日本経営工学会論文誌
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51 巻, 4 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2000 年 51 巻 4 号 p. Cover7-
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2000 年 51 巻 4 号 p. Cover8-
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2000 年 51 巻 4 号 p. Toc4-
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 横山 雅夫
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 293-305
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    いくつかの同じ種類の製品の製作指示を受け, その部品を作り, それらを用いて組立作業を行って製品を完成する生産システムにおける, 総合的なスケジューリングについて研究している.部品は複数工程のフロー・ショップにより加工され, 組立作業により製品が作られる.初めて部品の加工を行う時と, ある品目の部品を加工していて, 次に異なる品目の部品を加工するときは段取作業と時間が必要となる.作業はいくつかのブロックに分割されて行われる.1つのブロックは1つまたは複数の製品の部品加工の作業とその部品を用いた組立作業から成る.ブロック内では同じ品目の部品は続いて加工される.本研究では各製品の完成時刻の平均を目的関数(評価尺度)とし, これを最小にするスケジュール, すなわち, 各ブロックのサイズとブロック内の部品加工順列を求める問題について検討している.そして, 準最適なスケジュールを得るために, より良い下界値を求める方法とそれを用いた分枝限定法による計算手順を開発するとともに, 擬似動的計画法と本研究で名づける方法を用いた計算手順を開発している.数値計算例によってモデルの意味を明らかにし, また数値計算実験により提案する計算手順の有効性を示している.
  • 李 彦良, 上野 俊夫, 三林 洋介
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 306-311
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は3段階フローショップ型のスケジューリングにおける, 前加工工程の加工と並列的に段取り作業が行える場合のスケジューリング法を検討したものである.結果として, 次のことを明らかにした.1)前加工工程の加工と並列的に段取り作業が遂行される場合の3段階加工工程のスケジューリングの理論式とその手順を提示した.2)本研究で提案された理論式によって求められた最適スケジュールの方が, 従来のジョンソン理論式によって求められたものおよびジョンソン理論が適用できない場合の加工スケジュールを決定するとき並列作業を考慮した分だけ良い結果を与える.3)提案した理論式の適用有効性をいくつかの数値例により検討を行い, 確認することができた.
  • 山下 裕企
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 312-320
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    利益計画設定過程において最初に目標利益を設定することは, 計画を成り行き的なものにしないために必要なステップであるといえる.目標利益の設定方法には様々なものがあるが, 計画される各利益処分項目の額と見積もられる法人所得税額の和として目標利益を設定する方法(利益処分額積上方式)は, 将来の利益処分計画を視野に入れた唯一の方法として優れているといえる.本研究は, 利益処分額積上方式を前提とし, これまで明示的に示されていなかった利益処分項目や法人所得税の相互関係を明らかにした後に, それらを考慮した法人所得税控除前目標利益を設定する方法を提案する.
  • 篠田 心治, 丹羽 明
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 321-329
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    IEの分野では, 仕事を改善するためには分析者が対象となる現状の仕事を観察し, 予め定められている記号を用いてそれを分析表に記述する.次に, 分析表を分類・整理し, IEの改善原則やチェックリストなどを参考にして様々な"代替案のアイデア"を導くことになる.ところが, このIEの代替案を導く過程の中で"代替案のアイデア"を生み出す部分は"人"の能力に大きく依存する.このことは新たなIE分析手法を研究する立場にとっても大きな壁となる.そこで, 本研究では, 「人はどのようにして仕事の代替案を考えるのか, 考えたらよいのか?」といった仕事の代替案導出についての思考法とそれに基づいた手順を提案する.
  • 天田 三郎, 松冨 達夫, 津田 栄一
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 330-340
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    フレキシブル混合品種ラインの設計法を提示する.フレキシブルとは, いわゆるプロダクトミックスの柔軟性をもつことを意味している.フレキシブル混合品種ラインは様々な生産計画を実施する.各生産計画はある期間内に生産することを予定された品種ごとの生産量(組立予定量)を表している.本設計法はフレキシブル混合品種ラインの設計問題を解くための探索法によって構成されている.この探索法は, ステーション数最小化の基準の下で, 各ステーションに要素作業を割り当て, 割り当てられた要素作業を遂行するための作業主体(作業者, ロボット, 装置あるいはそれらの複合体)の種類とツールの種類を選定することによって, 設計問題の解を探索する.本設計法の妥当性は多くの設計問題を解くことによって確認された.
