日本経営工学会論文誌
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47 巻, 6 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1997 年 47 巻 6 号 p. Cover7-
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1997 年 47 巻 6 号 p. Cover8-
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1997 年 47 巻 6 号 p. Toc4-
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 西 修二, 大久保 尭夫
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 327-334
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 操縦者8名のフライトシミュレータ飛行時の視線移動と操縦桿操作のための筋電位, 操縦桿操作, 高度, 速度等の機体応答データを測定し, これらの測定項目が飛行課目と個人とによってどのように異なるのかの検討と, 6名の操縦者の視線停留時間と制御成績との関係を分析した.分析の結果次の知見が得られた.(1)ピッチ角標準偏差とピッチレート平均以外の機体応答データに有意な個人差が認められず, 操縦者の視線移動能力と筋電位とに有意な個人差が認められたことから, 高度, 速度等の機体の制御結果に違いがなくとも, 各個人の情報入手や筋力の使い方の異なることが明らかになった.(2)制御誤差が減少している場合の停留時間は, 制御誤差の変化していない場合もしくは誤差の増加している場合より有意に長くなることが認められた.
  • 浅野 誠, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 335-343
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    実生産では, 食事時間, 機械のメンテナンス期間や休日のような操業させたくない時間帯が存在する.そのような稼働停止時間帯は事前に設定され, ジョブの分割処理が不可能な場合には制約条件となる.本報ではまず, ジョブごとに到着時刻と納期が異なり, 稼働停止時間帯と処理順序に依存して異なる段取り時間を考慮した最大納期遅れ最小化の単一機械スケジューリング問題を扱い, 分枝限定法に基づく解法アルゴリズムを提供する.さらに, 得られたスケジュールの納期遅れをできるだけ回避したいときに, 休日出勤やメンテナンスの後回しで対応し, そのための勤務時間の調整や振替休日, メンテナンス時期の再設定を可能にするために, 停止時間の長さを厳守した上で稼働停止時間帯を移動し, 最大納期遅れを減少させるスケジューリングアルゴリズムを提案する.提案法は, 複数の納期遅れ減少スケジュールの作成が可能であり, 納期遅れをできるだけ回避したスケジュールの作成を支援するものである.
  • 加地 太一
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 344-350
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    先行順位を持ついくつかの生産プロセスを各ステーション間の移動でのみ必要とする輸送コストの総和が最小になるように, ステーションごとに利用可能な資源量の範囲内で配置する問題が考えられる.この問題に対して系列グラフ分割問題を利用しモデル化を行い, 合わせて厳密解法と近似解法を提案する.本来, 本問題は指数的計算時間を要するが, 要素間に先行順序をもつシステムにおいて並列構造が認められるシステム構造に対しては十分実用に耐える厳密解法が実現可能であることを示す.さらに, ランダムなグラフにも対応できるよう, 複合的近傍構造を導入したTabuSearch法を用い効果的な解を導出する近似解法を構成し, その計算時間もグラフの構造などに影響されることなく, ほぼ頂点数に線形に増加する傾向が示されることを述ぺる.
  • 斎藤 正武, 日下 泰夫, 辻 正重
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 351-358
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    現在, 製造業にとって製品ライフサイクルの短縮により, 市場対応の迅速な製品開発が要求されている.そこで企業は長期間の開発における機会損失を回避するために, 上位工程(企画, 設計)で下位工程(製造, 販売)のことを考慮に入れ開発を行うコンカレント型製品開発を志向している.構造化しにくい問題(Ill-Structured Problem)として位置づけられる製品企画設計を, どのように各領域階層関係者間の意見調整をしながら迅速に遂行していくかのグループ意思決定が鍵となり, この分野での方法論の確立, システム化が期待されている.本研究は, 開発の上位工程における製品概念設計(製品コンセプト設計)と製品仕様設計(製品スペック設計)の方法とその支援システムの開発を目的としている.具体的には, 段階的なコンセプト抽出の方法や制約条件付きAHPを用い製品スペックを決定する方法, また, グループ意思決定において生じる意思決定者間の事実前提・価値前提の相違(GAP)を縮小する方法についても検討を試みた.
  • 鈴木 正彦, 坪根 斉, 大場 正明, 植竹 俊文
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 359-366
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    2段階ハイブリッド・フローショップの生産日程計画を取り扱っている.前工程は1台, 後工程はJ台の機械から構成されている.各品目は, 後工程において特定の機械でしか加工できない.前工程は1台の加工設備を持ち, ファミリーの切り替えに際して段取り替えを必要とするロット生産である.本研究は生産品目と数量, 稼働可能時間が与えられたとき, まず, 稼働可能時間内に加工完了できる条件を明らかにし, ついで, 評価尺度である前工程の稼働率, 品切れを起こさない初期製品在庫量および中間在庫量の定式化を行なう.最後に, 数値実験を通して, 段取り替え回数, 投入順序付け規則が製品のパフォーマンスに与える影響について明らかにする.
