照明設計は作業面上の平均照度, ならびに室内での照度, あるいは輝度分布の予測を行なうことも含まれる.理想化された室内で, 数多くの室内相互反射問題が, 数学的な解析そして実験的データに基づいて研究されている.本報告は光天井と天井面に取り付けられた対称および非対称パネル光源の場合について, 固有照明率, 輝度率の計算方法を示す. 一般に輝度率は照明率と同様のものであり, その輝度率は照明率の代わりに光束法の公式に代入されて実際に利用される.そしてこの計算を行なうためには, 器具からの直接比と基礎的な光束発散度比のデータが必要とされる.
抄録全体を表示