日本舶用機関学会誌
Online ISSN : 1884-4758
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4 巻, 7 号
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  • 安田 豊
    1969 年 4 巻 7 号 p. 366-373
    発行日: 1969年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 裏山 輝夫
    1969 年 4 巻 7 号 p. 374-382
    発行日: 1969年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 武田 幸男, 根岸 道明, 西村 正太郎
    1969 年 4 巻 7 号 p. 383-390
    発行日: 1969年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    船用交流発電機の並列運転時に発生する無効横流を抑制するため, 各種の横流補償装置 (CCC) が使用されている.ところがこれらのCCCは, 負荷力率が低い場合には母線電圧を低下させるように作用し, 自動電圧調整器 (AVR) の定電圧動作と, 逆の効果をおよぼす.したがって, 横流補償効果を高めようとすれば, 当然, 母線の電圧変動率は発電機単独運転時のときよりも大きくなる.
    われわれは横流補償回路に差動変流器 (DCT) を使用して, 並列運転時の電圧低下が軽減することを実船の実験によってたしかめた.そして, この回路の解析を行なって差動変流器の定数による影響を検討し, 実験結果と比較して解析結果が妥当であることをたしかめた.
    差動変流器は任意のAVRに対して使用でき, またこれの使用によって発電機の電圧変動率を, 単独, 並列のいずれにおいても約±1%以内とすることができる.
  • 全 孝重, 津田 公一
    1969 年 4 巻 7 号 p. 401-413
    発行日: 1969年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    最近船舶の高速化, 大形化に伴ってクランク軸系の振動問題が再び重要になり, 特に縦振動およびねじりと縦の連成振動が焦点である.
    前者に対してはすでに多くの論文が発表されているが, ねじり振動のように信頼できる方法はまだ明らかにされていない.また, 後者に対してはその発生機構さえも明らかにされておらず, スケールモデル実験による方法が提案されている程度である.
    この論文では, (1) 新しいモデル系を設定して, 縦振動, ねじり振動および横振動2種類を表わせるようにし, (2) 各部のばねこわさを設計図面から直接理論的に求める方法を提案し, (3) マトリクス法を導入して連成振動方程式を書き, これを固有値問題に変換して, ヤコビ回転法により電子計算機で解く方法を述べる. (4) 解は一挙に軸系すべての自然振動数 (固有値) およびモード (固有ベクトル) を与え, これらのうちに縦ねじり連成振動も含まれる.
    この方法を, 構造がまったく違う二つの実機に適用して実測値と比較したところ, 結果はかなりよく合った.また, これらを, 従来の方法によるねじりおよび縦振動の計算値と比較し, さらに, 系の数値変更の効果を吟味した.
    最後に, この方法はホルツァー法よりも電子計算に便利であること, すなわち, 従来の非連成ねじり, あるいは, 非連成縦振動の計算にも利用することを提唱する.
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