地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
選択された号の論文の1229件中1~50を表示しています
  • 原田 博, 寺山 崇, 河内 義文, 山本 哲朗
    セッションID: 1
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    近年、切土法面の抑止工法に表層と奥の硬い地山を鉄筋等で縫いつける鉄筋挿入工が広く用いられている。一般にその設計に使用されるのはJHの『切土補強土工法設計・施工要領』である。それに基づいて設計をする場合、μという設計パラメータが非常に重要となる。μ値が大きいと、法面工全体で負担できる荷重が大きくなり、結果として施工が安くなる。μ値は植生工でμ=0とされており、環境に対する周知の関心が高まっている状況の中、我が社の緑化工法である連続繊維補強土工法が一般の緑化工法に比べて技術的に優れていることを証明するためには、正確なμ値を知ることであると考え、現場試験によって連続繊維補強土工法のμ値を求めた。
  • 竹内 則雄, 濱崎 英作, 草深 守人
    セッションID: 2
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    ホフランド法などを用いて3次元斜面安定解析を行う場合,解析領域を四角柱で分割する必要がある.このとき,すべり面は矩形(四角形)で表されることになるが,矩形では,面の勾配など安定解析に必要な諸量を求めることができない.本研究では,このすべり面を有限要素解析で用いられている双一次アイソパラメトリック四辺形要素で表し,面の式を定義して斜面安定解析を行う方法を提案する.この方法では,高次の要素や積分点数を増やすことで解析精度をコントロールすることができる.もし,積分点を中点にとるなら,矩形の辺中点を結んだベクトルから面を決める方法と一致する.また,三角形で近似する方法より数学的には正しく,得られる安全率は三角形近似より大きくなり,経済的な設計が可能になるものと考える.
  • 鈴木 誠, 白戸 真大, 松井 謙二
    セッションID: 3
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
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    基礎などを設計する場合,地盤調査から得られた計測値から経験的に変換された導出値,さらにデータ個数を考慮して設定される特性値,さらに安全性余裕を考慮した設計値を考慮しなければならない.設計コードの安全率や部分係数を用いて照査された場合であっても,設計に用いる地盤パラメータを設定するための定義が明確でないため,設計コードの意図が反映されたとは言いがたい.そこで,これらの定義を統計的な観点から行い,計測値,導出値,特性値,設計値の相互関係に部分係数を導入すること提案する.一例として,杭の鉛直支持力に関する設計照査として杭周面摩擦力に対する適用を試み,現在作成中のコードであるEurocode 7と比較を行う.
  • 羅 休
    セッションID: 4
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
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    鉄道構造物の耐震設計を行う際に,地震時列車走行安全性を如何に照査するかが重要な課題である.地震時列車の走行安全性は,地盤の地震応答波の特性に大きく左右され,合理的かつ実用的な照査指標の決定は難しい.本報では,車両の脱線・転覆の特徴を分析したうえで,エネルギー収支の考え方に基づいた照査指標SI(スペクトル強度)を提案した.また,軟弱地盤や液状化地盤のような特殊地盤の地震応答波の特徴を分析し,提案法により地震時の列車走行安全性の検討を行った.
  • 大隈 周史, 谷口 雄一郎, 棚橋 由彦, 蒋 宇静
    セッションID: 5
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    ロックボルトは岩盤構造物において不可欠な支保部材として用いられるが、その定着力は現場引抜き試験により評価している。しかし、引抜き試験は様々な問題点が指摘されており付着強度を的確に評価できない恐れがある。また、支保効果の定量的評価のため数値解析的手法が用いられるが、入力値を客観的に設定できない課題が残されている。本研究はNATM工法を用いた山岳トンネルを対象とし、ロックボルトの支保効果を定量的に評価するためグラウトとの付着強度に注目し、地山の拘束効果を考慮したロックボルトの付着強度及び変形剛性を求める新しい試験法を提案する。また試験結果を独自に開発した解析手法に取り入れ、支保効果の定量的評価を行う。
  • 稗田 洋平, 大野 司郎
    セッションID: 6
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    現在,地盤工学において遠心装置の利用が盛んとなっていきている.それは,遠心模型実験において支持力,沈下,土圧,地震時挙動など多種多用な境界条件の挙動の再現が行えるからである.そのなかでも,ドラム型遠心装置は長時間の運転に耐えうる構造を利用して長期にわたる地盤環境問題に適用されている.しかし,遠心装置の長時間の運転は,装置内部の温度上昇をもたらせるため,温度の影響の大きい工学問題に適用できない.そこで本研究では,遠心装置内部の発熱要因を発熱条件,空気の摩擦,ベアリング摩擦といった形で考慮し温度分布を数値解析的に調査し,遠心実験への影響要因と境界条件の設定方法について検討した.本報告はその解明の基礎的報告である.
