造園雑誌
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10 巻, 3 号
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  • 菅野 義胤
    1943 年 10 巻 3 号 p. 1-11
    発行日: 1943/12/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
  • 丹羽 鼎三, 菅野 義胤
    1943 年 10 巻 3 号 p. 12-16
    発行日: 1943/12/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
    本實驗の結果より次のことが判明した。
    1、硫酸アムモニア10%(容量比) 溶液は芝生内雜草の多くを枯死せしめ其の效果最も大であるが、同時に芝をも枯死に至らしめ、その恢復甚だ困難である。
    2、硫酸アムモニア8%溶液は芝生内雜草に對し效果大にして、芝の一部は一旦枯損するも後速かに恢復し、却つて硫酸アムモニアの肥效を認めた。
    3、硫酸アムモニア5%溶液は芝生内雜草に對する效果中位にして、芝は殆ど枯損せず、硫酸アムモニアの肥效も顯著である。
    4、硫酸アムモニア3%溶液は芝生内雜草に對し殆ど效果を有せず、芝の枯損は全く起らざるも芝生内雜草の生育の反つて促進せらるるを認めた。
    5、標準區に於ては、芝及び芝生内雜草の生育旺盛にして、硫酸アムモニア溶液の雜草驅除の效果は全く認められない。
    6、硫酸アムモニア溶液の芝及び雜草に對する效果は施用の絶對量よりも濃度の方が顯著である。即ち、濃度小なる硫安溶液を多量に撒布するよりも、其の全量に當る硫安と少量の水とを以て濃度大なる硫安溶液を作り、之を全面的に良く行き亘る樣撒布する方が、雜草の枯死に效果顯著である。
    7、硫酸アムモニア溶液の雜草驅除の效果は、天候により支配さるゝところ甚だ大である。即ち、晴天乾燥なる場合效果最も顯著であるが、曇天なる場合之に次ぎ、雨天に於ては無效に近い。
    8、硫酸アムモニア溶液を以て驅除困難なる芝生内の雜草は、めひしば・いぬびえ・ゑのころぐさ (以上禾木科)、である。是等の雜草は莖葉一時損傷・萎凋を表はすも、其の恢復速かにして溶液の驅除效果は殆ど認め得ない。
    9、硫酸アムモニア溶液を以て驅除效果中位なる芝生内の雜草は、かやつりぐさ・ひめくゞ (以上莎草科)・しろつめくさ (菽豆科)・やなぎはひめじよをん・たんぽゝ (以上菊科) にして、莖葉は枯損・萎凋を表はすも殘存根部より再萠芽することが多い。
    10、硫酸アムモニア溶液を以て驅除最も容易なる芝生内の雜草は、こにしきさう (澤漆科)・かたばみ (酢漿科) にはぜきしやう (鳶尾科) である。
  • 第一報播種床の保護による甲〓促進
    丹羽 鼎三, 高梨 信之
    1943 年 10 巻 3 号 p. 17-21
    発行日: 1943/12/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
  • 中島 卯三郎
    1943 年 10 巻 3 号 p. 22-27
    発行日: 1943/12/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
  • 吉永 義信
    1943 年 10 巻 3 号 p. 28-33
    発行日: 1943/12/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
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