燃料協会誌
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39 巻, 1 号
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  • 黒川 真武
    1960 年 39 巻 1 号 p. 1
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 山崎 毅六
    1960 年 39 巻 1 号 p. 2-11
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    ロケット推進剤としては化学エネルギ, 核エネルギおよび太陽エネルギを利用するものが考えられるが, 本報では主として化学エネルギによる推進剤について解説した。
    まず, ロケットの基本原理によれば大きな比推力を得るには燃焼生成物の温度が高く平均分子量がなるべく小さいことが要求される。このため燃料成分としてはH, Li, Be, Bなどの元素から成る化合物, 酸化剤としては0およびFの化合物が適している。この中, Beなどは資源酌ならびにその他の制約があるので, 現在の水準ではBの水素化物が注目されている。しかし, たとえばB10H14などはBの毒性が強いという欠点があるので, Bの水素化物の水素をアルキル基で置換したものが脚光を浴びることになろう。
    さらに本報で略衝推進剤の基本的性質, 分子量と温度の限界誰進剤とし腰求される液体ならびに固体推進剤の共通性質, 固体および液体推進剤の具体的な例などについて述べている。
  • 石原 米彦
    1960 年 39 巻 1 号 p. 12-19
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    鉄道の動力, が蒸気機関から電力, ディーゼル機関へとうつりつつあるのは世界的傾向であるが, わが国においても国鉄動力近代化委員会により, 15年間に主要幹線の完全電化と他の線のディーゼル化を行なう計画がなされた。この計画によると所要燃料を著しく節減できるようになる。しかし石炭価格が引下げられれば支線ではディーゼルと蒸気機関車の併用も考えられる。また電気機関車と電車の比較では高速化が容易でかつ, 種々便利であるため電車が多く用いられるようになるであろう。一方自動車と比較して将来鉄道の不振を予想する向きもあるが, わが国のように人工密度の高い所では場所をとらずに大きな輸送力を有し動力消費の少い鉄道が将来とも重要であると考えられる。
  • 田中 和美
    1960 年 39 巻 1 号 p. 20-27
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    景気変動に伴う石炭需給変化の調整を行うことは生産者, 消費者いずれにとつても必要なことで, そのために一般市場において売買される以外の石炭を余剰時には貯蔵封鎖し, 不足時に放出することが考えられる。
    この意味で石炭消費地近くに湿分6~15%で粒度25mm以下の粉炭を1ユニット50万t, 2年間貯蔵する場合の貯炭方式につぎ, 地下貯炭, 水中貯炭, 構造物貯炭, 圧縮貯炭を日本動力協会のエネルギー技術対等本部で考えた。これを紹介するとともに, その技術的問題点を拾いあげてみた。
    経済的には圧縮貯炭が最も安いが, 操業の場合には石炭シール用窒素ガス製造の副産物の酸素を販売することにより, 地下貯炭, 構造物貯炭もかなり経費安になる。
    技術的問題点としては, 地下貯炭はその立地条件に合う所が少い。またポケット内での棚吊が起り易い。水中貯炭は全地下式にすれば地震時異常側圧に対しても安全であり, また石炭の風化, 自然発火の危険もないが, 微粉炭が混入したとぎ脱水に困難がなる。構造物貯炭は棚吊の防止を考慮する必要があり, 地震時側圧の研究が必要である。圧縮貯炭は風化, 自然発火に最も弱く周到な注意が必要である。
  • 燃料協会コークス部会
    1960 年 39 巻 1 号 p. 28-32
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    強粘結炭に恵まれないわが国では国内弱粘結炭からの製鉄用コークス製造法に多くの努力が傾けられ, コーライト法コークスが高炉の長期操業に好成績を収めたほか, 膨潤炭法, 成型乾留法, フエロコークス法などによつて強度の高いコークスが得られた。しかし国内原料炭が割高な上にその絶対量さえ不足するとの見通しもあつて, ここ数年来努力の重点はコークス品位の向上, とくにバラツキの低減に移され, 配合設備と方法の改善, 品質管理方法の進歩, 迅速分析法の確立その他によつて著しい成果があげられた。これらコークスの製造法および品位向上に関する近年の技術の動向ならびに本年6月の実績にもとずく最近の装入炭性状, 配合割合, 乾留条件, コークス品位などについて述べ, あわせてコークス需給の推移, コークス炉の設備状況などコークス工業の現況を紹介する。
  • 含水メタノールによる酸性油抽出に関する基礎的考察
    樋口 耕三, 長 哲郎, 竹内 隆男, 金高 純一
    1960 年 39 巻 1 号 p. 33-41
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    コールタール或いは石炭水添分解油などより, 化学原料として利用度の高い酸性油の成分を含水メタノールで抽出することを目的とした基礎実験を, 平衡データおよび酸性油の成分の相違による選択性などより検討した。その結果
    1. 三角図表を用いる従来の解析法と異なり, 選択性をx-y線図に, 溶解性を酸性油, 中性油各々に対する単独溶解度曲線にそれぞれ表わして解析し, 三角図表による解析法と比較し, さらに詳しく現象を解析し得た。
    2. 含水メタノール抽剤の濃度の最適条件を70~80%とする従来の報文とは異なり, 60~70%が最適条件であるとの結論を得た。しかし希望する酸性油の濃度および組成によつてはメタノール濃度を変えることが望ましい。
    3. 含水メタノール抽剤に対する酸性油の親和性は, フェノール性水酸基の挙動によるものと推定した。極性の大な酸性油ほど抽出されやすく, その順序は石炭酸, p-クレゾール, m-クレゾール, o-クレゾール, キシレノールであることを明らかにした。
  • 石炭の性状・構造
    1960 年 39 巻 1 号 p. 53-54
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 54
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 55-57
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 57
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 57a
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 57b-62
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 62-67
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 54a
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2013/05/16
    ジャーナル フリー
  • 1960 年 39 巻 1 号 p. 54b-55
    発行日: 1960/01/20
    公開日: 2013/05/16
    ジャーナル フリー
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