燃料協会誌
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36 巻, 6 号
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  • 朝倉 希一
    1957 年 36 巻 6 号 p. 499
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 昭和31年10月19日特別講演
    井上 重一
    1957 年 36 巻 6 号 p. 508-512
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    新潟県の蒲原平野全体に発達する上部第三紀層および第四紀層の孔隙地層の中には, 塩水に溶けてガスが存在する。この塩水は上部の層のものほど淡く, 下部層ほど濃い。また同じ層でも傾斜の上つているところでは淡く下っているところでは濃い。そして塩分が濃くて深い地層のものほど, ガス水比が大きい。
    新潟県経済資源課算定のこの地域のガス埋蔵量は280億m3であるが, 最近の深層探掘によつて下部になお三つの産ガス層が発見せられ, 埋蔵量は二倍半になつたと考えられている。しかし水溶性ガスの一坑からの産出量には限度があるから, 多量のガスを採収するためには多くの坑井を掘らねばならぬ。排水の苦労もなくかつ一坑当りの生産量が非常に多い構造ガス田を新潟平野の深部に発見すべく帝国石油では最近大口および七日町での深掘りが行あれており, 昭和32年度には亀田の掘さくが計画されている。
  • 今井 建次, 鈴木 道夫, 乃村 精一
    1957 年 36 巻 6 号 p. 526-534
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    三池炭のDisco法低温タールおよび東北地方産亜炭タールの沸点120~360℃ 留分をそのまま, またはその中性油を, なお比較のため石油系のガス油およびクラッキングストックを, 低級オレフイン, 特にエチレンを主目的として熱分解した。
    実験は内径50mmのステンレス鋼反応管にシャモット煉瓦 (4~7mesh, 500cc) を充填し, 外部加熱により過熱水蒸気を通しつつ行つた。
    クラッキングストックについての分解実験において, 水蒸気/油=6g/cc, 液空間速度1 .0vol/hrのとき, 生成ガス中のオレフイン濃度およびその収率がよかつたのでこれらの条件に一定した。
    タール類のガス中のオレフインのvol/%は石油系油のそれより劣る。エチレンの収率の点では三池炭タール中性油はクラッキングストックとほぼ同じで約22wt%であるがタール未洗油は約17wt%で劣る。しかしエチレン以外のオレフインは, とくに700℃ の分解では約1/2%である。得熱の点でもタール類は石油系油にくらべて格段に劣る。C/Hと残留炭素の熱分解成績に対する関係は比例的関係があり, C/Hおよび残留炭素が増大すると生成ガス量, オレフイン収率, 真発熱量, 得熱等が低下する。
  • P-第2級ブチノレイソプロピルベンゼンの酸化
    堤 繁, 大平 愛信
    1957 年 36 巻 6 号 p. 535-540
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    第2級ブチルイソプロピルベンゼンを95℃ で液相酸素酸化を行い, P-第2級ブチルキューメンハイドロパーオキサイドおよびα, α′-ージハイドロパーオキシーP-第2級ブチルイソプロピルベンゼンを合成した。
    反応開始剤として, 上記ジハイドロパーオキサイドを使用したとき, ジハイドロパーオキサイド%が最高値を示し, 24hrで62.5に達した。
    酸化生成物は主としてモノおよびジハイドロパーオキサイドからなり, モノハイドパロオキサイドは元素分析, 赤外線吸収スペクトルの測定, および酸化, 酸分解, 還元, 諸反応より, P-第2級ブチルキューメンバイドロパーオキサイドであることが確かめられた。またジハイドロパーオキサイドは元素分析, 赤外線吸収スプクトル, 紫外線吸収スペクトルの測定, および化学的諸反応から, α, α′--ジハイドロパーオキシーP-第2級ブチルイソプルピルベンゼンであることが確認された。
    なおP-第2級ブチルキューメンハイドロパーオキサイドとα-ハイドロキシーP-第2級ブチルキュメンから, ジ-P-第2級ブチルキューメンパーオキサイドを合成した。
  • 中原 実
    1957 年 36 巻 6 号 p. 541-542
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 543
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 固体燃料
    1957 年 36 巻 6 号 p. 545
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 液体燃料
    1957 年 36 巻 6 号 p. 545a-546
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 546-547
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 547a-548
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 547
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 548-549
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 549-554
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 554
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 554a-558
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 558
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1957 年 36 巻 6 号 p. 559
    発行日: 1957年
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
  • 昭和31年10月19日特別講演
    佐野 孝一
    1957 年 36 巻 6 号 p. 500-507
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2013/05/16
    ジャーナル フリー
    炭鉱のメタンガス誘導法は近年急速に発達普及し, 比較的高濃度のメタンガスを大量に採収することが可能となつた。この結果坑内の保安改善に役立つばかりでなく, さらにこれによつて誘導されたメタンガスが, 熱資源となりまた工業用原料ともなり得る点で注目されるに至った。この方法は1943年以来西欧諸国に普及しているが, わが国には1952年に導入され, 現在17炭鉱26坑が実施中で, その誘導量は純メタンにして年間約1億2, 300万m3に達するに至つた。このメタンガスは主として暖房用または発電用ボイラーの燃料に利用され, また一部にはカーボンブラックおよび尿素製造の原料に供せられている。西欧においてはボイラー燃料の外に都市ガスとして使用する量が年々増加しており, またガスタービンによる発電も行つている。炭鉱におけるガス誘導は今後さらに増加すると思われるので, この未利用資源である誘導メタンガスをさらに有効に利用する方策が国家的にも必要であると考える。
  • 金原 均二
    1957 年 36 巻 6 号 p. 513-525
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2013/05/16
    ジャーナル フリー
    本報は殆んど日本全国に亘って産出する天然ガスの地質学的産出状況, 埋蔵量, ガスの品質開発利用の現状などについて詳細に述べている。
    従来わが国の天然ガスは主として燃料に使用されてきたが, 最近ではメタノール, 硫安などの合成用化学原料としての利用も盛んになりつつある。これらの天然ガス化学工業の今後の発展のためには, 天然ガスの地下における賦存状況をさらに地質鉱床学の立場から明らかにする必要がある。
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