日本経営工学会論文誌
Online ISSN : 2187-9079
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57 巻, 1 号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 57 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2006 年 57 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2006 年 57 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 村瀬 康比古, 増田 士朗, 福田 収一
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 1-9
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    高度成長期においては,少品種大量生産を目的としたコンベアー生産システムが主流であった.近年においてはセル生産システムが次世代生産方式として期待されている.連続組立ラインとの対比で多くの事例研究が報告されているが,数理的モデルからの検討は少ない.数理的モデルの基本となるのは組立ラインバランシング手法である.その一つである確率論的手法は作業要素を確率変数としたモデルが提示されているが,他方の重要な要因である作業者については考慮されていない.セル生産システムは,基本的には作業者個人に注目した方式である.したがって,両システムを対比して論議する場合,作業要素および作業者の働きの構造の要素を組み組み込んだモデルの検討が必要である.そこで,本論文では在庫理論の発注点モデルにおける調達期間,発注点をそれぞれ作業ステーションの作業期間,必要投入工数と見立てることによって,確率変数の和の分散およびランダム和の定理を用い,作業要素・作業の熟練度を確率変数と想定する.さらに,情報の記憶量に関するMagical Number 7の理論および米国空軍の実験結果を展開し作業員一人当たり作業要素数の増加に対する補正係数として作業支援係数を導入する.これらの着眼点から検討し,連続組立ラインおよびセル生産システムの一般化モデルを提案する.さらに,提案モデルはシミュレーションにより,事例に対比し妥当性を確認する.
  • 堀尾 正典, 鈴木 敦夫
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 10-22
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    資源制約付きプロジェクトスケジューリング問題(以下,RCPSPと称す)の中で,作業の資源消費量が作業時間に応じて変化するモデルは,HartmannによりRCPSP/τと称されている.我々は,このモデルを用いた汎用スケジューラを開発しているが,その能力を向上させるために,処理能力を定量的に評価し問題の特質を分析する必要が生じていた.そこで幾つかのベンチマーク問題を作成し,本スケジューラの解と数理計画ソフトを用いた厳密解との比較を行い,能力の定量的評価,本モデルが持つ困難さについての分析,ヒューリスティクスが最適解に与える誤差などを測定した.
  • 山本 久志, 松井 正之, 劉 軍
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 23-31
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    各期間において、制約された対象(例えば目標時間が存在する加工時間)の存在と、それに伴うリスクの発生を考え、そのような対象とリスクが多期間にわたり反復的(すなわち、サイクリック)に発生する状況を考える。本論文では、そのような状況においてリスクを最小にする問題を多期間制約サイクル問題と呼び、その問題について考察する。最初に、この問題の種類を議論し、ある期間の対象が多期間の対象に影響を受ける(従属する)従属期間問題を提示する。次に、この問題をモデル化し、制約に対する期待リスク(コスト)を効率的に算出できるアルゴリズムを提案する。最後に、数値例により、最適な配置則について議論している。その結果、ある単純な仮定から直列ラインにおけるボウル現象が生じることを見出している。本結果は、最近の生産座席予約問題の基礎としても有用である。
  • 吉川 伸一, 田中 正敏, 田畑 吉雄
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 32-38
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    従来,ある製品の品目群におけるコスト・パラメータが未知の場合のEOQモデルに対する問題がKailashらにより報告されている.但し,それは発注回数が正の実数として与えられる手法である.現実の在庫問題では,各品目に対する発注回数は離散的な整数値の方が好ましいといえる.本論文では,発注回数が正の整数として与えられる実用的な解法を開発している.但し,品目群における決められた総発注回数の下での在庫維持費最小化問題を土台とし,在庫維持費の総和に制約があって,各品目の総発注回数を最小化する問題を考察する.まず,問題の定式化及び解法について検討する.また,提案した発注回数問題を具体的に説明するために数値例を示している.
