ジオアイソトープが石油工業の分野においてどのように利用されているかを, 主としてアメリカにおける応用例を引用して解説されている。
記述は, トレーサーおよび線源としての利用法に二大別して進められている。トレーサーとしての利用では, 分析化学, 反応機構の研究および物質の移動 (蒸溜, 混合, 握拌, 摩耗などへの応用について述べられている。線源としての利用では, 固定線源 (ラジオグラフ, 厚み計, 液面計, 比重計), 可動線源 (パイプ中の流体の流れ, パイプの漏洩テストなど) および放射線エネルギー源としての応用について述べられている。
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