  • 松本 哲, 赤井 智幸, 金坂 聖干
    セッションID: 7
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    立体網状体構造を有する排水マットは、トンネルや擁壁の背面排水、道路における路盤排水等、様々な用途で使用されている。こうした構造を有する排水マットは、開孔径や空隙率が大きいことから、その通水能力は極めて大きい。しかし、立体網状体構造の排水マットの通水能力を正しく評価する手法ついては、これまで確立されていなかったため、材料メーカーより提供される通水能力の値に頼っているのが実状である。そこで、本研究では、種々の立体網状体構造を有する排水マットに関し、低動水勾配の条件下における面内方向通水実験を行った。ここでは、それらの実験結果に基づき、立体網状体構造の排水マットの通水性能や粗度係数について考察した。
  • 中堀 和英
    セッションID: 8
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    地盤を認識する場合の根本問題を考察した。地盤調査で直接情報を得るのは、ごく一部である。調査報告はこれを元にしてほかの部分は推定して作られるものである。この際、推定の根拠は直接得られた情報の他、過去の近傍のデータ、あるいは調査者の個人的な潜在意識・暗黙知などが大きく作用するのである。従って、地盤認識は何人が行っても同様なものでなく、極めて個人差のある不確定な要素を有しているものである。調査者の資質が大きく影響するのは当然である。似顔絵が絶体に正しいものが存在するのではないが、優劣は存在するのと共通している。この観点に立って数列を挙げ、それぞれを解説して報告した。また、これへの対策も提言した。
  • 盛田 信広
    セッションID: 9
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    建設工事に伴い発生する土については,築堤や道路の盛土材として有効利用する,あるいは,宅地造成工事などにおいて切土・盛土の土量バランスを考慮し発生土を抑制するなど,環境負荷の削減に向けて省資源化および循環利用の推進が求められている。しかし,発生土が高含水比粘性土や火山灰質粘性土など,乱されると強度低下が著しい土については,何らかの改良が必要な場合が多い。土工事では大量の土を取り扱うことから,現場で比較的簡易で経済的な土質判別法としてフォールコーンを採用した。本論文では,フォールコーン沈下量の程度によって,無処理のままで利用が可能なもの,改良が必要なもの,改良の程度など土質判別した事例を紹介する。
  • 安部 哲生, 福島 勇治
    セッションID: 10
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    RIコーンシステムによるサウンディングは、湿潤密度を迅速にかつ精度良く測り取ることができるにも関わらず、含水比や間隙比といった土質定数を導き出すには、土粒子の密度や飽和度の値を与えなければ算出することはできない。地下水位以下の一般的な地盤であれば、土粒子の密度をおよそ2.65g/cm3、飽和度をおよそ100%と仮定することで、それなりの精度でそれら土質定数を算出することができるが、有機質土を主体とする軟弱地盤では、とくに、土粒子の密度の仮定が難しく、RIコーンシステムによるサウンディングだけでは、精度良くそれら土質定数を求めることは難しい。今回、湿潤密度と乾燥密度や含水比、間隙比、土粒子の密度といった各土質定数との一般的な相関から、精度良くそれら土質定数を求める方法について、考察を行ったので報告する。
  • 幸繁 宜弘, 小玉 大樹, 重野 輝貴
    セッションID: 11
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    CPTは地盤の連続したデータを測定できる調査方法である反面、室内試験に供する試料が採取できない調査方法でもある。現在、Robertsonが提唱しているチャートにCPTデータをプロットすることにより土質分類を可能にしている。一方、本チャートは外国の土について検証されたものであり、我が国における自然地盤あるいは埋立土などの人工地盤にそのまま適用可能か否かは未だ十分な検証ができていないと考えられる。本検討では、CPTと併せてボーリング調査が実施され土質判別が可能なサイトにおいて、埋立土への土質分類チャートの適用性を検証すると共に、自然堆積地盤である沖積層の土質分類結果と比較し両者の違いを考察する。
  • 井上 波彦, 田村 昌仁, 阿部 秋男
    セッションID: 12
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    建築基準法(Building Standard Law of Japan、以下BSLJ)における基礎の構造規定の内容や特徴を理解するためには、世界各国の基礎の基準を知ることも重要である。そこで、各国の基礎の構造方法と構造計算の概要を整理し、BSLJと対比することにした。対象とした基準は、1952年以降のUBC(米国西海岸、現IBC)が主であるが、先進国だけでなく、開発途上国も含めた。IBC(2000)は、上部構造は限界状態設計法が主であるが、基礎は許容応力度法のみでありBSLJと対比しやすい。全体的に異種基礎(異なる基礎形式/基礎深さ/支持地盤)の回避が共通事項となっている。また、El Salbadolでは、最大沈下量などを規定している。先進国では、一般に地震荷重を含む荷重の組合せに対して基準がまとめられているが、開発途上国では『Seismic Design Code』などの耐震基準を別途規定している国が多い。