  • 山田 拓也, 伊呂原 隆
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 39-50
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本論文では通路構造と職場内物流を考慮し,詳細な配置を決定する新たなレイアウト設計技法を提案する.提案技法では,通路構造と搬入出口位置の決定及び数理計画による詳細な座標の決定を職場配置決定と同時に行い,通路経由の搬入出口間距離を用いた運搬コストを最小化する.また,これまでの研究ではほとんど考慮されてこなかった職場内物流についても合わせて考慮し,U字型ラインなど職場内の機械配置によって決定される職場の搬入出口の設定を行えるレイアウトモデルを構築した.提案するモデルは,メインの問題である職場の相対的位置関係を表現する組み合わせ最適化問題と通路構造等を決定する幾つかのサブ問題の集合である.メイン問題の解法としては,模擬焼鈍し法により最適化を行っている.数値実験では,提案技法の有効性を示す結果を得た.
  • 竹本 康彦, 有薗 育生
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 51-58
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    従来よりロット品質では不適合品率などの計数的品質評価基準が取り上げられてきた.これとは別に,Taguchiによる損失の概念に基づく計量的品質評価基準が存在し,近年このTaguchiの損失を品質評価基準とする計量規準型検査方式が提案された.ここで,規準型検査方式では不合格ロットの処遇については特に触れられていない.一方,不合格ロットに対して全数選別を施し,検査後の品質を保証する計数選別型検査方式が存在する.そこで本研究では,計数的品質評価基準に換えて,Taguchiの損失関数に基づく計量的品質評価基準をもとに,検査後のロットの最大期待過剰損失の上限値を保証する計量選別型検査方式を提案する.
  • 石原 良晃, 平木 秀作
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 59-67
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本研究は,輸送用梱包材リユースシステムにおける配送計画を立案するために列生成法を用いた解法を提案することを目的としている.近年,地球環境保護の観点から,使用済みの製品を回収し再利用するリユース・リサイクルシステムが数多く稼動している.本研究では,使用済み輸送用梱包材のリユースシステムにおける拠点間の配送を対象として,輸送機器の帰り便等の空きスペースを有効に利用する配送計画を立案するため,あらかじめ作成された拠点間移動時間データベースから輸送機器の配送経路を抽出し,抽出された配送経路の情報を用いて拠点間の配送量を最大にする数理計画モデルに定式化し,配送待ち輸送用梱包材に関する制約を緩和したラグランジュ双対問題の解を列生成法により求め,その解から実行可能解を生成し,分枝限定法を用いて最良解を探索する手法を提案し,数値例によりその有効性を明らかにする.
  • 酒井 浩, 渡邉 豊
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 68-79
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    近年の経済社会のグローバル化とIT化による国際分業の一層の進展によって,国際双方向輸送が拡大しコンテナターミナルへの貨物の集中が続き,物流における重要性はますます高まっている.一方,物流においても環境負荷の低減と循環型社会の構築に貢献していくことが重要な課題となっている.このため,本研究では,コンテナターミナルにおけるCO_2の排出量を適切に評価し,合理的な削減策を検討することを目的として,個々の港湾において利用可能な情報レベルに応じて,CO_2排出量の算出ができるシステムモデルを提案した.さらに,本モデルを適用することによって我が国の代表的な港湾のCO_2排出量を試算し,適用性の広さを示した.
  • 川波 卓, 石松 隆和
    原稿種別: 本文
    2006 年 57 巻 1 号 p. 80-87
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    本論文では,製造工程の定量的な生産性評価手法として,工程間の負荷のアンバランスにより発生する仕掛在庫量に着目し,効率的な改善手法を提案する.プッシュ生産方式に基づいて作業を行なった時,製造工程に発生する仕掛在庫や作業待ち時間は唯一的に定まることに着目し,提案する改善手法は,プッシュ生産方式を前提として各工程に発生する仕掛品ムダ時間を計算し,改善すべき工程を見出し,その工程を改善する作業を机上で繰り返すことで,効率的な製造工程を求めるものである.本手法を有効に活用するために,仕掛品ムダ時間等を計算するプログラムを開発し,複数の中小企業に対して,具体的にこの改善手法を適用して生産性向上に成功した.
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 57 巻 1 号 p. App1-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 57 巻 1 号 p. App2-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 57 巻 1 号 p. App3-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 57 巻 1 号 p. App4-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    2006 年 57 巻 1 号 p. App5-
    発行日: 2006/04/15
    公開日: 2017/11/01
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