弥生
    p. 63-64
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    夏季の高齢者の睡眠時における、温熱環境物理量および、皮膚温 2 点(胸、大腿)、衣内温湿度 1 点(胸)、 心拍を携帯可能なセンサを用いて 8 日間測定した。本報告では、寝室の空気温度および 65 歳以上男性 1 名の生理量の結果について報告した。日常生活の実態に関するデータを測定するため、冷房の使用方法は居住者に任され ていたが、測定期間を通じて睡眠前に 28℃設定で冷房運転を行い、23~24 時頃にタイマー設定で電源が OFF とな るように運用していた。測定期間における、床上 1.1m 高さの寝室の空気温度は平均 27.8℃、相対湿度は 56%で あった。寝室の空気温度は冷房の停止とともに 1-1.5℃程度上昇し 28.9℃程度を維持した。胸および大腿の皮膚 温は室内空気温度の影響を受け 36℃まで上昇した。心拍数は、寝室内空気温度の変化の直接的な影響は認められ なかったが、70-80bpm で推移しており睡眠深度により 90 や 100bpm などの高い値となるところがあった。
  • 佐藤 真理子, 松井 有子, 小野 花織, 西村 愛, 高木 美希, 光畑 由佳
    p. 65-66
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    頭部被覆時の衣環境として,ムスリム女性の衣服,授乳ケープ,ベビーカーカバーに着目し,被験者実験 により,衣服内温湿度・CO2濃度・唾液アミラーゼ活性の計測を行った.ムスリム女性の衣服 4 種(ブルカ,ヒマ ール・ニカーブ,ヒジャブ・ヒジャブキャップ,ドゥパタ)の比較では,頭部近傍の湿度上昇が,ヒマール・ニ カーブで大,ドゥパタで小であり,唾液アミラーゼ活性値も同様の傾向であった.頭部近傍の湿度が快不快に影 響している可能性が示された.授乳ケープとベビーカーカバーでは,衣服内温湿度,CO2濃度共に,ケープ内,ベ ビーカー内で高い値を示し,特にレインカバー内の CO2濃度が顕かに高く,注意を要する実態が示された.
  • -通風装置と水分移動測定装置の制作-
    梶井 宏修, 井川 正治, 菅原 作雄, 土川 忠浩, 宮本 征一, 薩本 弥生, 久保 博子, 宮沢 モリエ, 山岸 明浩
    p. 67-70
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    温度測定機器の種類は数多く販売されていて、比較的安価で、高速で簡便な測定機器が使用可能となった。 各種測定機器を用いた気温測定値は、同じ環境下で測定を行った際でも、機器によって測定結果が異なる場合が ある。恒温恒湿室などでは気温と熱放射が等しく制御されているため精度良く測定できる。しかし、日常生活で の暑熱環境などの冷房時ではかなりの時間がたって均一な温度にならない限り天井面の温度が高くなっている場 合が多い。また、寒冷時に暖房する場合には測定センサが壁や窓ガラス面などの放射受け、気温と放射温度が同 じでない場合は実際の気温と測定器の示す値が異なる。中間期においても上下温度差が生じている場合が多い。 これらの熱環境把握にはセンサが受ける熱放射を少なくするか対流熱伝達量を増やす方法があるが、今回気温測 定センサを簡便な通風装置に挿入する方法などですでに使用している機器に対応できる装置も製作した。 普及のため具体的な長期間放置測定に関し、バッテリー、ファンモーターおよび小型になったデジタル相対湿 度計の検討を行う。 水分蒸発量測定1)のためのカプセルの加工方法に触れ、壁や衣服および寝具など狭小部の気温、湿度、熱放射 収支2)および表面からの水分蒸発量の測定具の制作についてについて述べたい。
  • 都内近郊などのカフェを事例として
    青木 侑香, 戸田 都生男
    p. 71-74
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
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    本研究の目的はカフェの「ひとり席」の「設え方」と「使われ方」の実態を明らかにすることである。観察・実測 調査等をした結果,以下のことを明らかにした。①「ひとり席」の「設え方」では大きな机を複数の椅子で共有すること や,机上のシールや仕切りで一名分のテリトリーを視覚化する「設え方」等が多くみられた。②「ひとり席」の「使われ 方」では隣と間隔を空けて座る人やスマートフォンや読書をする人等が多かった。
  • 金田 圭祐 , 傳法谷 郁乃, 岩本 靜男
    p. 75-78
