ランドスケープ研究
Online ISSN : 1348-4559
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ISSN-L : 1340-8984
70 巻 , 4 号
Landscape Research Japan
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
  • 岩崎 哲也
    2007 年 70 巻 4 号 p. 306-311
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/20
    ジャーナル フリー
    本研究では,樹木による防火効果に関連する2つの事項について実験による検証を行った。1点目として,樹葉の温度は上昇する過程において 100℃付近で一時的に横ばいの傾向を示すことが明らかになり,100℃を超えるまでの時間は落葉広葉樹が比較的短く,常緑広葉樹は長く,タケ・ササ類は落葉広葉樹より長い傾向があることを確認した。また2点目として,受熱時の葉の形状変化は,樹種の違いによって著しく異なり,広葉樹では常緑樹と落葉樹とに差は見られないこと,針葉樹の形状変化は小さくタケ・ササ類は大きいこと,含水率と正の相関があり特に落葉広葉樹は含水率との正の相関が高いことが明らかとなった。
  • 作田 哲啓, 赤坂 信
    2007 年 70 巻 4 号 p. 312-319
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/11/20
    ジャーナル フリー
    雪形を望見し,その姿に名を付け,これを農事暦として用いていた時代があった。近代化とともに農事暦=農村の風習(旧習)は無用とみなされ,戦前まで意識化されたりすることはなかったが,福島県吾妻小富士の雪形の存在は,第二次世界大戦後から再評価され始める。戦後,地方文化(地域固有の価値)が見直されるようになって,雪形が人々の話題になっていった。これは地元のマス・メディアが先鞭をつけ,これを語る人々現れてきたことによるものであろう。今まさにその土地固有のものが再認識され,新たな時代の意味をもとうという過程にある。毎年,現れては消える雪形は,その土地でしか見ることができない。しかも期間がごく限定されている点が最大の特徴である。季節変化がもたらす楽しみは花見だけではない。こうした人間が太古以来もっていた時間感覚を取り戻す場が現代社会に必要とされている。
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