本考は, 韓国の伝統空間における空間の尺度概念を, 歴史的な文化財である韓国慶州の仏国寺の外部空間を対象に分析することによつて, 祖先たちの美の原理による空間の処理技法を把握することを目的としたものである。その方法としては, 仏国寺の平面図を用いてデザイン原理の1つである比例体系の枠組みで分析した。その結果, 1.382矩形の比例尺度が定型的かつ体系的な形態として導き出された。
また, このような1.382矩形の比例尺度は同時代に建てられた, 慶州所在の千軍里寺址の外部空間でも確認することができた。
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