  • 白川 和靖, 田中 泰雄, 八谷 誠, 徳山 益成, 岸田 浩, 榎本 亮二
    セッションID: 13
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    神戸の地盤研究会-液状化分科会-では,神戸市域における約5000本のボーリングデータベース=神戸JIBANKUNをもとに,市東部,中央部,西部の3地区において3次元的な表層地盤モデルを作成した。構築された地盤モデルを用いて,等価線形解析SHAKE及び非線形時刻歴解析MDMによる液状化解析を実施し,広範囲地域の液状化危険度評価手法を検討した。その結果,各地区で概ね妥当な液状化危険度分布が得られ,3次元数値地盤モデルに基づく広域地盤の液状化危険度評価の有意性が示された。また,SHAKE及びMDMの解析結果は,いずれも実被害と良く対応していたが,特に,液状化現象の再現においてMDMの優位性が確認できた。
  • 佐々木 静男, 仙頭 紀明, 渦岡 良介, 風間 基樹
    セッションID: 14
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    透水性地盤内の単位幅当り・単位時間当りの浸透流量を求めたり、土中の任意点における浸透水圧等を予測するために流線網は極めて便利に用いられている。しかしながら流線網を求める既存の方法は、難解であったりあるいは装置が大掛かりで高価であったり、視覚的でなかったりと、地盤内の浸透水の流れに関する理解度を高めるためには、決して満足できる教材になっていないのが実情である。本報告では、1950年~1960年代に多用された電気相似モデルを参考にし、機器そのものがコンパクトで扱いやすく、安価でしかも流線網が視覚に訴えることで簡単に理解できるような実験教材を試作し、検討したのでその結果を報告するものである。
  • 佐野 正人, 村橋 吉晴, 伊藤 雅之, 上田 哲郎, 上原 久典, 小林 政資, 白川 和靖, 束原 純, 中島 啓, 藤原 重彦
    セッションID: 15
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    関西地質調査業協会のデータ・ベース作成委員会では,奈良盆地で収集した約600本のボーリング柱状図を基に地盤データ・ベースを作成した。全柱状図データを完新統,中~上部更新統,大阪層群の3層に地層分けし,盆地の表層地質構造と層相を明かにした。その概要は(1)奈良盆地の表層地盤構成は地形と密接な関係にある,(2)軟弱な完新統は全体薄い,(3)中~上部更新統は砂質土に次いで粘性土が優勢であること等である。また,地盤図の有効利用の一例として,盆地全体を網羅する液状化の簡易判定(道示の方法)結果を示す。
  • 鬼塚 克忠, 陸 江
    セッションID: 16
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    当時最先端の技術が駆使された吉野ヶ里遺跡、とりわけ墳丘墓は版築状の高密な突固めがなされている。この構築(版築)の技術のル-ツはどこの何なのか。墳丘墓および直接のル-ツと考えられる江南の土とん墓に関する地盤工学特性と構築(版築)技術について、まとめを行う。さらに調査、文献等から最古の構築(版築)技術のル-ツを探り、この技術の吉野ヶ里墳丘墓への伝播経路を考える。
  • 林 宏一, 鈴木 晴彦
    セッションID: 17
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    表面波は地表付近を伝播する弾性波であり、その伝播速度は主に地盤のS波速度を反映する。したがって表面波を測定し解析することにより、地盤のS波速度分布を求めることができる。筆者らは人工振源により励起された表面波を用いて地表から深度約15mまでの地盤の二次元的なS波速度構造を求める手法を開発し、地盤調査への適用を開始した。起振にはカケヤ、受振には速度型地震計を用いる。解析は、まず全ての記録の中から中心位置が等しい二本の波形を集めて位相速度を計算し、次に非線形最小二乗法によって地盤のS波速度構造を求める。数値実験や実地盤における実験を繰り返して、手法の適用性を検証するとともに最適な測定手法を確立した。
  • 川上 哲, 馮 少孔, 鍜治 義和
    セッションID: 18
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    地表から数mの深度に防空壕が存在する可能性がある場合、その調査手法としては、地中レーダ探査が、コスト・作業能率から考えて、最も一般的である。しかし、地中レーダの反射記録からは、その空洞の上面からの反射が得られるだけで、その反射がどのような物性に対応しているかを特定することは難しい。そこで、多チャンネルによる表面波の測定を行い、地中レーダにより発見された異常反射体前後の表面波(レイリー波)の記録を取得し、調査結果との比較を行ってみた。その結果、多チャンネルによる表面波探査が空洞調査に対して有効な手法であることを確認した。