  • 有薗 育生, 勝山 茂, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 367-372
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 二つの正規母集団分布の同等性の検定問題を考える.このような仮説検定のもっとも一般的な方法は尤度比検定である.ここで, 尤度比検定に関する一般理論により, 本研究で考察する検定問題においては通常, 検定統計量の漸近分布である自由度2のカイ二乗分布に基づいて検定が設計されている.ところが, サンプル・サイズが大きくないとき, 漸近分布である自由度2のカイ二乗分布の近似精度は必ずしも良いとはいえない.そこで, 本研究ではまず尤度比検定における検定統計量の統計的性質を明らかにするために, 検定統計量のキュムラント母関数を導出する.くわえて, 導出されたキュムラント母関数により導かれる結果を利用して, 大サンプルを前提とした漸近分布に代わり, 小サンプルの場合の検定統計量のより正確な近似分布について考察する.さらに, この近似分布に基づいて設計される検定と漸近分布に基づくそれとを比較する.
  • 羽田 隆男, 鈴木 久敏
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 373-383
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    多数の対象を, 対象間の類似性に基づいてk(≧2)個のグループに分割する問題を同次クラスター問題という.当研究では, この問題にナップサック型の資源制約を付加した問題を考え, それを資源制約付グルーピング問題と名付けて考察する.最初に, 資源制約付グルーピング問題を0-1整数計画問題(G)に定式化し, その応用について触れる.次いで, ラグランジュ緩和問題を解いて(G)の下界値を求める簡単な方法を提案したあと, その方法を分枝限定法に組み込んだ場合の有効性を数値実験を通して検証する.最後に, (G)の妥当な不等式を用いて(G)の下界値を強化する方法について説明する.
  • 大谷 崇, 市橋 秀友, 長坂 一徳, 三好 哲也
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 384-392
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    主に米国で研究されたネットワーク型GMDHと呼ばれる適応学習ネットワークがある.その部分表現にラジアル基底関数を用いたニューロ・ファジィGMDHモデルが提案されている.本論では, まずニューロ・ファジィGMDHの学習則を最適化問題を定式化することによって導出し, 導出した学習則が適用された階層型適応学習ネットワークの関数近似能力を, 単調関数, 複雑な非線形関数, 単峰形関数の3種類の非線形写像を適用事例として, 3層ニューラルネットワークと比較する.次にMackey-Glass時間遅れ微分方程式から得られるカオス時系列の予測に適用し, その近似精度についても3層ニューラルネットワークや木構造の適応学習ネットワークでの結果と比較する.さらにパターン判別問題も関数近似の応用と考えてR.Fisherのあやめのデータを用いたベンチマ-クテストの結果を報告する.
  • 越石 克彦, 野村 弘光
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 393-401
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    FMSは閉待ち行列ネットワークとして大部分モデル化されている.これらのモデルの多くはステーションで到着順あるいは定常priorityサービス規律と仮定されている.定常priorityサービス規律では, ジョブのpriorityは待ち時間とは関係なく固定され, ジョブの属する特定のクラスのpriorityを示す.そのような場合, 低いpriorityのジョブはなかなか処理されないことが起こりうる.本論文では, そのような不都合を取り除くために待ち時間とともにpriorityの高くなる割り込みなしdynamic priorityサービス規律がステーションに適用される.さらに, このサービス規律はジョブのpriorityを決定する関数のパラメータを変化させることによりシステムの性能を制御する.各ジョブクラスの平均待ち時間を求めるための再帰計算にもとづく近似解法を提案し, その解法が有効であることを示す.
  • 高橋 勝彦, 中村 信人
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 402-411
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, かんばん方式におけるかんばん枚数の決定問題に対して, シミュレーションによりアプローチすることについて検討している.かんばん方式では, かんばん枚数がその特性に大きく影響する.従来から, その決定問題に対して色々なアプローチがなされているが, それらのほとんどは需要や生産時間を既知の確定変数として扱っている.需要や生産時間を確率変数として扱っている研究では, かんばん枚数の特性への影響を分析することに主眼がおかれ, かんばん枚数の効率的な決定方法とはいえない.そのような背景から, 本研究では, 需要や生産時間を確率変数として扱った下で, かんばん方式のモデルを示している.続いて, その特性をシミュレーションにより推定することを前提として, かんばん枚数決定のアルゴリズムを提案している.さらに, 提案したアルゴリズムにより, 在庫量と需要の待ち時間の関係を実験に明らかにしている.
