日本経営工学会論文誌
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50 巻, 4 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 50 巻 4 号 p. Cover7-
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1999 年 50 巻 4 号 p. Cover8-
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    1999 年 50 巻 4 号 p. Toc4-
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 井戸 正敏, 加藤 貞夫
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 191-197
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    作業者がワークステーション間を移動する作業システムにおいて, 作業者がワークステーションを出発する時, あるいは到着する時に, 歩行と手腕の同時動作が発生する.これら2つの同時動作の時間特性を3つの実験を通して明らかにした.前者の場合, 手腕動作の終了後に歩行動作が開始されるが, その間の時間は, 歩行開始直前の手腕動作の動作場所に影響を受ける.後者の場合, 手腕と歩行の同時動作が対象となるが, 手腕時間が歩行時間に含まれる場合と, 含まれない場合がある.本研究は, これらの結果に基づき, 手腕と歩行の同時動作時間の推定式を提案した.
  • 大野 勝久, 〓 志宏, 野村 浩之, 大石 清彦
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 198-206
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本論文では, 多ヘッド型プリント基板実装機を対象に, 混流生産している多品種プリント基板の部品品種の部品軸への割付と各基板の部品実装順序を同時に最適化するスケジューリング問題を取り扱う.まず, このスケジューリング問題を定式化し, 部品品種の部品軸への割付が連続的な割付であることを定理に示している.この性質を利用し, 2-optアルゴリズムとEvolution strategyを交互に繰り返し解く合成アルゴリズムを開発している.そして, 実際の問題に適用し, 現用の実装スケジュールによる実装時間を約20%短縮することに成功している.
  • 西嶋 淳, 後藤 正幸, 俵 信彦
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 207-215
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    生産-在庫システムにおいては, 安全在庫量低減のため期末在庫量変動を低く抑え, 生産水準安定のために発注量変動をも低く抑えることが重要である.このことから, 期末在庫量・発注量変動を期末在庫量・発注量分散として捉え, この両分散を制御する生産-在庫システムの研究がなされている.しかし, 期末在庫量が変動することにより, 安全在庫量分の在庫保管費用や品切れ損失費用などが余計に発生すると考えられ, また, 発注量が変動すると生産量が変動することになり, 増産体制を敷いて生産を行うための費用や, 遊休損失費用などが発生してくるといえることから, 本来評価関数はこれらのコストの関数となるべきと考えられる.よって本稿において, "有色雑音を持つ確率システムに対する最適制御則を導入した定期発注方式"において重み付け係数を適正に決定することで, 期末在庫量・発注量変動により発生するコストの最小化が可能であることを示す.
  • 倉重 賢治, 亀山 嘉正, 宮崎 茂次
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 216-225
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    定量化が困難な意思決定問題に対して, AHP(Analytic Hierarchy Process)がよく用いられている.AHPの使用においては, それぞれの評価項目と代替案に対して, 相対的な重要度を決定する必要があり, "少し"や"かなり"などの修飾語が一対比較に用いられている.本研究では, 意思決定者が修飾語に対して持っている感覚を当てはめたファジィ数を用いて, 相対的重要度を決定する方法を提案した.従来のAHPでは, 修飾語に対して, 線形増加する1〜9の数値が使用されているが, ここでは, 数値が指数的に増大する場合を考える.そのため, 対数スケール上にファジィ数を表現する.本研究で提案しているAHPの手順は以下の通りである.まず最初に, 各修飾語に対する数値, および十分満足のいく範囲を意思決定者に答えてもらう.次に, それらの値から対数スケール上にファジィ数のメンバシップ関数を作成する.最後に, ファジィ線形計画問題への定式化を行い, 各要素の相対的重要度を算出する.また, グループ意思決定問題に対する適用法の提案も行った.さらに, 数値実験によって従来の方法との比較を行い, 本解法の有効性を示した.