  • 馮 少孔, 赤津 正敏, 杉原 普作
    セッションID: 19
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は、アスファルト舗装道路において高密度表面波探査を行い、道路直下における基盤岩の形状を映像化し、ボーリング調査結果と合わせて手法の有効性を検討した。調査は推進工法による下水管を敷設するために長さ200数10m間の道路直下の基盤岩の詳細な分布を把握することが必要となっている。しかし、調査地は交通量の多い国道で、見通しも悪いので大量のボーリング調査は困難である。そこで高密度表面波探査により道路直下のS波速度構造を把握し、S波速度分布から、基盤岩の上面深度を推定した。また、少量のボーリング調査により高密度表面波探査で推定した基盤岩上面深度の誤差は約40cmで、本手法の有効性が確認された。
  • 岡田 聡, 林 宏一, 泊 耕一, 井上 宗雄, 藤野 隆
    セッションID: 20
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    河川堤防の延長約30kmの区間において、迅速かつ経済的に地盤の状況を把握することのできる「表面波探査システム」を適用した事例について紹介する。 本手法は、地表面を伝播する表面波を測定・解析することにより、地盤のS波速度分布を求めるもので、標準貫入試験やサウンディングのデータとの相関関係を導くことにより、推定N値断面として表現することが可能である。 今回行った調査では、解析の結果求められたS波速度分布と標準貫入試験の結果得られたN値の相関性が良好であることがわかった。また、探査結果による推定N値断面と堤防の開削工事箇所やすべり箇所等の実態と良く一致しており、広範囲の堤防の状態を概ね把握することができた。このことから、表面波探査の河川堤防調査に対する適用性が高いことが判明した。
  • 上出 定幸, 東瀬 康孝, 岡本 栄
    セッションID: 21
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    社会資本整備のための投資力低下によって新期建設が難しく、現有の基礎構造物を保守・保全を行い、より長寿命化を図ることが今後の社会的要請である。基礎構造物の健全度調査を行うに当たり基礎の形状を知ることが前提となる。本技術開発は、基礎の位置、規模および基礎形式を把握するために、屈折法弾性波探査、弾性波トモグラフィおよび反射法弾性波探査などを実施した。ここで屈折法弾性波探査の適用性と問題点について考察する。
  • 東瀬 康孝, 上出 定幸, 岡本 栄
    セッションID: 22
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    社会資本整備のための投資力低下によって新期建設が難しく、現有の基礎構造物を保守・保全を行い、より長寿命化を図ることが今後の社会的要請である。基礎構造物の健全度調査を行うに当たり基礎の形状を知ることが前提となる。本技術開発は、地中構造物の位置、規模および基礎形式を把握するために、屈折法弾性波探査、弾性波トモグラフィおよび反射法弾性波探査などを実施した。ここで弾性波トモグラフィの適用性と問題点について考察する。
  • 多田 浩幸, 植出 和雄, 宮下 国一郎, 長谷川 誠
    セッションID: 23
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    著者らは、岩盤のゆるみ域や不飽和域の変化を弾性波速度の変化として捉えることによって岩盤空洞の健全性を評価できると考え、弾性波トモグラフィーの適用性について検討を行っている。今回、不飽和域評価への適用性を検討するために、既設作業トンネルから掘削したボーリング孔を用いて弾性波トモグラフィーの計測及び解析を行い、地下水位変化に伴う岩盤の弾性波速度分布について評価した。その結果、ボーリング調査より推定された風化帯、漸移帯、新鮮部からなる岩盤構造及び地下水位分布状況が良く再現されることが示され、定期的に計測を実施することにより飽和部と不飽和部の変化状況を把握できる可能性があることが分かった。
  • 毛利 栄征, 榊原 淳一, 山本 督夫
    セッションID: 24
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    音響透水トモグラフィ法は,高周波数の弾性波を用いて地盤の透水係数と間隙率を直接計測する手法である.周波数と出力エネルギーを正確に制御して弾性波速度および減衰率を高精度で計測して、地盤の透水係数や間隙率を解析した。その結果、砂地盤模型を伝播する弾性波は多孔質媒体内の弾性波伝播理論(Biot理論)と良く一致していることを見いだした。また、実験結果は地盤内の不均一性を明確にとらえていることが確認された。
  • 木村 哲, 山下 雅之, 石井 洋司, 平野 享
    セッションID: 25
