照明学会雑誌

光による視覚障碍

まぶしさの諸問題に関する生理学的解説

蒲山久夫

1954 年 38 巻 3 号 p. 123-132
発行日: 1954/03/25
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.2150/jieij1917.38.123

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

視作業の細密化および光源の進歩改良に伴なって, 照明は比較的高照度が要求されるようになり, とこにまぶしさ (眩輝) が重要視される傾向が現われた. 明るさの低下によって視覚が障碍されることはいうまでもないととであるが, 明るさの上昇によってもまた視覚が障碍されることがある. このような明るさが原因となっておとる主観的な, もしくは客観的な一過性の視覚障碍をまぶしさと総称することにする. このようなまぶしさに関する研究は未だ少なく, その定義および分類も学者によってかなりまちまちである.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (7013K)
国際照明委員会光源調査委員会 (21) 1951年理事報告

1954 年 38 巻 3 号 p. 133-139
発行日: 1954/03/25
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.2150/jieij1917.38.133

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

この調査委員会は光源を研究題目とする委員会で, 第21調査委員会となっている. 現在イギリス照明委員会がこの理事委員会である.
この調査委員会では1948年報告に採用された方針をつづけて, 次の四つの主題目によって光源の進歩を総括した.
(A) 白熱光源,(B) 電子やイオンの運動ネルギーが光にかわっている光源,(C) 紫外線がけい光, 燐光の現象で光にかわっている光源,(D) 光が化学反応から得られている光源-なお具体的には次のように分類している.
(A) 1炭素アーク灯,(A) 2白熱フィラメント電球,(B) 1放電灯,(C) 1けい光放電灯,(D) 1ガス灯, 全ページ数58.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (643K)
照明教室

上滝致孝

1954 年 38 巻 3 号 p. 140-142
発行日: 1954/03/25
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.2150/jieij1917.38.140

ジャーナルフリー

PDF形式でダウンロード (3338K)
けい光灯のColor Flikerについて

野中守, 鹿倉敏郎

1954 年 38 巻 3 号 p. 143-149
発行日: 1954/03/25
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.2150/jieij1917.38.143

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

The variation of color during a cycle of various fluorescent lamps operated on a 50 c/s supply have been obtained by the following spectrophotometry:
There is a special sector with narrow slits driven by a synchronous motor in front of the entrance slit of a monochromator. The radiation from a fluorescent lamp passes through the entrance slit at an instant during a cycle of the flicker and enters the multiplier phototube. By adjusting the phase difference between sources of the fluorescent lamp and the synchronous motor with a phase-shifter, the spectral distribution of the fluorescent lamp is measured at any instant during a cycle. The results of these measurements are shown on the ICI chromaticity diagram (Fig. 1)
In addition, the wave-forms of flicker in relative intensities of spectral radiations from fluorescent lamps at different wave-lengths have been measured by using a cathode ray oscillograph, and the relations between the magnitude of flicker and the wavelength have been illustrated.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (804K)
健康線用けい光燈の効果試験 [I]

マウス発育に及ぼす健康線照射の影響について

日野和徳, 高井光子

1954 年 38 巻 3 号 p. 150-152
発行日: 1954/03/25
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.2150/jieij1917.38.150

ジャーナルフリー

抄録を表示する抄録を非表示にする

最近わが国で発売された健康線用けい光灯の効果試験の第1段階としてマツダ健康線用けい光灯, ハラセ (原瀬氏) 石英水銀灯および普通電球を用い, 各単独にマウスを照射して発育に及ぼす影響を調べ, 健康線用けい光灯照射が他の2者に比し極めて有効であることを確めた. また幼弱マウスの成長には毎日1.4 E-viton. h. cm^-2以上の健康線量が必要であることが判った.

抄録全体を表示

PDF形式でダウンロード (424K)

J-STAGEへの登録はこちら（無料）