日本エネルギー学会機関誌えねるみくす
Online ISSN : 2432-3594
Print ISSN : 2432-3586
100 巻, 3 号
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目次
随想
学会賞(学術部門)
  • 鷹觜 利公
    2021 年 100 巻 3 号 p. 244-253
    発行日: 2021/05/20
    公開日: 2021/05/31
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    石炭,重質油等の重質炭素資源の化学構造に関する研究は古くから行われており,それぞれの化学構造形態に応じていろいろな利用方法等が考えられてきた。構造解析や化学分析等の技術により,熱分解等で得られる成分の単位構造については,多くの知見が報告されてきた。 一方でその熱分解前のマクロ構造については,これまで調べる方法,技術も限られてきたことから,その正体は不明の点が多く,また熱分解等で起きている化学変化,物理変化については,いわゆるブラックボックスであった。近年の詳細構造解析,およびコンピュータの目覚ましい進化により,これまでの概念とは異なる重質炭素資源のマクロ構造の一面が明らかになりつつある。

  • 中田 俊彦
    2021 年 100 巻 3 号 p. 254-262
    発行日: 2021/05/20
    公開日: 2021/05/31
    解説誌・一般情報誌 フリー

    本構想では,地域連携を含めた広域圏エネルギーシステムを定義し,再生可能エネルギーの利活用,CO2排出量の抜本的削減を図り,広域の地域経済循環を促す「全体」最適化のシステムデザイン手法を提案する。地域エネルギーシステムデザインに必要なファクトデータ分析とガイドラインの策定を通して,脱炭素社会への転換と地域エネルギー需給のレジリエンス向上に資する。概要を以下に示す。 ①全国の市区町村のエネルギー需給の特性を,地域社会の自然環境や産業構造に基づいて分析・推計し,地域エネルギー需給データベースを作成する。 ②隣接地域を含む広域でエネルギー資源の相互補完が可能な地域間連携モデルを設計。特徴ある地域を対象にしてセクターカップリングの事例研究を実施する。 ③サステイナブル・シティやスマートシティの社会実装に向けて,再エネベースの持続可能社会の構築に向けた地域エネルギーシステムデザインのガイドラインを策定する。

特集記事:省エネ大賞に見る省エネ技術の最新動向
講座:重質油及びアスファルテンの定量分析のノウハウ
連載:石炭の研究・技術開発にとりくんで ―わたしの自慢―
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