  • 早川 清一, 鷲見 克典
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 341-347
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    リーダーのタイプA行動パターンが, 部下のモラールおよび精神的・身体的健康にどのような影響をおよぼすかを明らかにする.調査は自動車関連製造工場に勤務する67人のリーダーおよび152人の部下に対して行われた.タイプAに対しては前田によるA型傾向判別表を, リーダーシップとモラールについては三隅の尺度を, 精神的健康に対してはHopkins Symptom Checklistを, また身体的健康については渡辺らの主観的評価項目を用いて測定した.主な結果は以下の通りである.(1)リーダーのタイプA行動はPM行動とは関連のないリーダーシップ行動である.(2)リーダーのタイプA行動は部下のモラールを高める働きをする.(3)リーダーのタイプA行動は部下の精神的・身体的症状を軽減する.(4)リーダーのタイプA行動とM行動は部下のモラールに対して交互作用効果を示し, 相互補完的に機能する.
  • 田川 晋一, 武岡 一成
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 348-355
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 自動機を対象に1人または複数の作業者が複数台の機械を受け持つ場合の簡便で, 実用性のある適正な受持台数の算出方法を設定することを目的としている.この場合の受持台数は, 機械間に干渉が生じるため作業者と機械の稼働率のバランスから決められる.第1報では, この複数台持ち作業の最も基本となる加工サイクル時間が一定の製品を対象に, 1人の作業者が同一の機械を複数台受け持つ場合の作業者と機械の稼働率の理論式を無干渉最大受持台数を中心に加工条件別に導出している.なお, ここでの加工モデルは最も基本的なもので加工開始時の準備作業と材料の着・脱作業, 自動機械加工から構成されている.
  • 大森 弘之, 坪根 斉
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 356-364
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 工程ごとに異なる要素によって段取替えが発生する多段階ロット製造工程におけるスケジューリング問題を取り扱っている.所与の様々な品種構成のもとでロットサイジング, ファミリーの投入順序付けおよび2つのスケジューリング方式, すなわち, 基本サイクリック・スケジューリング方式と変則サイクリック・スケジューリング方式が製造のパフォーマンスにどのような影響を与えるのかを明らかにしている.
  • 渡壁 京子, 小林 淳一, 青山 行宏, 有薗 育生
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 365-371
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    工程の品質特性が正規分布に従うとき, 金川らはKullback-Leibler情報量を打点統計量とする(x^^-, s)同時管理図を提案し, この管理図の確率限界法による管理限界の設定法を明らかにした.その後, 有薗らの成果を利用することにより, (x^^-, s)同時管理図の管理外れ状態に対する検出力特性を評価することが可能となった.ところで, 一定の第1種の誤りの確率で管理図を運用する場合にも, サンプル・サイズが異なれば管理外れ状態に関する検出力も異なる.(x^^-, s)同時管理図の運用においても同様のことがいえ, これより第1種の誤りの確率αで(x^^-, s)同時管理図を運用する場合に, いずれのサンプル・サイズnのもとで運用すればよいかが問題となる.一方, 管理図の設計基準として管理図を運用する場合の経済性による基準も存在する.そこで本研究では, Taguchiの損失関数に基づいて工程の経済性を評価することにより, 確率限界法により定義される(x^^-, s)同時管理図を経済的に運用するための設計法について考察する.具体的には, 管理図の運用コストとTaguchiの損失関数に基づき定義される工程における回避可能な損失の増分により(x^^-, s)同時管理図の総管理コスト関数を定義し, このコスト関数の値を最小化する(x^^-, s)同時管理図の設計について考察する.
