第2級ブチルイソプロピルベンゼンを95℃ で液相酸素酸化を行い, P-第2級ブチルキューメンハイドロパーオキサイドおよびα, α′-ージハイドロパーオキシーP-第2級ブチルイソプロピルベンゼンを合成した。
反応開始剤として, 上記ジハイドロパーオキサイドを使用したとき, ジハイドロパーオキサイド%が最高値を示し, 24hrで62.5に達した。
酸化生成物は主としてモノおよびジハイドロパーオキサイドからなり, モノハイドパロオキサイドは元素分析, 赤外線吸収スペクトルの測定, および酸化, 酸分解, 還元, 諸反応より, P-第2級ブチルキューメンバイドロパーオキサイドであることが確かめられた。またジハイドロパーオキサイドは元素分析, 赤外線吸収スプクトル, 紫外線吸収スペクトルの測定, および化学的諸反応から, α, α′--ジハイドロパーオキシーP-第2級ブチルイソプルピルベンゼンであることが確認された。
なおP-第2級ブチルキューメンハイドロパーオキサイドとα-ハイドロキシーP-第2級ブチルキュメンから, ジ-P-第2級ブチルキューメンパーオキサイドを合成した。
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