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    現在、講義室内の温熱環境は学生や教員の健康や学習効率への影響が示唆されている。そのため、室内温 熱環境が学習に及ぼす影響について数多くの研究がされている。さらに近年、大学では授業時間の拡大に伴い、 講義室の利用時間・滞在時間が長くなっていることから、学習環境の重要性はさらに高まっていると考えられる。 本研究では、講義中の大規模講義室内の温熱環境を評価することを目的として、講義室及び教員と学生を想定し た人型発熱体の 3D モデルを作成し、数値流体解析を行った。その結果、居住域の平均温度を 24.0℃になるよう に空調を行った場合、PMV は概ね±0.5 の範囲に収まるが、空調機からの風によって快適範囲を下回る場合があ ることを示した。また、発熱体の左右で PMV を算出した結果、左右で異なる傾向を示し、片側が快適範囲に収ま らない場合があることを示した。
  • -傾斜および場面の変化の影響
    不破 正貴, 久野 覚
    p. 79-82
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では、人間の認知反応にギャップが生じた際に発生する積極的快適性について、2017 年 8 月・11 月・ 12 月に名古屋大学キャンパス内およびその周辺街路において被験者実験を行った。印象変化を SD 法により測定し、 傾斜角および空・木・建物の立体角の観点からアプローチ差による積極的快適性を調査することを目的とした。 因子分析の結果、開放性と安定性と変化性の三因子が抽出された。足元に対する認知ギャップが生じない場所に ルートを設定したため、快適性の形容詞対は開放性に属した。立体角による分析では、空の立体角が大きい地点 で開放性が大きく、建物の立体角が大きい地点で安定性が大きい傾向が見られた。また、これらの立体角の変化 に応じた因子得点の変化が見られた。傾斜角を用いた分析では、下りの方が上りよりも開放性が大きく、アプロ ーチの際に上りの傾斜角が小さくなる時に開放性が大きくなる傾向が見られた。
  • 城戸 千晶, 久保 博子, 東 実千代, 佐々 尚美, 磯田 憲生, 星野 聡子
    p. 83-86
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    冬期にフレイル(虚弱)高齢者の寝室温熱環境および住まい方の実態調査を行った。対象者は、奈良県在 住のフレイル高齢者 9 名(79.1±6.1 歳、要支援 1~2 またはそれ相当)とし、寝室の温湿度や日中活動量、睡眠 中体動量を測定した。対象者の約 8 割がエアコンやストーブなどの暖房機器を就寝前に切っていた。なかには湯 たんぽや電気毛布により寝床内のみを暖めるものもいた。そのため、寝室の温熱環境は住宅熱環境評価基準 (18-22 ℃, 30-50%)よりも低い温度を示す傾向にあった。また、寝室温度が低いほど中途覚醒回数や睡眠中の 覚醒割合が多くなり、睡眠の質を低下させている可能性が示唆された。さらに夜間に寒さを感じながらトイレに 行く行動がみられ、ヒートショックを防ぐためにも住宅内での温度差をなくすことも重要である。
  • ―高湿度条件の場合―
    陳 啓敏, 中野 慎哉, 垣鍔 直
    p. 87-90
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は, 室温 28℃,相対湿度 60%,70%,80%の 3 条件における心理·生理反応の日内変動の性差を確認す ることを目的とした。若年男性 7 名,若年女性各7名を対象にし,4個所の皮膚温,放熱量,発汗量と耳内温を記録 した。また,各条件で 9:30~10:30,13:30~14:30,17:00~18:00 の体重差と酸素消費量を測定した。同時に温冷 感,乾湿感,快適感を記録した。その結果,生理・心理反応共に性差があることを確かめた。
  • 傳法谷 郁乃 , 山本 将基, 岩本 靜男
    p. 91-92
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    トイレ利用時の汚れに対する意識と衣服の取り扱い方の実態を明らかにするため,アンケート調査および 脱衣実験を実施した.アンケート調査の結果,公共トイレで汚れが気になる場所として便座と床が多く挙げられ, 半数以上の人が服に汚れが付かないように何らかの工夫をしていた.中でも,ズボンやスカートなどの下衣を脱 ぐ際に,床に裾が付着しないように工夫する人が多かった.脱衣実験では 2 種類の下衣を腰から下げ,床に付着 する裾の位置と床接触長さを測定した.その結果,ワイドパンツの裾はスーツパンツより床接触長さが長いこと が示された.公共トイレでは下衣の裾が床へ付着しないよう防止策が必要であることが示唆された.