  • 曹 徳弼
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 372-379
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    需要の変動はトレンド(線形と非線型), 周期変動(季節変動含む), およびばらつきに分類することができる.トレンドや周期が一定である場合には予測モデルを用いてそれを抽出することができ, ばらつきは安全在庫で対処すればよい.また, トレンドや周期がダイナミックに変化する場合には予測モデルを逐次修正する方法と安全在庫をダイナミックに変化させる方法が考えられる.本研究では予測モデルの修正(予測モデルの再同定, バラメータの再推定, 再学習など)に手間がかかことや, バイヤス発生の確認が遅れることなどを考慮し, 予測モデルを逐次修正する方法の補助的な方法として, 過去一定期間における予測誤差の平均とばらつきに基づいて安全在庫をダイナミックに変化させる方法を提案した.提案法の有効性を検証するために本研究では, 単段階在庫システムにおいて移動平均法に基づいて需要予測を行う発注点方式を対象に, 異なる4つの需要パターンのもとで, 需要が安定していることを想定して安全在庫を計算する方法(方法A), 理想的な予測手法を想定して安全在庫を計算する方法(方法B), および予測のバイアスの存在を無視して安全在庫を計算する方法(方法C)など3つの方法と, 平均在庫水準および欠品率を評価基準に比較実験を行った.その結果, 需要のパタンが変化する場合には提案法がA, C両方式に比べて平均在庫をそれぞれ50%近く削減し, 提案法の有効性が示された.また, B方式は提案法より平均在庫が少なく, パターンの変化を素早くキャッチする予測手法の確立が大変重要であることを確認できた.
  • 増田 浩通, 横瀬 智彦, 角田 喜章, 横山 真一郎
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 380-388
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    安全問題が昨今話題となっている.社会の構造が効率とは違う価値を見いだそうとしている現れであろう.特に1995年7月1日にPL(Product Liability : 製造物責任)法が施行され, 日本の産業界, 法曹界, 消費者がそれぞれの立場でPLの対応を模索している.対応は主にPS(Product Safety : 製品安全)とPLD(PL Defense : PL防御)とに分類できる.製造の立場からは, PLDよりもPSの方を重要視するべきである.またPSを考える上で, 製品のライフサイクルを考慮して長期的な視点で見た安全性を作り込むことも必要になってきた.建築産業においては, 欠陥住宅は依然として多く社会問題になっている.事故分析をすると類似の事故が繰り返し発生しているのが分かる.過去の事故情報が再発防止のために活用されていないためであると考えられる.建築産業界は事故の情報や事故につながるクレーム情報をより積極的に収集解析し, その結果を建築物の安全性のために利用することが必要である.本研究では, まず安全性の観点から過去の判例及び事故・事例, クレームを調査し, 顧客の実際の使用状態の把握を行った.そしてこのクレーム情報を活用した安全品質保証システムの構築を目的とした.
  • 金 建河, 中川 慶一郎, 大野 高裕
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 389-396
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は, 耐久消費財を使っている消費者はいつ買替えをするか, なぜ買替えをするか, どんなメーカーのどんなブランドへ買替えをするかという疑問に答えるモデルを構築している.すなわち, 耐久消費財の買替えのニーズ喚起を分析するために, 現在所有している耐久消費財を比較対象とし, 買替え時点のダイナミックスを分析するために, 現在所有している耐久消費財と代替案の効用は, 時間の経過とともに変化すると仮定して, ハザードレートと時間の経過に依存するマーケティング変数によって解析した.さらに買替えをする時のブランド選択行動とブランド・スイッチング行動を分析するためには, 多項ロジットモデルを採択し, スイッチング・コスト変数も考慮した.実証分析では, 耐久消費財における最近消費者の買替え行動の典型的な例である携帯電話機に関するデータを分析し, このモデルの有用性を確認した.
  • 船木 謙一, 吉本 一穂
    原稿種別: 本文
    2000 年 51 巻 4 号 p. 397-407
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    定期予防保全方式に関する従来の研究では, 修理時間を無視したモデルを対象としている場合が多い.しかし, 実際には故障の度に修理時間が生じるので, 現実的なモデルとするには修理時間を考慮する必要がある.本研究では, 故障の際に小修理が施される定期予防保全方式において, 修理時間を考慮し, 無限期間にわたる単位時間当たり期待保全費用を最小化するモデルを定式化する.その際, 予防保全周期の捉え方として, (修理時間を除いた)累積稼働時間を基準とする場合と, 修理時間を含めて総就業時間を基準とする場合の二通りを考え, それぞれの場合における最適解の存在条件を求める.また, 数値例を用いてモデルの性質を検証し, 実際への適用例を示す.
  • 原稿種別: 付録等
    2000 年 51 巻 4 号 p. App4-
    発行日: 2000/10/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
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