GTAVERKEN (GV) の新系列機関は高過給と高平均有効圧力をめざして開発された機関であり, 昭和37年に試設計を, 翌38年に3気筒の直径750mm, 行程1, 600mmの実験機関を製作し, この実験資料をもととして設計変更を重ねて改善を施してきた.
この系列に属する機種は表1のRatingをもつ520mm, 630mm, 750mm, 850mm, の4機種と, 現在開発中の気筒径960mm, 行程1, 900mmで気筒当たり出力3, 300馬力の超大形機関DM960/1900VGS-Uがある.
この系列機関の平均有効圧力は
pmiにて12.0kg/cm
2,
pmeにて10.6kg/cm
2をとり, 960/1900形は現在の
pmi11kg/cm
2を将来アップして12kg/cm
2にし, 単筒出力3, 600馬力にあげる計画である.
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