情報教育ジャーナル
Online ISSN : 2433-5703
Print ISSN : 2432-6321
最新号
選択された号の論文の3件中1~3を表示しています
原著論文
  • 本間 優子
    原稿種別: 原著論文
    2025 年6 巻2 号 p. 1-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/12/15
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は,児童向け役割取得能力トレーニングアプリ「こころえほんJr.」を開発し,小学校通級指導教室でのトレーニング実践を行い,アプリの有用性を検証することを目的とした.開発したアプリを用いて役割取得能力トレーニングを行った結果,役割取得能力の促進については3名中2名の児童の発達段階が促進し,社会的スキル尺度についても2名の得点の上昇が認められた.さらに,児童のトレーニング中の主体性・能動性について評価を行ったところ平均4~5点と高い主体性・能動性が示され,アプリの有用性が示唆された.
  • 住田 智雄, 塩野 康徳
    原稿種別: 原著論文
    2025 年6 巻2 号 p. 10-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/12/15
    ジャーナル オープンアクセス
    今後ますますプログラミング教育が重要視されてくる中で,教員の負担増大や教員不足といった問題の解決は急務である.本研究では,文系の大学生を対象としたプログラミング講義で,学生からのエラーメッセージを収集し,ファジィグラフを用いてその特徴の分析を行った.分析結果から,学習者の指導に活用するための知見を得ることと教員の負担を減らすことが目的となる.分析では,各エラーメッセージの関係性をファジィグラフで可視化し,関係性の度合いによるクラスタの状態から学生の特徴を抽出した.英語の得意・不得意に関係なく,関数関連のエラーや入力エラーが多いクラスタなど,どのような学生のクラスタかを明らかにし,学生に対する指導方法の検討を行った.クラスタの特徴と変化から,『単純にミスが多く注意力不足の可能性が高いと考えられる学生には,注意を促し正確な入力を心がけるような指導を検討する必要がある』といった分析が可能になる.このようにファジィグラフによる分析を活用することで,効率的なプログラミング教育と教員の負担軽減が期待できる.
研究資料
  • 新原 俊樹
    原稿種別: 研究資料
    2025 年6 巻2 号 p. 20-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/12/15
    ジャーナル オープンアクセス
    数理・データサイエンス・AI教育プログラムの認定制度におけるプラス選定の制度に注目し,具体的にどのような取組がプラス選定に相応しいと評価されているのか,その傾向を明らかにするため,2022年度のリテラシー・応用基礎各レベルの選定に係る申請書の記載内容を分析した.その結果,リテラシーレベルにおいては,2021年度と同様に,地域や産業界,他大学と締結した協定や連携の枠組の下で推進される地域連携・産業界連携の取組が評価される傾向にあった.応用基礎レベルにおける学校単位の申請については,必ずしもリテラシーレベルと差別化した取組が求められているのではなく,教育プログラム全体としての先導的な取組に対し,その進捗状況に応じてリテラシーレベルプラス,応用基礎レベルプラスの順に選定される傾向がみられた.また,学部単位の申請に関しては,中~小規模校からの申請が選定される傾向があった.この要因として,学部単位の申請の仕組みが,学校単位での申請が困難な大学等からの申請を想定したものであり,学部単位で実践可能な取組の規範を示すものとしてプラス選定が位置付けられている可能性がある.
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