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    中硬岩を掘削する延長2kmの山岳トンネル工事における、トンネル切羽前方探査の現地適用結果を用いて、3成分弾性波反射法切羽前方探査(TSP203)のもつ探査能力を検討した。その結果、探査可能な反射面の走向傾斜の範囲、切羽からの深度、最終的な地山判定結果と探査結果との誤差などが明らかとなった。またTSP203を用いることで新たに可能となった、切羽前方における弾性波速度変化の推定結果を検討し、その特徴を考察した。そこでは、Vp/Vs比の、同位置で実施したさぐり削孔による穿孔エネルギーとの関係が示された。
  • 中村 博, 阿部 秋男, 加藤 洋一, 藤井 衛
    セッションID: 26
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は、埋め込み杭根固め部の固化体を模して室内にて作製した試験体に対して、PSソナーによりP波の伝播時間を測定することにより、その物体の形状調査手法としての適用性を検討したものである。試験体の寸法は厚さ0.6m、最大測定幅1m、最小測定幅0.5mである。この試験体に対して、まず、計測箇所の両面に加速度計を設置し、ハンマーにて打撃を加えることにより弾性波速度を計測した。次にPSソナーを用いて反射時間を計測し、加速度計によって得られた弾性波速度を用いて試験体の形状を調査した。そして、この方法によって得られた試験体の寸法の精度について考察を行なった。
  • 孫 躍, 三木 茂, 井上 誠
    セッションID: 27
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    地盤工学分野では地形や地質構造が三次元的に変化しているところでも高い精度の断面が得られるために、三次元探査と解析が必要となってきた。本文では、有限要素法を用いた3次元比抵抗構造の解析手法を示した。開発された解析ソフトには、計算時間の短縮及びメモリの減少するための多くの有効な計算手法を導入した、また境界から電位計算への影響を減少するために無限要素法も取り込んでいる。最後には、多数な数値モデル実験により3次元比抵抗構造の解析手法の適用性を検討した。
  • 澤田 尚, 山口 嘉一, 佐藤 弘行
    セッションID: 28
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    嵩上げフィルダムの設計に必要な既設ダムの物性は、ボーリングやトレンチを用いた調査により基本的に対応できると考える。しかし、これらの情報は、既設ダム物性の点的な情報であり、適切な設計値を設定するためには、数多くの調査・試験が必要となる。そこで、これらの作業を効率的に進めるために、各種物理探査を用いた面的な調査により補充し、全体としての調査精度の高度化を図る必要がある。具体的には、物理探査方法として高密度電気探査に着目し、既設アースダム堤体および基礎地盤の物性評価や水みち等の弱部分布推定の可能性について、開削された既設ダムでの探査結果を直接的な調査結果とあわせて検討した。
  • 村瀬 知孝, 福江 正治, 矢内 正洋, 千田 崇男
    セッションID: 29
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    セメントを用いる地盤材料の非破壊試験を目的として比抵抗を応用することを試みた。本研究では、セメント混合土の硬化過程を比抵抗によりモニタリングが可能かどうか調べた。用いた試料は、木節粘土と7号硅砂、高炉B種セメントを混ぜ合わせたものである。水セメント比を50%に設定し、混合率を変えた試料の比抵抗の経時変化を調べた。その結果、土の硬化とともに比抵抗は増大した。このことから、比抵抗を用いることで土における硬化の程度を把握できることがわかった。
  • 山下 善弘, 利岡 徹馬
    セッションID: 30
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    都市再開発においては、埋設物、埋設管など既存の地下構造物の状態を正確に把握しておくことは、開発工事を効率的かつ安全に進めるためには重要である。例えばユーティリティー整備のためのシールド工事において、工事区間における構造物基礎杭の有無や間隔などを事前に把握しておく必要がある。また、河川改修工事を計画するような場合、護岸部に設置してある止水鋼矢板の実際の長さを正確に知っておく必要がある。このような探査では、多くの場合、非破壊的な手法が必要とされる。我々は、ボアホールレーダを用いて、杭、矢板などの地下埋設構造物探査を行なった。その結果、杭の間隔や鋼矢板の長さを推定することができた例について報告する。
  • 仲田 寛雄, 伊藤 雅朗, 藤原 和昭
    セッションID: 31
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    下水道管が既設雨水ボックスの基礎杭の間を通過する計画があり,配置が不明瞭なPC杭の位置を正確に把握する必要があった。 PC杭の配置は,磁気探査で概略の位置を確認できるが,その位置の精度をあげるため,真北測量,適切な調査ボーリングの配置,斜掘り精度の向上,孔曲がり測定などの周辺技術を駆使して,位置を座標により特定した。
