会費納入
入会申込書
論文賞表彰
第7回アジアバイオマス科学会議191210
第15回バイオマス科学会議191211
燃焼部会講習会191213
関西支部 第64回研究発表会191213
第28回微粒化シンポジウム191221
第4回 新エネルギー・水素部会 シンポジウム
第20回北海道エネルギー資源環境研究発表会200128
論文募集(新エネルギー)
論文募集(天然ガス)
論文募集(バイオマス)
論文募集(ガス化)
PetroPhase(the International Conference on Petroleum Phase Behavior and Fouling)は,石油産業における相挙動・ファウリング問題に対して正面から取り組む最先端かつ殆ど唯一の国際会議であり,上下流両部門および産業界・学界からの技術者・研究者が 一堂に会する。本稿ではPetroPhase 2019におけるアスファルテン凝集に関する議論を紹介する。
石油上流部門特有ののアスファルテン析出障害のひとつとして油層内部での析出が挙げられる。本稿では国際石油開発技術研究所でのアスファルテン障害対策研究の端緒となったベネズエラ石油での事例を基に石油上流部門のアスファルテン障害対策について紹介する。
石油精製におけるアスファルテンに起因する問題とこれまで実施されてきた対策の概要を説明する。また,分子レベルの解析結果を基にアスファルテンの凝集挙動を定量的に予測できる技術して期待されているペトロリオミクス技術の開発状況や,実プロセスでの解析実績を紹介する。
アスファルテン凝集体は,ナノからメソスケールのサイズを有し,これは,原子レベルのミクロ構造と熱力学的な巨視的領域の中間領域に相当する。この特徴的なサイズ領域から「小角散乱法」が効果的に用いられてきた。一方で,一次凝集体がさらに集積した高次階層構造を形成している。本稿では,小角散乱法を概説するとともに,階層構造に焦点を当て,最近の小角散乱法に関する実験的理論的進展を解説する。
Hansen溶解度パラメータはHildebrand(δ)溶解度パラメータを基礎とする物質の凝集エネルギー密度を表す物性値でであり,物質- 物質間の溶解性,ぬれ性,溶媒中の微粒子の分散性評価などその応用範囲は広がっている。さらに,分子構造や組成が明らかでない物質のHSP値をHnasen球法により求める応用法や,各種材料開発分野におけるHansen溶解球法の適用が注目されている。
アスファルテン問題は,アスファルテン分子の化学構造に起因する分子凝集によって引き起こされると考えられている。これまでに提案されたアスファルテン分子モデルを示し,アスファルテン分子を模擬した化合物を合成する試みを紹介する。
最新の顕微鏡技術によって,有機分子の形を原子レベルの解像度で可視化することが可能となった。これにより,石炭や重質油に含まれるアスファルテン分子をひとつひとつ観察して構造決定することが実現された。
FT-ICR MSを用いて観測されるアスファルテン成分の持つ特徴を,重質油中に含まれるその他の分画と比較しながら示す。また,アスファルテンの凝集挙動シミュレーションにFTICR MSのデータ解析から得られる構造属性情報(JACD)が活用されることを紹介する。
種々の溶媒中のアスファルテンを1H-NMR緩和時間測定より得られるT2分布を用い評価した。その結果,溶媒の相違や温度の変化に伴うアスファルテン凝集構造の緩和挙動をT2分布の変化として定性的,定量的に評価可能であることを明らかにした。
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