  • 中 拓真, 吉田 篤正, 木下 進一, 千種 成尚
    p. 93-94
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では,非定常的にふく射を変化させた被験者実験を行った.実験は晴れた,天気の安定した日に行 い,テントの内外を一定間隔毎に移動することで,非定常のふく射変化に対する人体温冷感への応答を確認した. 同時に,環境の測定項目として気温,湿度,風速,ふく射量の測定を行い,生理量の測定項目として皮膚温度 7 点,直腸温度,代謝量,局所発汗量,体重変化の測定を行った.その結果,人体温冷感の変化量と平均皮膚温度 の変化量の相関が得られた.また,皮膚温度から予測された人体温冷感と申告された人体温冷感の相関が得られ た.
  • 三坂 育正, 成田 健一
    p. 95-98
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    暑熱環境下における人の熱ストレスの軽減を目的として、水を活用した対策技術として微細ミスト噴霧に 着目し、ミスト噴霧時に空気中で気化せずに人体の表面で蒸発することで人体を冷却する効果を実験により評価 する手法を検討した。SAT 計を用いることで、人体表面での蒸発による潜熱量を算出し、体表面温度の変化や人体 熱収支解析から疑似発汗による暑熱環境緩和効果の定量化を試みた。
  • −冬期と夏期との比較
    美和 千尋, 谷口 和宏, 杉本 泰世, 脇山 雄多
    p. 99-102
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    全身浴は、入浴初期は快適な入浴であるが、その後さらなる加温効果により体温が上昇し、快適性を損な う。健康のため長時間の入浴により新陳代謝を促進させ、発汗による爽快感を高める入浴を好む人たちも増えて いる。このような長時間の入浴は、のぼせや疲労を増大させる。前回我々は、冬期に入浴中の深部温の上昇を抑 え、快適感を損なわない工夫した入浴方法を用いて体温と主観的反応の影響を報告した。この入浴方法は、入浴 中に顔面を中心とした身体上部に風を当て、浴室の換気を行うものである。そこで今回は、同様の入浴方法を用 いて冬期と夏期を比較検討した。その結果、夏期においても冬期と同様な効果が得られることが明らかになった。 このことは、季節が変わっても入浴時の上半身気流と浴室換気による生体への影響は同様であることを示唆する。
  • 三上 功生
    p. 103-104
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    筆者は先行研究より、ほぼ全身に及ぶ発汗障害などの重篤な体温調節障害を持つ頸髄損傷者の至適温度範 囲を 24±1℃(但し、相対湿度 50%、着衣量 0.6clo)と求めた。しかし、相対湿度 50%における室温 22℃及び 26℃ での頸髄損傷者の体温調節反応は把握できていないため、これらを把握することを目的とした人工気候室実験を 行い、相対湿度 50%での頸髄損傷者の至適温度範囲について継続検討を行った。その結果、室温 26℃では頸髄損 傷者の口腔温は安定傾向にあったが、室温 22℃では下降傾向を示したことから、今回と過去の実験結果を合わせ ると、相対湿度 50%、着衣量 0.6clo における頸髄損傷者の至適温度範囲は 23~26℃であることが示唆された。
  • 安部 信行
    p. 105-106
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    視覚障害者の歩行時に列車通過音や大型トラックの騒音等、突発的な騒音が発生した場合、方向が分からな くなるような錯誤が発生することがある。これを聴覚錯誤 1)という。特に、鉄道駅プラットホームの空間で発生し た場合、死亡事故に繋がるケースもある。本研究では、実空間での聴覚錯誤がどのように発生するかを検証し、例 えば壁面や柱などからの音の反射がどのように聴覚に影響しているのか、実験的に検討することを目的として研 究を行った。実験の結果、壁面の位置や音源の種類によっては聴覚錯誤が顕著に表れることが明らかとなった。ま た、長時間の聴取した場合、疲労度による聴覚錯誤が多くなる可能性があることが分かった。音声を長時間聴取す ることで、聴覚錯誤によって事故に繋がる危険性があり、それらを防止することも重要であることが分かった。
  • 渡邊 慎一, 武藤 将史
    p. 107-110
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    紫外線の過度な照射は健康被害をもたらすことが指摘されている.本研究は,紫外線防御アイテムである衣 服・帽子・アームカバー・日傘の組合せ条件が,人体各部位および全身の紫外線遮蔽率に及ぼす影響を明らかにす ることを目的とする.24 個の UV センサを取付けた 2 体のマネキンを測定に用いた.実測の結果,以下の知見を 得た.本研究で対象とした紫外線防御アイテムの中で,全身の紫外線防御率が最も高かったのは、条件⑤の「衣服 +アームカバー+日傘」の組合せであり、14:00 において 60.3%であった.帽子およびアームガードは覆う部位の 紫外線をほぼ完全に遮蔽することができるが,効果は局所的である.一方、日傘の紫外線遮蔽効果は頭部だけでな く、肩や胸など広範囲に及ぶ.太陽高度が低くなるにしたがって、日傘および帽子の顔面および全身に対する紫外 線遮蔽率が低下する.