  • 小林 翼, 片山 辰雄, 高橋 厚志, 加藤 裕将
    セッションID: 32
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    治山ダムや砂防ダムは急傾斜の荒廃渓流に築造されることが多く、ダム設計に必要な情報は簡易的な事前の地質調査にとどまることが支配的である。建設中に地山を掘削した結果から、その都度設計変更が行われており、工事の一時中断やダム寸法線の変更が余儀なくされることも多い。事前の簡易な調査で計画的な施工を可能にするとともに、合理的設計をすることにより経済的な工事へとつなげることが望まれている。今回、試験的に新しい物理探査手法の1つである多周波数型FDEM探査を用いた地盤調査を紹介し、探査結果と後の掘削結果・ボーリングとの整合性評価を行い、FDEM探査の適応性について検討した。
  • 桑原 徹, 鈴木 健一郎, 並木 和人
    セッションID: 33
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    岩盤中のフラクチャー評価手法としてクラックテンソルがある。通常は岩盤の掘削面などを利用して、亀裂の長さ、方位(走向傾斜)、亀裂幅などを計測して、クラックテンソルを算出している。一方ボーリングコア試料では亀裂の長さや方位を計測できないので、直接クラックテンソルを計算することはできなかった。ここではボーリングコア観察に、ボアホールテレビの解析結果ならびにボアホールレーダーの孔壁反射画像を加えて、ボーリング孔内の亀裂の幾何学特性を統計的に判断し、すべての亀裂に関して長さ、方位および亀裂幅を設定し、クラックテンソルの算出を通じて岩盤の巨視的な変形・透水係数の算出を試みた。
  • 土谷 尚, 黄 永男
    セッションID: 34
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    地盤の液状化判定の際には、通常は地下水位以下の地盤の完全飽和を前提として行われる。しかし、不飽和状態では飽和状態の場合より液状化強度が高いことが知られている一方、地下水位の季節的・人工的なな変動、溶存ガスの溶出などにより、地下水位以下でも地盤が不飽和状態にある可能性がある。したがって、地盤の飽和度を加味した液状化判定ができればより合理的と思われるが、その前提となる地下水位以下の地盤の飽和度についてはまだ明らかではない。そこで、既存のPS検層によるP波速度データを集計・解析し、地盤は地下水位以下であっても上部数メートルは不飽和状態にある場合も多いとの結果を得た。
  • Bae Jaegyu, 中井 正一, 石田 理永, 大岩 乃亜
    セッションID: 35
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    ある地域の災害による被害を最小限に押さえるためには、その地域の特質を正しく把握しておく必要がある。中でも、広域にわたる微地形および表層地盤の構造を的確に把握することは極めて重要である。筆者らは、これまでに、下総台地を対象として、古い時期の地形図と衛星画像を利用した土地利用分類および微地形分類の手法を提案しており、これによって大まかな地盤構造の把握が可能であることを示している。本論は、関東平野中央部を取り上げ、手法の詳細に関してさらに検討を加えるとともに、他地域への適用可能性について考察を加えたものである。
  • 熊野 克則, 藤田 貴準, 岡島 尚司, 荒井 克彦, 寺島 祥彦, 本多 秀夫, 福岡 誠, 谷口 利重, 篠原 久雄, 町原 秀夫
    セッションID: 36
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    地上リモートセンシングを利用し岩盤斜面の反射スペクトル、表面温度を測定する。これより、色を表すb∗値および温度上昇率を求め、岩盤の弾性波速度および超音波速度を推定し、斜面の安定性評価を検討し、新しい岩盤斜面点検法の可能性を示したので報告する。
  • 渡辺 健治, 舘山 勝, 古関 潤一
    セッションID: 37
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    模型実験において土構造物の安定性や地盤の応力-ひずみ関係を把握するためには、地盤や構造物の変形量を精度良く計測することが重要となる。従来はこれらを変位計によって計測してきたが、変位計の大きさや測定チャンネル数の制限から変形量を多面的に計測できなかった。以上を考慮して本研究ではCCDカメラを用いた画像解析システムを開発し、その精度検証を行なった。その結果、本システムは高い精度を有し、従来は測定困難であった地盤の2次元的変形挙動を定量的に計測することが可能となった。さらに本システムを擁壁に関する模型実験に適用することによって、背面地盤のすべり面発生状況や、すべり面周辺での砂粒子運動の可視化を行なった。
  • 川原 孝洋, 大野 博之, 山中 稔, 後藤 恵之輔
    セッションID: 38
