2018年度から、2025年を目標とする地域医療構想(「必要病床数」の確保)を包含した、第7次地域保健医療計画(「基準病床」の設定)がスタートした。ここでは「既存病床」に対して、「基準病床」と「必要病床」が存在。愛知県では病床の総数で見れば、「既存病床」に対して「基準病床」は8,758床過剰であるが、「必要病床」は1,237床不足となった。この矛盾は病院病床の利用率が低下し「空床」が蔓延していることから発生、原因はこの間の医療費抑制策と医師不足にあり、また政策誘導的に病床削減が行われていることを明らかにした。
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