  • 佐々 尚美
    p. 111-112
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    省エネ行動の実施や継続に関するアンケート調査を 2016 年 7~8 月に女子大学生 134 名に実施した。実測 調査は 2016 年 8~9 月に女子大学生 12 名に人体周囲温及び生活行動、冷房器具使用状況、主観申告等を測定した。 1日目は普段通りの生活を、その後の2日間は、省エネ行動一覧表を参考にするとともに、SNS による省エネ等に 関するメッセージ受信群と非受信群に分けて省エネを心がけた生活を送ってもらった。その後、数週間省エネを 心がかけた生活を送った後に、2日間普段通りの生活を送ってもらった。メッセージ受信により、省エネ意識が 高まり、省エネ行動実施の促進に効果が認められた。
  • 高田 暁
    p. 113-116
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    人工気候室内に形成された相対湿度 10%の環境に被験者を曝露し、全身および部位ごと(気道、眼球、皮 膚)の乾湿感・湿度に関する快不快感、湿度に関する許容度の申告を連続して採取する実験を男女被験者 25 名に 対して行った。10%条件において、乾燥、不快、非許容の強い訴えは見られないこと、皮膚と比較して眼・鼻腔・ 喉・唇において乾燥感、不快感がやや強いこと、申告特性に男女差は見られないことを示した。また、25 名のう ち 8 名について、30%曝露の実験も実施したところ、湿度に関する快不快感は 10%曝露時と比べて不快側にシフ トしたが、乾湿感申告値は必ずしも湿潤側にシフトしなかった。被験者の心理反応に基づいた場合、湿度の下限値 の存在は疑わしいこと、乾湿感より湿度に対する快不快感/許容度の方が利用可能性の高いことが示唆された。
  • 松原 斎樹, 赤田 智哉, 合掌 顕, 柴田 祥江 , 加藤 祥子
    p. 117-118
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    物理的な刺激と感情状態との関係から快不快感を明らかにすることを目的として温熱感覚と色彩と承認 感・孤独感に着目した。室温, 色彩の複合環境下で感情喚起を行い, 心理指標や生理指標を用いた被験者実験を 行った。心理指標のうち, 寒暑の印象や総合的快適感の評価得点の平均値に対して室温や色彩の主効果や 2 要因 の交互作用が見られたが, 感情状態の影響は確認されなかった。そこで実験条件を 1 要因とした一元配置分散分 析及び Tukey 法を用いた多重比較を行うと, 感情状態が主観評価に対する室温や色彩の影響をより大きくさせる 効果が示唆された。一方で, 平均皮膚温, 耳内温等の生理指標では, 室温や時間経過の影響が確認されたが, 感 情状態の影響は確認されなかった。
  • 堀越, 哲美, 加藤 里実, 加藤 和雄, 安井 秀夫, 小松 義典, 石松 丈佳
    p. 119-120
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    WBGT は、その示度が危険の下限値の場合でも 31℃と気温に比較して低く、危険と認知しにくいと考えられ る。これは、WBGT が有効温度に基づいて作られていて、相対湿度 100%を基準として温度換算されているからで ある。そこで、相対湿度 50%1 を基準として表示する WBGT を提案した。その方法は数通りあった。本研究では湿 り空気線図上の WBGT 線と相対湿度 50%線の交点から求めることとした。この値は妥当であると考えられる。
  • 新体力テストによる高専生の運動習慣と最大酸素摂取量の関係及び経年変化
    桒原 浩平, 久保 元人, 濱田 靖弘, 三島 利紀, 舘岡 正樹
    p. 121-122
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    ウェアラブル端末から得られるライフログを利用して体内温を予測するために、15~18 歳の男子の運動習慣 と 20m シャトルランテストの回数から推定された VO2maxとの関係を検証した。17 歳で VO2maxが最も高くなり、 殆ど毎日運動している学生ほど VO2maxは高いことが明らかとなった。また同じ運動量の場合、殆ど毎日運動して いる学生の作業強度起因の体内温は、運動しない学生よりも 0.2℃前後低いことを推定した。
  • 薩本 弥生, 池田 文美, 櫻井 大樹
    p. 123-126