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    法面の吹付コンクリートや廃棄物処分場の防水シートの劣化部を間接的に捉えることは、今後の維持管理にとって重要である。近年、吹付コンクリートの劣化部を熱赤外線を用いて判断する手法が普及している。しかし、熱赤外映像の取得の仕方に影響され、適切な劣化部の判断を行うことが難しい場合が生じていた。 本研究では、こうしたことから、方向と距離の異なる画像を取得し、その画像から判断される劣化部の検討を行った。その結果以下のことが示された。 1)通常の調査では、撮影の距離や角度に関係なく劣化部を十分抽出できる。 2)温度差画像による判定の場合、温度差が小さい場合には、劣化部を適切に捉えることができない。
  • 中村 裕昭, 氏原 康博, 水野 正之, 水野 克己, 長谷川 秀人, 後藤 惠之輔
    セッションID: 39
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    わが国では,近年,老朽ため池堤体の改修・補強対策の必要性が再認識され,遮水材を利用した改修対策が講じられることも多い。また最終処分場を構成する切土および堤体のり面では,地下水汚染防止のため遮水工の施工が必要で,その安定確保には湧水(漏水)現況調査と湧水対策としてのドレーン工の効果確認も求められている。このように湧水・漏水対策として多様な工法が提案・利用されているが,これらの完成時の品質評価,機能チェックの手法については必ずしも確立されていないのが現状である。そこで従来要素技術に熱赤外線映像を組合わせて面的かつ合理的に湧水・漏水の現況把握,ドレーン工の効果確認を試みた事例を報告する。
  • 小室 真一, 大西 靖和, 細川 実, 丸田 春樹
    セッションID: 40
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    本報告は,永久磁石から生じる磁束を磁気センサによって感知し,磁石と磁気センサ間の2方向の相対変位を,直流アナログ電流として出力するベクトル変位計について紹介するとともに,試験的に実施した測定結果について示すものである。ベクトル変位計を用いた変位測定方法として,永久磁石を取り付けたワイヤを水平方向に設置し,シールド・トンネル等の構造物の相対水平・鉛直変位を測定する方法と,ワイヤを重力によって鉛直に保持し,構造物の上下間の相対水平変位を測定する2つの方法を提案している。また,数ヵ月にわたる試験計測によって,十分な測定精度と再現性が得られることを確認した。
  • 大西 靖和, 青木 龍之, 小室 真一
    セッションID: 41
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    本編では,前編で紹介したベクトル変位計を用いた測定方法において,水平方向に複数のワイヤの一部を重ね合わせて測定区間を延長する方法(オーバーラップ法)を適用する場合の,変位の累積誤差について検討した。検討では,計器・測定システム固有の誤差は仮に設定した値を用い,測定方法の原理・変位の算出方法に起因して累積される理論誤差および試算結果について,連続して設けた測点での2本の測線の成す角度(偏角)を順次測定して変位を求める方法(偏角法)と比較した。測定区間が100m以上の場合,偏角法では累積誤差が数10mmとなるのに対し,オーバーラップ法では2mm程度で,測定方法として優位な結果が得られた。
  • 中井 卓巳, 大西 有三, 大津 宏康, 西山 哲, 井上 顕史, 宮本 毅, 龍 明治
    セッションID: 42
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    道路法面のモニタリング技術として、デジタル精密写真測量による3次元地盤視覚化技術を開発した。デジタル精密写真測量は、300枚以上の反射ターゲットを市販デジタルカメラで任意の位置から数十枚撮影し、バンドル調整計算を行うことによって、ターゲットの3次元座標を求めることができる。現行の道路法面点検作業に本技術を組み込むことにより、目視点検の代替としてより客観的データを提供できる上に、重点監視対象法面等に対しては、広範囲で詳細な3次元変位を取得し、変位を視覚化することが可能である。論文では、道路法面のメンテナンスの段階を3段階に分けて、要求される精度と評価の手法について比較研究した結果をまとめた。
  • 風間 基樹, 渦岡 良介, 仙頭 紀明, 佐々木 静男
    セッションID: 43
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    1983年日本海中部地震における液状化被災地盤の地層抜き取り調査を実施した。対象地点は、秋田県内北部に八郎潟東に位置する五明光地区、能代市浅内地区、能代市前山地区の3地点である。いずれの地点でも、同地震の際に液状化被害が生じている地点である。調査は、ジオスライサーと呼ばれる地層抜き取り法によって液状化した地盤を乱さない状態のまま取り出す方法であり、地層の堆積構造を観察できる手法である。調査の結果、液状化した地盤の痕跡と見られるいくつかの特徴が見られたのでそれを報告する。
  • 成田 芳文, 藤井 衛, 那須 丈夫, 丸山 康治
    セッションID: 44