  • 上野 俊夫, 佐藤 貴博, 三林 洋介
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 412-417
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 定量在庫方式と定期在庫方式の下で, 製品と部品の統合在庫の経済的有効性を考察し, 統合在庫が製品のみの在庫よりも経済的に有利となる評価式を提示した.シミュレーション結果として次の場合に, 製品のみの在庫よりも統合在庫の方が, 経済的に有利であることを明らかにした.(1)需要変動がより大きくなる場合, (2)部品在庫費用が製品在庫費用よりもより小さくなる場合, (3)部品加工期間が製品組立期間よりもより大きくなる場合.さらに定量在庫の方が定期在庫よりも統合在庫が有効であることを明らかにした.
  • 佐藤 望, 久米 靖文
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 418-423
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は女性一般職と総合職における職務ストレッサーおよびストレインに対する認識の差異を質問紙調査によって検証している.調査対象者は民間企業に勤務する90名の女性であり, 職務ストレッサーは役割葛藤性, 役割曖昧性, 長時間労働などの一般的項目に, 処遇上の男女差別や性役割期待などに関する女性特有の職務ストレッサーを加味している.ストレインには自己の将来性・可能性に対する評価, 職務満足度, 精神的健康度を取り上げている.解析の結果, 女性特有のストレッサーを強く感じるほど精神的健康度が低下すること, 一般的な職務ストレッサーを強く感じるほど職務満足度, 精神的健康度が低下することが確認された.一般職と総合職の比較では, 総合職の方が役割葛藤の多さや長時間労働に起因する一般的な職務ストレッサーを強く感じているが, 自己の将来性・可能性に対する評価も高くなっており, キャリア上昇志向が強いことが示唆される.結論として, 雇用者は, 働く女性に2種類の職務ストレッサーが存在すること, 一般職と総合職では職務ストレッサーとストレインに対する認識が異なることを理解し, メンタルヘルス・ケアに留意していくことが重要である.
  • 則竹 茂年, 中野 冠
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 424-433
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    近年, 生産ラインの設計において, シミュレータを用いて各設備仕様パラメータの値を決めることが多くなった.しかし, 現代の複雑化した生産ラインでは試行錯誤的調整が難しく, これらの設備仕様パラメータを最適化する手法の確立が求められている.本論文では実際の組み立てラインの設計に様々な最適化手法(シミュレーテッド・アニーリング法, タブサーチ, 遺伝的アルゴリズム(GA)など)を適用し, 各手法の性能比較を行った.さらに, 最も良い結果を得たGAにEvolutionary Strategies(ESs)の考え方を加えて改良することで, 性能の向上を図った.
  • 今井 潤一
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 434-442
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 取引コストが存在する場合のアメリカン・オプションの上限, 及び下限価格を無裁定条件を適用して実際に導出する方法を提案する.まず, 上限価格を裁定機会が存在しないオプションの最大売却価格として定義する, そして, この価格を求める問題が凸計画問題として定式化でき, Bensaid et al.の提案したアルゴリズムを拡張することによって解くことができることを示す.一方, 下限価格を裁定機会が存在しない最小購入価格として定義する.この問題は, 非凸の制約領域を持つ数理計画問題として定義されるため, 簡単には解くことができない.そこで, この非凸問題を効率よく解くために2つのルールを提案し, そのルールが実際の計算時に有効であることを示す.さらに, このアルゴリズムを利用し, 株価が二項過程, 三項過程にしたがうと想定した場合の上・下限価格を実際に求め, これを比較, 検討する.これにより, 取引コストの存在時には, 二項過程を想定する方がより効果的であることを示す.
  • 黄 一煥
    原稿種別: 本文
    1997 年 47 巻 6 号 p. 443-450
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    生産戦略のプロセス理論に関する研究は, 以前のパラダイムであった競争上の製造能力(competitive manufacturing capabilities)間のトレードオフ(trade-offs)概念に代わり, 累積モデルへの研究に焦点が移っている.このような研究から得られる仮説は, 製造企業の戦略の実行過程において, 投資効率の最適化のための理論的な根拠を提供している.本稿では, 生産戦略における競争上の製造能力間の関係を因果モデルで表現し, それらの関係を究明することを目的とする.
  • 原稿種別: 目次
    1997 年 47 巻 6 号 p. 451-452
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1997 年 47 巻 6 号 p. 453-455
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1997 年 47 巻 6 号 p. App4-
    発行日: 1997/02/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
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