  • 浅野 誠, 日野 昌樹, 太田 宏
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 226-234
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本論文では, 着手可能時刻と納期の制約の下での総在庫コスト最小化の単一機械スケジューリングを扱い, 分枝限定法に基づく最適アルゴリズムを提案する.ここで, 着手可能時刻は, ジョブのすべての先行作業が終了する時刻や原材料の供給可能な時期を意味し, 着手可能時刻以前に生産の開始ができない.一方, 納期は顧客によって設定されるため, 納期遅れが許されず, また, 生産終了時刻から納期まではジョブを在庫として保持しておくための費用が必要となる.本問題は, 実行可能スケジュールの作成すら容易ではなく, また, 最適スケジュールには遊休時間が挿入されうるため, ジョブの順序付けにあたり, 各ジョブの終了時刻を考慮しなければならない.提案法では, Backward-WSPTルールによるスケジュールを利用した子ノード生成方法が用いられ, さらに, 割り付けられるジョブ数の異なる子ノードが生成される.また, 提案法において, 探索の途中打切りによって得られる解が良い近似解を与えることを数値検証により示す.
  • 長森 康英, 坪根 斉
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 235-242
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 同一の生産ラインで見込品と注文品を生産する見込・注文複合生産システムを対象に, 注文品に飛込みがある場合に見込品と注文品の生産量をどのように調整するかを取り上げている.まず, 部品加工と製品組立の2段階製造工程を対象に階層型生産計画システムを構築し, 上位計画では能力余力を設定するための決定変数を, 下位計画では見込品と注文品の生産優先度合を規定する投入比率を決定変数として導入する.注文品の飛込みに対処するために見込品と注文品の投入比率を調整したときに, 見込品の安全在庫量や生産工程の能力余力の持たせかたが, 見込品の品切れ率および注文品の納期遅れ率へ与える影響を明らかにし, 複合生産システムを設計するための基礎を提供している.
  • 三好 哲也, 市橋 秀友, 下村 武
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 243-252
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    感性工学では消費者の製品に対する感性や心理を感性ワードによって表し, 感性ワードとデザイン要素との関係を数量化理論I類を用いて分析する.本研究では人間の感性(心理量)と製品デザインとの関係を見いだすために, 射影追跡回帰と決定木作成法であるID3の融合手法を提案する.提案法では, 射影された低次元空間で2次のB-スプラインを用いるスプライン関数によってデザインの特徴量である射影と心理量との関係を表すので, 比較的単純な決定木を得ることができる.また, 一対比較データを取り扱うことができるように提案法の改良を行う.数値例として縞模様のTシャツを用いて「派手さ」に対する心理量を一対比較実験によって収集し, Tシャツのデザイン要素と「派手さ」で表される心理量との関係を提案法で分析する.
  • 宮澤 俊憲
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 253-262
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 線形重回帰モデルおいて説明変数が被説明変数に対して持つタイムラグを高精度に推定する手法を提案する.宮澤らの提案したTL推定法によれば, 線形重回帰モデルの説明変数に設定したタイムラグパラメータを変化させることにより, 決定係数R^2とt検定を判断基準に用いて各説明変数の最適タイムラグが推定される.本研究で提案する手法では, このTL推定法の過程で得られた決定係数列を一連の信号波形とみなしてこれに窓関数を用いたウィンドウ処理を施す.窓関数にはParzenウィンドウを選択する.その上で, ウィンドウ処理後に得られた決定係数の最大値に対応したラグの値をその説明変数の持つより高精度なタイムラグと定める.得られた推定結果をTL推定法による結果と比較して考察する.
  • 下田 祐紀夫, 櫻井 文仁, 早部 哲夫
    原稿種別: 本文
    1999 年 50 巻 4 号 p. 263-273
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    切削加工の無人化を阻止している要因の一つが, 加工中に突発的に発生する工具欠損である.工具が欠損すると, 切削不能になるため, 復旧作業を行うために作業者がついていなければならないからである.本研究は, 夜間の切削加工を対象とし, 「加工中に工具が寿命になった場合は, 機械を停止させ, 朝まで停止したままとする」の前提のもとに切削加工を無人化した場合に, どのような問題が発生するかを明らかにした上で, 「切削加工の無人化への移行基準」を提案している.工具欠損の発生頻度が少ない場合は無人化した方が経済的となる分岐点が存在することを示し, 分岐点を求めるための生産量モデルと生産コストモデルを与えている.
  • 原稿種別: 付録等
    1999 年 50 巻 4 号 p. App4-
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
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