燃料協会誌
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41 巻, 9 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • O.C.R.と石炭の研究
    本田 英昌
    1962 年 41 巻 9 号 p. 735-736
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 岸本 定吉
    1962 年 41 巻 9 号 p. 737-751
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    わが国は年間130万tの木炭を製炭しているが, 世界で年間100万t以上製炭している国はわが国以外にはほとんど見当らない。わが国の木炭は炭質優良でこの原因は製炭の長い歴史と伝統に基因している。
    わが国には日本古来の原始的製炭法伏燒と中国渡来と解される築窯製炭法と近代的製炭法の三方法があるが, 築窯製炭法が大部分で, 白炭と黒炭とが製炭されている。茶の湯と関係が深く, 日本木炭は外観要素を重要視している。家庭燃料用が多いが, 業務用, 工業用が多くなってきた。日本木炭は手工芸的製炭方法によつているので炭価が高く工業用途に不適である。また原木高と労務不足は製炭を次第に不可能にしている。そこで木材加工過程に生ずる大量の廃材を安価に製炭する近代的製炭法が出現するにいたつた。木炭は易反応性, 高孔隙性などの特徴があるので, この特徴を生かした工業的利用が将来期待される。
  • 栗山 旭
    1962 年 41 巻 9 号 p. 752-759
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    木材乾留工業は木材の熱分解工業であるからその基礎科学として木材の物理的, 化学的性質および木材の熱分解現象をできるだけ詳しく知ることが必要である。この基礎科学は最近までにかなり進歩してきたがまだ十分ではない。また乾留生産物である木炭, 木酢液, 木タールならびに松根油, 松根タール'の化学はそれらを利用するに当つて非常におくれている。これはこの方面の研究者が世界的に少く, 文献や書籍がわずかであるなどが原因となつて一般の関心がうすいからでもあろう〇しかし最近はこれらの新しい利用分野が開かれ, 同時に他の工業の発展と共に木材乾留生産物の需要は旺盛となりつつあることはよろこばしいことである。他の工業と比較して小さな産業であるが木材化学工業の一分野として将来ますます発展することを期待している。
    まず木材乾留の基礎事項の概略を述べ, ついで乾留装置と乾留生産物の性質およびそれちの最近の用途について, 最後に木材乾留工業の将来について述べてみた。
  • 八重樫 勇雄
    1962 年 41 巻 9 号 p. 760-766
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    木炭を主要な還元剤として工業的に生産されている製品に金属硅素がある。本文はこの金属硅素の性質, 製造法, 成分規格, 用途について紹介すると共にその製造の際に使用する木炭としては, どんな品質が要求されるかについて述べた。本邦における金属硅素の精錬は最近数年間において漸やく研究的に取りあげられるようになつたため, 従来どのような木炭がその還元材として, 要求されるかにっいて明らかにされていなかつたが, 本文では金属硅素用木炭の品質について, Ca含有率の低いこと, バラツキの少ないことが必要であることをあげた。実際に木炭の品質を調査すると, そのCa含有率は, 心材と樹皮で大きな差があり, 樹種, 産地によつても相等のひらきがある。また品質のバラツキも可成り大きく, 現在生産されている木炭は決して金属硅素用として適格であるとはいい得ない。従つて金属硅素生産の面から木炭の規格の制定と生産方式の改良研究が今後の課題として大いに望まれることを記述した。
  • 藤田 俊三
    1962 年 41 巻 9 号 p. 767-772
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    木炭を燃料および還元剤とする熔鉱炉が現在わが国に4~5基あつて, 特殊銑鉄すなわち木炭銑を年約4万t生産しており, これに要する木炭は約2.4万tである,
    木炭熔鉱炉に使用されている木炭の大半は一般市場に出ている家庭用木炭で, 特殊な性状をもった木炭でなければならないということは特にない, しかしながら筆者は木炭熔鉱用として望しい木炭の性質に関し種々のべている。また木炭の炉内における挙についても詳細にのべられている.
  • 二硫化炭素の性質および用途
    芦田 一夫
    1962 年 41 巻 9 号 p. 773-774
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
    二硫化炭素の主用途は人絹, スフおよびセロハンで, 昨年度, わが国においては約12万t隼産され, これに要する木炭は約2.6万tであつた。
    二硫化炭素製造用炭素源として, 現在最もすぐれているのは木炭で, この最適性状はつぎのようである。炭種, 白炭, 樹種, かし, ならなど, 揮発分, 5%以下, 灰分。3%以下。水分, 10%以下, 硬度, 5~10°程度である。
  • 石炭の性状と構造
    1962 年 41 巻 9 号 p. 775-776
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 776
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 777-778
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 778
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 778a-779
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 779-785
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 1962 年 41 巻 9 号 p. 786-792
    発行日: 1962/09/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
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