けい光ランプに所望の圧力で封入するためのサーボ系について検討し, グロー放電管を用いた制御方式について試作例と動作例が述べられ動作時における解析かなされている.
グロー放電管において, そのガス圧は温度の関数であり, その管電圧は圧力の関数である.
そこで, 同じ構造の放電管二つをブリッジに組み, その一つを基準として一方の圧力変化をこの回路で電圧変化として取り出し, これによってガス量を制御すれば任意の温度における封入圧力は基準温度における所望圧力を補正した値となる.
実用上, 放電管としては, 電源, 安定抵抗等が定められると適当な大きさがある. またこれら放電管のけい光ランプに対する位置, 温度の差異によって封入圧力を補正しなければならない. それには制御電圧の時間的変化を自動記録させながら調節すると便利である.
最後に動作および調節に関する理論的根拠を把握するためにこの系を電気等価回路に変換して考察を行った.
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