日本舶用機関学会誌
Online ISSN : 1884-4758
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5 巻, 9 号
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  • 木脇 充明
    1970 年 5 巻 9 号 p. 617-629
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 瀬尾 正雄
    1970 年 5 巻 9 号 p. 630-633
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 藤井 幸雄, 富家 勝, 新藤 功, 戸祭 弘光
    1970 年 5 巻 9 号 p. 634-643
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    ボイラ内フローパターンは, 燃焼の良否にきわめて大きな影響を与えるので, これを調査することが, その燃焼機構を究明したり, 燃焼室形状の設計を行なう際に重要な手段の一つとなる.特に, 最近は低温腐食の防止およびボイラ効率の向上を目的として低過剰空気燃焼を採用する例が増加しており, これを実現するためにはバーナにはいる空気量の均一化および燃焼室内のフローパターンが問題となり, 風箱形状, バーナ位置, 燃焼室形状などの選定が重要な事項となっている.
    しかし, 一般には高温気流中での燃焼室内ガス流れの調査は実験が困難であり, 燃焼ガスのかわりに空気流または水流を用いて, これに適当なトレーサを使用し種々の方法で気流模型を可視的に調査することが行なわれている.この場合, 常温状態と燃焼時の流れとの間に厳密な理論的相似はできないにしても, ボイラのような等圧連続燃焼条件にあるものでは, フローパターンの大要を知ることができるので, 当社ではこの問題を解決するために, 各種のボイラ形状について二次元模型および三次元模型によるフローパターンの実験および実缶における冷風フローパターンの調査を行なってきたが, 今回は天井だきボイラを主体に以下その結果を紹介する.
  • 原 辰夫, 藤尾 博之, 山根 一夫, 友田 勇
    1970 年 5 巻 9 号 p. 644-649
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 亀田 真哉, 利岡 靖継, 古茂田 進
    1970 年 5 巻 9 号 p. 650-659
    発行日: 1970年
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    近年, 比較的大出力のディーゼル船においては, 燃費低減のため主機排ガス利用のターボ発電機をとう載するのが一般である.
    本稿は, 当社が経験した排ガス利用発電機タービンの事故の状況, 原因, 対策などについて総合的に行なった調査・研究の結果を紹介するものである.
    事故の状況はタービンロータの1段ディスクが根元より破損しており, 翼ならびにディスクに多量のボイラコンパウンドが付着していた.
    事故発生当時推定された事故原因として
    1.材料欠陥
    2.ボイラのキャリーオーバーによるアルカリぜい化
    3.設計不良
    基などが考えられたため, 損傷ローターについて材料試験, ボイラコンパウンドの分析, アルカリぜい化試験, 熱疲労試験などを行なった.
    さらに, 事故修復後の海上運転時に主機の急増減速を行ない, 補助がまドラムの水位変動試験を行なった.
    結論として, 事故の原因は主機の急増速に起因する, いわゆる, 膨出によるキャリーオーバーにより
    1.ボイラコンパウンドがディスクに付着したことによるアルカリぜい・化と
    2.ドレンァタ.1クによる熱衝撃
    の組合せが繰返されたことによるものであるζとがわかった.
    かかる事故を防止するためには, 膨出によるキャリーオーバーを防ぐため, 補助がまドラムをできるだけ大きくすると同時に, 取扱いについても十分注意することが肝要である.
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