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    本研究は、スウェーデン式サウンディング試験の貫入メカニズムを明らかにすることを目的に、試験機の先端に取り付けられているスクリューポイントを各種の形状を有するらせん翼に変えて、相互の貫入試験結果を比較検討したものである。試験の結果、スクリューポイントの最大径に近いらせん翼を用いたものは、スウェーデン式サウンディング試験結果と非常によく似た結果を示すことがわかり、この試験法の貫入特性を解明する有力な手がかりを得た。また、このらせん翼を用いると、現行試験法の信頼性の限界値をとらえることも可能であるとわかった。
  • 豊岡 義則, 立川 日出男, 田村 昌仁, 酒井 運雄
    セッションID: 45
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    スエーデン式サウンディング法は小規模構造物、特に戸建て住宅の基礎地盤の調査法として採用され、結果の使途は支持力計算に止まらず沈下計算にも活用される等、そのの範囲は拡大している。合わせて現地調査の効率化の要求から自動化装置の開発も進められており、その過程で従来の人力による状況判断を含めた試験法との整合を計る課題がある。本報告はこうした課題のうち、自沈貫入荷重の判定法、自沈貫入と回転貫入の境界判定法の検討結果をまとめている。
  • 阿部 秋男, 白川 清隆, 田村 昌仁, 田中 実, 桑原 文夫
    セッションID: 46
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    スウェーデン式サウンディングにおけるスクリューポイントの形状の影響を調べるために、10種類の形状の異なるスクリューポイントについて試験を実施した。その結果、スクリュー部分の長さが長くなると、Nswが小さくなることが分かった。これはスクリューの回転推進力が増したためと思われる。また、先端角錐部分が長くなると、自沈時の貫入速度は速く、回転量は小さくなった。その結果、Wswは小さくなった。
  • 人見 孝, 田村 昌仁, 川村 政史
    セッションID: 47
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    スウェーデン式サウンデイング(以下SWS)は、簡便な住宅用地盤調査法として多用されており、先般の建築基準法の改正により、新規の告示1113号でこの手法による地盤の許容応力度算定式が規定されたことを考えると、この役割は今まで以上に重要になる。しかし、SWSに関しては、スクリューポイント(以下、スクリュー)の形状規格/自沈判定法/適用範囲などが必ずしも明確でなく、当該手法の信頼性を向上させるためにはいくつかの課題が残されている。そこで、今回、様々な装置を用いた一斉試験を行なうとともに、当該手法に関するJIS規格とEN規格との違いや装置の特徴、試験結果を設計に用いる手法や留意点などを整理することにした。その1では、目的及び概要を述べる。
  • 小口 和明, 水谷 羊介, 田村 昌仁, 藤井 衛, 川村 政史, 若命 善雄
    セッションID: 48
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    その2では、スウェーデン式サウンデングに関する調査方法の変遷をJISとENに注目して整理した結果を紹介する。JISとENを比較すると、スクリューの形状だけでなく、ロッド径など調査機器に違いがある。また、回転層の回転速度をJISでは25回/分以下を目安としているが、ENでは40回/以下となっていること、ENでは自沈中に貫入速度などの大きさに目安が示されていることなど、試験方法においても違いがあることがわかった。また、現在わが国で市販されているスクリューを数多く収集し、その形状を詳細に調べ、現在のJIS規格との比較した結果などを述べる。
  • 川村 政史, 水谷 羊介, 田村 昌仁, 枝広 茂樹
    セッションID: 49
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    スウェーデン式サウンデングのスクリューポイントの形状は、現在では改定されたJISによって基本的な形状が決められているが、全長に対するスクリューの断面積などが明確でなく、形状もある程度の違いが生じうる。このようなことから、本稿では、回転層と自沈層における貫入挙動を検討するとともに、スクリュー形状の関係を実験的に調べることにした。
  • 秦 樹一郎, 枝広 茂樹, 人見 孝, 田村 昌仁
    セッションID: 50
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    スウェーデン式サウンデングは、住宅基礎を設計するための地盤調査法として多用されている。この手法は、建築基準法の改正により、地盤の許容応力度を評価するため新たな手法として告示1113号で位置づけられた。したがって、今後とも有用になると思われるが、自沈層が基礎底面付近に存在している場合は、沈下の検討が必要となっている。この沈下の検討方法は様々であるが、ここでは、スウェーデン式サウンデングに基づいて沈下の検討を行なう場合の考え方を述べることにする。
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