造園雑誌

富士北麓熔岩上の植生と造園計画

大山陽生

1974 年 37 巻 3 号 p. 1-32
発行日: 1974/05/10
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.5632/jila1934.37.3_1

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公園緑地内の気象

丸田頼一

1974 年 37 巻 3 号 p. 33-55
発行日: 1974/05/10
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.5632/jila1934.37.3_33

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1961年から1967年にかけて,夏季を中心に,都内の公園緑地を対象として,公園緑地内の気温,湿度および風に関する観測を行い,特に,公園緑地内の植栽の構成法の差異が,そこの各気象要素のそれぞれの分布に及ぼす影響を把え,次の結果を得た。
1)夏季,一般に,高木・亜高木層の材床が低木層または草本層で覆われている比較的植栽密度の高い樹林内では,最も低い低温域や最も高い多湿域が形成される。
2)夏季,午前10時,午後2時および午後6時には,天候と公園緑地の周縁植栽の構成法とが関連性を保って市街地内空気は周辺公園緑地内へ移動する。
3)夏季,公園緑地内の芝生上に,樹林内と比較してより低湿性を呈する区域が存在している。
4)冬季の日中,常緑樹林で囲まれた南西斜面および常緑樹林で囲まれ,なおかつ陽光を受ける地形の平坦な芝生地に高温域が認められる。
5)冬季,約3m/sec以上の風が吹く時には,天気および観測時刻に関係なく,比較的植栽密度の低い所を通じて,市街地上の空気の公園緑地内への移動が行われる。上6)樹林内の風速は,芝生上のそれと比較して著しく弱いが,樹林内の園路上のそれは比較的強い。
7)公園緑地内の高木亜高木・層の林床が低木層または草本層で覆われている区域,あるいはこのような植栽構成により囲まれている区域の付近に,付の樹林構成地区と比較して,より低い不快指数の値がみられる。
8)風による影響を含めて,公園緑地内の樹林地の体感温度と芝生上の独立木下のそれとを比較すると一日中,前者よりも後者において快適性が認められる。

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樹木葉の核酸およびタンパク質におよぼすオゾンの影響

野内勇

1974 年 37 巻 3 号 p. 56-61
発行日: 1974/05/10
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.5632/jila1934.37.3_56

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オゾンは植物葉に特微的な被害症状, 特に樹木では黄紅葉化や落葉を生じさせる。この報告は, 生細胞中で生理的に重要な成分である核酸およびタンパク質に及ぼすオゾンの影響について調べたものである。オゾン暴露期間の増加につれて, 核酸およびタンパク質は初め除々に分解し, 被害症状出現時には急激なRNA・タンパク質の低下が現われた。そしてオゾンに暴露された葉と老化葉について核酸・タンパク質・クロ・フィルの量的比較を行なったところ, RNA・タンパク質およびクロロフィル量が低下するという両者類似の挙動が観察された。オゾンは植物の正常な代謝を阻害して種々様々な傷害作用を及ぼすが, 結果的には, 一般的に認められている老化葉中での変化と同じであった。このことより, 光化学反応によって生じる酸化物質の一つであるオゾンは葉の老化を急激に促進する作用をもつものと推定した。

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農耕地の都市的改変とオープンスペース構造に関する研究 (1)

田代順孝

1974 年 37 巻 3 号 p. 62-74
発行日: 1974/05/10
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.5632/jila1934.37.3_62

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Openspace problems are touched upon in consideration of the progress of farmland-renovation in area of remarkably urbanized suburbs, Matsudo-shi. The author classified openspace feature in the following three types.
(1) Green Covered Openspace
(2) Green Equiced Openspace
(3) Facility Attached Openspace
Farmland is a main element of the Green Covered Openspace, and is considered as of fundamental for a planning of openspace and landuse in urban region.
In this research report, the wechan: zme of urban renovation is analized to understand the condition of disintegration of farmland through the following individual investigations resulted in several factors.
(i) Historically backgrounded urban renovation of farmland is strongly influencd by agricultural policies and industrialization policies by the Government, resulted in the real property for farmers.
(ii) Land posessing pattern has changed in period of land re-allocation, in 1947, and the average rates of distribution and division have been increased in their number.
Land disintegration is classifiel into the following two types.
·Landuniting oriented type
·Ownership-transmission oriented type
(iii) Land disintegration feature is distinguished as of spacialization of farmland for urban use, especially for housing estates.
In conclusion, land disintegration in the suburbs is proceedingly developed to invite the negative factors for ideal establishment of farmland, and the openspace sprawl is generated from with in th, agricultural class rather than the power of the city.

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施設配置の手法

安島博幸

1974 年 37 巻 3 号 p. 75-76
発行日: 1974/05/10
公開日: 2011/07/19

DOIhttps://doi.org/10.5632/jila1934.37.3_75

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