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    スポーツ用パーカの換気効率を向上させるため有風時の着衣換気と着衣内微風速分布から換気口の最適位 置を検討し、候補位置に配置した換気口のあるスポーツ用パーカを試作した。さらに試作パーカの換気口の効果 を明らかにすることを目的として被験者実験を行なった。換気口開口により閉鎖と比較して温冷感、湿潤感が改 善され、発汗効率が向上し、衣服内湿度が低く抑えられ、熱通過率や蒸発熱伝達率が上昇し、熱・水分移動が効 率的に起きることが明らかとなった。
  • 森下 正浩, 加藤 哲朗 , 松永 和彦
    p. 127-130
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年、自動車の車室内温熱環境を快適にする空調装置に対し,省エネルギー化の取り組みが盛んに行われて いる。その省動力・省電力化の要求は、国際的な車両燃費・排気の評価手順である WLTP においてエアコン_On 時 の燃費評価と、そのカタログ表示化の動きも有り、技術開発のためには定量的に測定可能な車室内温熱快適性評 価手法の提案が求められている。現在の測定手法は、車室内の周囲温度および湿度の測定と、被験者による官能評 価が主流であるが、官能評価の課題として、個人差や体調によるバラツキが大きいことなどが挙げられている。本 研究では、温熱快適性向上に有効なベンチレーションシートを用いた場合の車室内温熱環境に関して、特に変化 の大きい条件下でのサーマルマネキンによる等価温度(ISO 14505-2)の測定手法について提案する。
  • 岩橋 尊嗣, 光田 恵
    p. 131-132
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    産業分野での一般的臭気除去法(不快臭除去、有害物質除去)には、燃焼法、薬液洗浄法、消・脱臭剤法 などがある。著者らは、既発表(HES39 in Odaiba,2015)においてトルエン・キシレンなどの有機溶剤物質の除去 性について報告している。使用した除去方法は半導体型酸化触媒で、本報でも同様の触媒によりトルエンの連続 分解(除去)性について検討した。連続実験としては、54m3容積の閉鎖空間でのトルエン量の減衰傾向、および 一定濃度のトルエンを装置に連続供給した場合の除去能力の変動制などについて検討した。本報では、触媒装置 への送風条件(温度、流量等)についても検討し、実機連続運転に十分に耐えうる結果が得られ、実用可能な技 術が確立されたので報告する。
  • 吉田 伸治, 宮垣 春香, 持田 灯, 石田 泰之
    p. 133-136
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    数値流体力学 CFD 解析技術を用いて、熱線再帰性反射フィルム貼付け窓(以下、再帰窓)の設置が歩行者の熱ス トレス緩和に有効な窓面積比を検討した。本解析では、東京新橋地区の容積率、建ぺい率を基に作成したモデル街区の西 向き外表面が、大きさ(高窓、腰高窓、掃き出し窓)の異なる従来の遮熱フィルム貼り付け窓とコンクリート面に被覆さ れた状況に対する環境改善策として、①壁面緑化の敷設、②再帰窓の設置の各々を施した場合の屋外温熱環境に与える影 響を評価した。解析の結果、高窓設置(窓面積率25%)の場合においても、再帰窓の設置は壁面緑化の敷設よりも歩行空 間の温熱快適性の改善、並びに歩行者の熱的ストレスの緩和に大きく寄与することが明らかとなった.。
  • 深沢 太香子, 谷 明日香
    p. 137-140
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/04/23
    会議録・要旨集 フリー
    日本人女性の 20 歳代(若年群),40 歳代(中年群),60 歳代(高齢群)を対象として,全身中 15 部位にお ける温度に対する感受性の加齢による変化について検討した.温覚と冷覚を認識した際の熱流束を各閾値とした 場合には,温覚と冷覚ともに,年齢による違い,部位による違いが認められた(各 p<0.01).若年群の冷覚は, 中年群(p<0.05)と高齢群(p<0.01)のそれらよりも鋭敏であり,中年群の冷覚も高齢群(p<0.01)のそれらよ りも鋭敏であった.若年群の温覚は,高齢群(p< 0.01)のそれよりも鋭敏であったものの,中年群のそれよりも 鋭敏である傾向が認められた(p= 0.06).中年群の温覚は,高齢群のそれよりも鋭敏である傾向が認められた(p= 0.10).これらの結果より,高齢者の温覚と冷覚における感受性は,若年者とは異なり,低下していることが示さ れた.
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