情報教育ジャーナル
Online ISSN : 2433-5703
Print ISSN : 2432-6321
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目次
原著論文
  • 松本 慎平, 寺西 大
    2024 年 5 巻 1 号 p. 2-12
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/03
    ジャーナル オープンアクセス
    現在,さらなる経済成長・生産性の向上を目指して,社会全体のデジタル化を推進するべく,AI人材の養成が必要とされている.その中で高等教育機関は,AI人材の効果的な養成を可能とする教育体制の整備を社会から望まれている.このような要請に応えるため,広島工業大学では,2020年度より始めた新カリキュラムにおいて,入試科目の文理を問わず全ての学生が,AIやデータ活用の素養を習得することを目標に,全学共通の大学初年次向け必須科目「AI・データサイエンス入門」を設置した.本論文は,2020年度,全学科の1年生を対象に「AI・データサイエンス入門」での取り組みと実践結果を報告する.講義中に取得したデータ分析の結果,本科目実践によるAIやデータサイエンスに対する理解度の向上が示された.さらに,本授業が数学に対する学習意欲の向上に役立っていたことが確認できた.以上の結果から,今回実践した教育は適切であったと結論づけた.
研究資料
  • SNS時代の日本語変化を考える手がかりとして
    佐田 吉隆
    2024 年 5 巻 1 号 p. 13-18
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/03
    ジャーナル オープンアクセス
    全国紙2紙および週刊誌1誌の巻頭コラムのテキストを分析対象として抽出し,SNS時代のコラムにおける総文字数,文中句読点割合,文中括弧割合や文中片仮名割合などの特徴変化について検討を行った. その結果,新聞Bは2000年代以降,文中句点割合の有意な増加がみられた.また,新聞Aの文中丸括弧割合は,80年代~2010年代まで有意な増加がみられた.
  • 小孫 康平
    2024 年 5 巻 1 号 p. 19-27
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/03
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究では,文系大学生99名を対象に,生成AIに対する期待・不安に関する意識を明らかにした.その結果,生成AIに対する期待には,情報提供や学習支援,正確な文書作成,時間短縮,便利な生活,仕事や作業の効率,問題解決のためのアイデや創造を挙げていた.特に,生成AIのイメージ別でネガティブ群では,仕事や作業の効率および正確な情報の提供を期待している.一方,ポジティブ群では,アイデアの提供や時間短縮を期待していることが示唆された.生成AIに対する不安には,人間の思考能力の低下,失業や著作権,情報の正確性や信頼性,プライバシーの侵害を挙げていた.特に,ネガティブ群では,失業やリスク管理に対して不安があり,ポジティブ群では,データの信頼性やプライバシーの侵害に対して不安があることが示唆された.
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