日本救急医学会雑誌
Online ISSN : 1883-3772
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13 巻 , 1 号
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  • 島崎 修次
    2002 年 13 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
  • 重光 修, 葉玉 哲生, 宮本 伸二, 穴井 博文, 迫 秀則, 岩田 英理子, 大石 一成
    2002 年 13 巻 1 号 p. 3-12
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    重症急性肺塞栓症では,肺動脈の狭窄あるいは閉塞と血管収縮因子の放出により急性の右心室の後負荷増大と低酸素血症を引き起こし,10%の患者に突然死が起こるとされている。対象は1994年4月より1999年12月の期間に,当施設に急性肺塞栓症にて入院した58人(平均年齢59.2歳)で,うち35人は女性であった。下肢の静脈血栓症の促進因子としては,術後状態,長期安静,肥満等があった。7名は下大静脈血栓症を伴い,うち4例は浮遊型であった。重症例での初期診断は,超音波検査やCT検査が有用であった。超音波検査は迅速で,ベッドサイドにて実施可能であり,急性肺塞栓による右心不全や深部静脈血栓の診断に有用であった。治療法は7例に外科的血栓摘除術,3例にカテーテルによる肺塞栓破砕術,20例にヘパリンを併用した血栓溶解療法,22例には抗凝固療法のみを行い,6例では昇圧剤等などの一般的治療のみ施行した。発症後28日以内の早期死亡は全体の17.2%であった。死亡原因は2例で高度ショック,5例で右心不全,2例でDICを伴った多臓器不全,1例は蘇生後症候群であった。下大静脈フィルターは計9例に使用し,3例は一時的,6例は永久的フィルターを使用した。静脈フィルター使用例では観察期間中,臨床的再発は見られず,合併症も認めなかった。致死的肺塞栓の可能性がある場合には,下肢深部静脈血栓症や肺塞栓症に対する治療以前にまず一時的下大静脈フィルターを使用するべきであると思われた。多変量解析にて,修正Greenfield分類と右心不全が早期死の有意な危険因子であった。広範型肺塞栓例で薬物療法のみで重症右心不全が改善しない場合には,迅速なカテーテル治療あるいは外科的血栓摘除術が推奨される。また,浮遊型の下大静脈血栓症と肺動脈中枢の肺塞栓の合併例では,同時に二ヶ所の血栓・塞栓の外科的摘除が安全で有効であった。
  • 葛西 猛, 江藤 順, 早野 大輔, 大橋 正樹, 米田 高宏, 小山 尚也, 稲葉 彰
    2002 年 13 巻 1 号 p. 13-18
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
    当科での肺血栓塞栓症(PTE)の診断は,肺血流シンチと胸部単純写真による換気/血流のmismatchと臨床像を組み合わせた方法を基本としている。換気/血流のmismatchが2区域以上をhigh probability,それ以下をindeterminate probability (1区域以下のlow probabilityと両者の中間のintermediate probabilityを含む)とに分類した。臨床像については7項目を設定し4項目以上をhigh suspicious clinical manifestation (HSCM)とし,4項目以下をlow suspicious clinical manifestation (LSCM)と規定した。high probability 31例中,HSCM 18例には肺動脈造影(pulmonary angiography, PAG)を施行せずLSCM 13例のみにPAGを施行した(陽性11例,陰性2例)。一方,indeterminate probabilityと診断した12例中,LSCM 7例に対しては,PAGを行わず経過観察とした。HSCM 5例にのみPAGを施行した(陽性4例,陰性1例)。PAG施行率は41.9%, positive predictive valueはhigh probabilityで93.5%と高率であったがindeterminate probabilityでは33.3%と低率であった。
  • 2002 年 13 巻 1 号 p. 19
    発行日: 2002/01/15
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
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